緑と水の公園都市 三鷹市
このページは広報みたかのバックナンバーです。 応募・募集・申込期限が終了している場合がありますのでご注意ください。

広報みたか2013年8月4日1面

■みたか平和のつどい

─8月15日は世代をこえて平和を考える日─

プラタナスが物語る三鷹の戦禍
 今から70年ほど前、三鷹市を含む武蔵野地域は軍需工場があったため、第二次世界大戦末期には空襲の標的となりました。仙川公園に移植されたプラタナスの木は、その爪跡を今に伝えています。当時、新川交差点付近の住民宅にあったこの木は焼夷(しょうい)弾に内側を焼かれてなお、生き永らえました。樹齢の割に細い幹には、大きな裂け目が残ります。このプラタナスは私たちに、決して忘れてはならない戦争の脅威を静かに語り続けているのです。

8月は平和強調月間
 市では、昭和57(1982)年に「三鷹市非核都市宣言」を、平成4(1992)年には「三鷹市における平和施策の推進に関する条例」を制定するなど、平和事業を積極的に推進してきました。8月は平和強調月間とし、さまざまな催しや事業を行っています。今ある平和の尊さを心に刻むために、ぜひご参加ください。

[問]企画経営課TEL内線2115、地域福祉課TEL内線2615

戦没者追悼式並びに平和祈念式典
[日]8月15日(木)午前10時〜午後0時5分ごろ
[所]三鷹市公会堂光のホール
 第二次世界大戦で犠牲になられた方々のご冥福を祈り、平和を願う式典です。手話通訳あり。
式典の内容  献花、コーラス(三小合唱団・中原小合唱団、混声合唱団りべるて)、追悼と平和祈念のことば、被爆体験談「いま語り伝えたいこと」(三鷹市原爆被害者の会)、黙とう
※午前10時〜午後2時30分の間、ロビーにてどなたでも献花ができます。

平和アニメ上映会「はだしのゲン」
[日]8月15日(木)午後1時〜2時30分(0時40分開場)
[所]三鷹市公会堂光のホール
 広島の原爆で父と姉・弟を失った主人公ゲンが、戦中戦後の厳しい境遇の中で必死に生き抜く、作者の実体験に基づいた作品です。

平和展「子どもの人権」パネル展
[日]8月8日(木)〜15日(木)午前9時〜午後4時30分(土・日曜日を除く)
[所]市役所1階市民ホール
 平成元(1989)年に国連総会で採択された「子どもの権利条約」でうたわれている権利を紹介するとともに、今もなお、その権利が守られていない世界の子どもたちの現状を伝えます。

平和カレンダーの絵とメッセージを募集します
[問]企画経営課TEL内線2115

 市では毎年、平和をテーマとした小学生の絵と市民のみなさんからのメッセージを載せたカレンダーを作成しています。多くのご応募をお待ちしています。
平和をテーマにした絵
 B4判の用紙に横長で、平和について自由に描いてください(文字は入れないこと)。
[人]市内在住の小学生(グループでの作成も可)
[申]9月10日(火)までに申込書(図書館、コミュニティセンターなどで配布)を絵の裏に貼って市立小学校の児童は学校へ、そのほかの児童は直接または郵送で「〒181-8555企画経営課」(市役所第二庁舎1階)へ
※応募者全員に完成した平和カレンダーを、入選者には記念品を差し上げます。
※11月ごろに開催する「平和の絵展」で全応募作品を展示(学年・クラス・氏名を表示)します(応募多数の場合は入賞作のみの展示)。
平和へのメッセージ
 上記の平和事業などの会場に備え付けたアンケート用紙に、平和への思いを自由にお書きください(郵送も可)。絵を応募する児童は、絵と一緒に提出してください。
※入選者には記念品を差し上げます。

平和DVD平和関連パネルを貸出中
 DVD収録の映像や、所蔵パネルのリストは市ホームページでもご覧いただけます。
DVD「そして60年 三鷹のまちは戦場だった」(平成17年度制作・約20分)
 市内に残る戦跡の紹介、戦争体験者へのインタビュー ほか
[申][問]企画経営課TEL内線2115へ電話予約のうえ、直接同課へ

※詳細はPDFをご覧ください。


■市長コラム「平和のために、戦争体験の『記憶』を『記録』して」

三鷹市長 清原慶子

 今年も8月15日がやってきます。第二次世界大戦の終戦の日に、三鷹市では午前10時から、三鷹市公会堂「光のホール」において、『みたか平和のつどい─戦没者追悼式並びに平和祈念式典』を開催します。

 戦後68年を迎えましたので、戦争を体験された方も残念ながらお亡くなりになられたり、ご長寿の日々をお過ごしになられています。三鷹市民の大多数が第二次世界大戦の終戦以降に生まれた人々となり、戦時の記憶のある方は少なくなってきています。ただ、戦時中は、三鷹市でも空襲を受けたり、防空壕で身を守ったり、配給を待つ暮らしがあったことは事実です。私たちは、戦争の事実を忘れることなく、戦争が二度と起こらないようにしていきたいと思います。

 そこで、三鷹市では、今年度、戦争を体験された皆様のお話を改めてお聞きする事業を進めています。三鷹市遺族会や三鷹市原爆被害者の会の皆様をはじめ、戦中や戦後のくらしについての皆様の「記憶」を「記録」する予定です。

 三鷹市では、かねてから『いま語り伝えたいこと─三鷹戦時下の体験─』という体験談をまとめた本を刊行しています。昭和61年の初版を、戦後60年を迎えた平成17年に復刻版として刊行しています。また、同年、三鷹市遺族会が記念誌『平和への想い』を、三鷹市原爆被爆者の会(現在は原爆被害者の会)が『きのこ雲のきえる日』を、それぞれに会員のご体験をもとに刊行されています。

 さらに同年、三鷹市は『そして60年 三鷹のまちは戦場だった』という映像作品を制作し、今年度はDVD化するとともに、三鷹市のホームページからも見ることができるようにしました。

 戦争の「記憶」、原爆被爆の「記憶」を、決して薄れさせてはなりません。戦後68年を迎えた今年度、三鷹市は改めて、戦時下の「記憶」を体験された方からお聞きし、「記録」に残し、市内外に発信することを通して、今を生きる皆様にとりまして平和が如何にかけがえのないものであるかを再確認し、ご一緒に地域から平和を維持していきたいと願います。

※詳細はPDFをご覧ください。

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