広報みたか2014年7月6日2面

■平成26年度「各部の運営方針と目標」を策定しました

各部の取り組みを紹介します
　「各部の運営方針と目標」は、「施政方針」などに掲げる事業の実現を目指し、各部が主体的に取り組むための「部の経営の全体構想」を示すものです。（1）「部の使命・目標に関する認識」を明確にし、職員数、予算規模など（2）「部の経営資源」を踏まえ、（3）「部の実施方針及び個別事業とその目標」を設定しています。今年度も、個別事業の中に、細かな配慮と創意工夫によって、経費の増額を伴わないサービスの拡充や経費を掛けない事業を「ゼロ-アップ創造予算」として積極的に推進します。
　また、年度終了後はその達成状況を「自治体経営白書」の中で公表し、検証結果を今後の取り組みに反映させます。
　今号では、平成26年度「各部の運営方針と目標」の中から、各部が重点的に取り組む主な「個別事業」の概要を紹介します。

［問］企画経営課TEL内線2150

各部の運営方針と目標の構成
1　部の使命・目標に関する認識（部の使命・目標・各課の役割）
2　部の経営資源（職員数・予算規模）
3　部の実施方針及び個別事業とその目標

企画部
●UR都市機構と連携し、新川防災公園・多機能複合施設（仮称）の建設工事を安全かつ計画的に推進します。また、施設開設後の効率的・効果的な管理運営の実現に向けて、管理運営計画を策定します。
●第4次三鷹市基本計画の第1次改定に向けて、基礎資料を作成し、政策課題について調査・研究します。
●持続可能な自治体経営を目指した行財政改革を推進するとともに、柔軟で機動的な組織のあり方を検討します。

総務部
●市民の自助と地域の共助を強化するため、小規模な自主防災訓練の実施や防災出前講座の開催、災害時在宅生活支援施設の拡充を図ります。また、防災関係機関連携訓練などを実施し、公助の連携強化を図ります。
●犯罪抑止と防犯力の向上を図るため、地域と連携した防犯カメラの設置事業を進めます。また、安全安心・市民協働パトロールを強化するとともに、国の動向を注視しながら条例制定も視野に入れた空き家対策に取り組みます。
●社会保障・税番号制度の導入に向けて、国・東京都などの動向を踏まえて、個人情報保護制度の整備に向けた検討を進めます。

市民部
●窓口サービスの質の維持・向上を図るとともに、証明書のコンビニ交付や自動交付機の利用拡大に取り組みます。また、社会保障・税番号制度の導入に向けた検討と準備に取り組みます。
●市財政の健全性を維持するため、市税収入を的確に把握するほか、納付の利便性を高め、収納率の向上による税収の確保に取り組みます。
●国民健康保険財政の健全化を図るため、国保加入者の健康課題の把握に努め、ジェネリック医薬品の利用促進と医療費通知による意識啓発に取り組みます。また、特定健康診査・特定保健指導の実施率の向上を図ります。

生活環境部
●地域ケア事業などの主要事業における自助や共助の取り組みの支援のほか、多様な課題を地域で解決していくコミュニティの創生を目指し、地域の絆づくりや地域交流の活性化の実現に向けた具体的方策について研究します。
●市内事業者やSOHO事業者に対し、多様な支援を行うとともに、「三鷹市都市型産業誘致条例」のPR・周知活動により、市内への優良企業の誘致を推進します。
●農業公園開園10周年記念事業を実施するとともに、東京都の補助金を活用して実習農園の整備を行うなど、農業公園機能の拡充に取り組みます。

健康福祉部
●誰もが住み慣れた地域で安心して暮らせる共助のまちづくりを目指し、地域ケアネットワークの全市展開を図ります。また、福祉人財の養成と活動支援を行います。
●検討市民会議の設置など幅広い市民参加を図りながら、27年度からの3カ年を計画期間とする「第六期介護保険事業計画」および「障がい福祉計画（第4期）」を策定します。
●消費税率の引き上げによる影響を考慮し、臨時的に支給する「臨時福祉給付金」について、適切な周知と丁寧な対応に努め、円滑かつ確実に支給します。

子ども政策部
●子ども・子育て支援新制度の導入に向けて、市民への周知を十分に図りながら「子ども・子育て会議」の開催や関連条例の整備などを行い、「子ども・子育て支援事業計画（仮称）」を策定します。
●親子ひろば事業や子育てサポーターのスキル向上、乳児家庭全戸訪問事業などを実施し、在宅子育ての支援に取り組みます。
●保育の質と財源の確保を図るため、三鷹市社会福祉事業団と連携し、子ども・子育て支援新制度に盛り込まれた公私連携型の運営形態を活用し、保育園の民設民営化に向けた検討・準備を進めます。

都市整備部
●「三鷹市用途地域等に関する指定方針及び指定基準」に基づき、まちづくりに課題のある地域の抽出を行い、景観にも配慮した用途地域などの見直しを検討します。
●三鷹駅南口中央通り東地区の再開発事業が、市の「表玄関」のシンボルとして、地区の活性化の拠点施設となるよう、まちづくりや景観にも配慮した都市計画を検討します。
●東京外かく環状道路の計画による地域環境の保全対策を、引き続き国・東京都に強く要請していきます。また、市民参加によるワークショップで示された意見を踏まえた北野の里（仮称）まちづくり方針の策定や、工事期間中などの交通安全対策等に取り組みます。

教育部
●コミュニティ・スクールのさらなる内容の充実を図るとともに、持続可能な教育活動や学園運営の支援を行います。
●健康・スポーツおよび生涯学習の拠点機能を有する新川防災公園・多機能複合施設（仮称）の開設後の効率的・効果的な管理運営の実現に向けて、市長部局とも連携しながら、管理運営計画を策定します。
●市立三鷹図書館の開館50周年を記念し、市民との協働によりイベントの開催や図書館サポーターの養成、中高生の読書推進事業「図書部！」の発足などの記念事業を実施するとともに、50周年記念誌を発行します。

　「各部の運営方針と目標」の全文は、市ホームページ・冊子でご覧になれます。冊子は、相談・情報センター（市役所2階）、市政窓口、市民協働センターで配布するほか、市立図書館、コミュニティセンターでも閲覧できます。ご意見、ご感想などをお寄せください。

　平成25年度「各部の運営方針と目標」の達成状況は、7月に発行する「三鷹市自治体経営白書2014」の冊子や市ホームページに掲載する予定です。

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