緑と水の公園都市 三鷹市
このページは広報みたかのバックナンバーです。 応募・募集・申込期限が終了している場合がありますのでご注意ください。

広報みたか2014年8月3日1面

■埋もれさせてはいけない戦争の記憶 ―平和への思いを次の世代につなぐために

 戦争を知る世代の高齢化が進む中、市では戦争の記憶を次の世代に語り継ぐための証言や遺物の保存に努めています。下の写真は、いずれも市内で出土したものです。地表わずか数十cm下から出てきた当時の遺物は、私たちの身近なところで戦争があったことを静かに物語っています。
 終戦から69年の歳月を経た今、戦争の記憶を風化させず、また、目を背けることなくその悲惨さに心を寄せ、平和への思いを新たにしていく必要があるのではないでしょうか。

[問]企画経営課TEL内線2115

市内で発見された戦争の遺物

米軍(進駐軍)の弾薬箱と薬莢(やっきょう)
 刻印の年代から、終戦後、調布飛行場付近に進駐した米軍の備品であると考えられています。
(出土:野川大沢調節池)
米軍250kg爆弾破片
 大型爆撃機B29による爆撃の跡と思われる、直径約12m、深さ約5mのすり鉢状の穴を埋めていた土の中から多数出土しました。
(出土:島屋敷遺跡)
軍用食器
 厚く丈夫な作りが特徴的な軍用の皿です。星のマークは、旧日本陸軍のものであることを示しています。
(出土:羽根沢台遺跡)
旧日本陸軍三式戦闘機「飛燕(ひえん)」プロペラ
 終戦後の武装解除に伴って、日本側の手で地中に埋められたものと考えられています。
(出土:大沢総合グラウンド)

※詳細はPDFをご覧ください。

地中に埋もれていた「戦争」展
 上記(一部)をはじめ、市内で出土した戦争に関する遺物やパネルを展示します。
[日]8月4日(月)〜9月1日(月)
[所]教育センター2階展示コーナー
[問]生涯学習課TEL3315


■戦争を今に伝える映像・資料を市ホームページで公開しています

 市では戦争に関する記録映像や体験者のインタビューを、市ホームページで公開しました。
8月1日から新たに記録映像2本を公開します。トップページ右上のバナー「テレビ広報 みる・みる・三鷹 動画配信中」→「その他の映像ライブラリー」からご覧ください。

〈新たに公開している映像〉
・「広島での被爆体験─父と私の最後の会話」(平成25年度制作・約35分)
・ 「平和と命を考える─原爆・被爆体験を通して」(平成25年度制作・約60分)

上記の平和DVDおよび平和関連パネルを貸し出しています
 パネルのリストは市ホームページ[HP]https://www.city.mitaka.lg.jp/c_service/003/003636.htmlでもご覧いただけます。

[申][問]企画経営課TEL内線2115へ


■みたか平和のつどい ―8月15日は世代をこえて平和を考える日

市では、8月を平和強調月間とし、さまざまな催しや事業を行っています。今ある平和の尊さを見つめ直す機会として、ぜひご参加ください。
[問]企画経営課TEL内線2115、地域福祉課TEL内線2615

戦没者追悼式並びに平和祈念式典
[日]8月15日(金)午前10時〜午後0時5分ごろ
[所]三鷹市公会堂光のホール
 第二次世界大戦で犠牲になられた方々のご冥福を祈り、平和を願う式典です。手話通訳あり。
式典の内容
 献花、コーラス(三小合唱団・中原小合唱団、大成高校合唱部)、追悼と平和祈念のことば、三鷹市遺族会からのメッセージ「いま語り伝えたいこと」、黙とう
※午前10時〜午後2時30分の間、ロビーにてどなたでも献花ができます。

平和アニメ上映会「ガラスのうさぎ」
[日]8月15日(金)午後1時〜2時30分(0時40分開場)
[所]三鷹市公会堂光のホール
 太平洋戦争末期、12歳の少女・敏子は、東京大空襲で母と2人の妹を失います。家の焼け跡に残っていたのは、猛火に包まれて半ば溶けてしまったガラス製のうさぎの置物…。ガラス工芸工場を営む家に育った原作者の実体験に基づいて、戦争の恐ろしさと平和への願いを描いた作品です。

平和展「国際人道支援活動」パネル展
[日]8月8日(金)〜15日(金)午前9時〜午後4時30分(土・日曜日を除く)
[所]市役所1階市民ホール
 紛争地帯や被災地で人道支援に従事する多国籍医師団の活動などを紹介します。

※詳細はPDFをご覧ください。


■市長コラム「三鷹の森ジブリ美術館の地域に根差した活動」

三鷹市長 清原慶子

 三鷹の森ジブリ美術館(以下美術館)では、5月末から新企画展示「クルミわり人形とネズミの王さま展」が公開中です。この企画展示は、宮崎駿監督が長編映画の監督からの引退表明後の初仕事として、企画から監修まで手掛けたものです。

 絵本やバレエの演目として知られる「クルミわり人形」の原作は1816年にドイツの作家エルンスト・テオドール・アマデウス・ホフマンによって書かれた児童書「クルミわりとネズミの王さま」で、これを宮崎監督が読み解き、自ら描き下ろした展示パネルや立体造形物などで紹介しています。クルミわり人形とネズミの大群が戦うシーンを再現した「ガシャガシャ劇場」は舞台下のハンドルを動かすと人形たちが動く仕掛けで、文字通りガシャガシャ動かして遊ぶことができます。スタジオジブリの最新作「思い出のマーニー」のコーナーもあります。

 さて、美術館は、2001年10月の開館時から、毎年秋の数日を三鷹市民や近隣5市の市民の無料招待日としています。2002年度から市立小学校3年生の社会科見学のコースに加わり、2003年度から市内のすべての保育園と幼稚園の5歳児クラスを招待していて、子どもたちに身近な美術館となっています。

 また、美術館は安全な運営を実現するために自衛消防隊を組織しており、定期的な防火防災訓練も実施していて、5月29日にも避難訓練、初期消火訓練、応急救護訓練が実施されました。

 そして、商工まつり、三鷹の森フェスティバルなどの多様なイベントにブースを出しています。8月30、31日に開催予定の「三鷹阿波おどり」では、美術館は「ジブリ賞」を提供するとともに、職員がこれまで同様に「みたか市役所連」の一員として踊り手に参加してくれる予定です。

 三鷹の森ジブリ美術館は、アニメーション文化に関する優れた展示のみならず、地域に根差した活動を積み重ね、文字通り「市立アニメーション美術館」として市民をはじめとする多くの皆様から愛されていることを誇りに思います。

※詳細はPDFをご覧ください。

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