緑と水の公園都市 三鷹市
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広報みたか2013年5月19日3面

■市民保養所「箱根みたか荘」は平成25年度末で廃止する方向で検討を進めます

 市は、事務事業総点検運動(※)の一環として、平成24年度に「市保有宿泊施設・校外学習施設のあり方検討チーム」を設置し、多角的に箱根みたか荘の今後のあり方を検討してきました。同検討チームでは、箱根みたか荘の利用状況や利用者の特性、箱根みたか荘を取り巻く環境、施設の運営経費や今後の施設・設備改修工事費などについて調査検討を行った結果、現在の指定管理期間が満了する25年度末で施設を廃止することが妥当であるとの報告をまとめました。
 市はこの報告を受け、25年度末をもって箱根みたか荘を廃止することとし、検討および手続きを進めていきます。

※事務事業総点検運動…行政サービスのあり方を検証しながら全事務事業の点検を行い、コストの徹底的な検証・削減や大胆な事業見直しを図る取り組み(22年度より実施)。

「箱根みたか荘」に関する報告内容の概要
(1)開設時の30年前と現在では状況が異なり、廉価な民間宿泊施設やバラエティーに富んだ民間の企画旅行が増え、宿泊先や旅行プランの選択肢が大幅に広がった。そのため、箱根みたか荘の利用者数はピーク時(昭和63年度)の6割以下に減少し、近年は年間延べ約1万人で推移している。また、複数回利用者も少なくないことから、23年度の市民の実利用者は5,000人を下回り、全市民の3%以下となっている。
(2)施設・設備の老朽化が進み、試算によると今後10年間に3億2千万円、平均で年間約3,200万円の施設・設備改修工事費が必要となる。このほかに指定管理料などを合わせると、毎年、市税から年間約7,700万円の支出が必要となる。
(3)市が施設を保有したまま第三者に有償で貸し付けて継続するとしても、賃料収入は少ないうえ、施設・設備改修工事費の年間約3,200万円は市の負担となり続ける。
(4)市民保養所を保有する近隣の市や箱根に区民保養所を保有する区など、三鷹市と同様の理由で、施設を廃止する自治体が続いている。
(5)箱根みたか荘は現在まで十分にその存在意義を果たしてきたが、保養所を取り巻く環境が変わった状況の中で、廉価な民間宿泊施設などと競合しながら、毎年多額の市税を費やしてまで施設を継続する意義は少ないと考える。

※「市保有宿泊施設・校外学習施設のあり方検討チーム報告書」の全文は、市ホームページでご覧いただけます。

[問]市民課TEL内線2321


■三鷹市耐震改修促進計画を改定しました

 市では、平成20年3月に策定した「三鷹市耐震改修促進計画」について、東日本大震災の発生や、東京都条例「東京における緊急輸送道路沿道建築物の耐震化を推進する条例」の施行、「東京都耐震改修促進計画」の改定などを背景に、市内建築物の耐震化をより一層計画的に進めていくため、25年3月に同計画の改定を行いました。

改定の主な内容
・地震発生時の被害想定の見直し
・対象建築物の追加
・計画期間および耐震化目標の見直し
・耐震診断、耐震改修の促進を図るための施策

※同計画の全文は、市ホームページでご覧いただけるほか、相談・情報センター(市役所2階)、市政窓口、市民協働センターで配布しています。また、図書館、コミュニティセンターで閲覧できます。

[問]建築指導課TEL内線2824


■新川防災公園・多機能複合施設(仮称)整備事業

 平成28年度の完成を目指して整備を進めている新施設は、ユニバーサルデザイン(※1)を取り入れ、多くの方が日常的に安全・快適で使いやすい施設として整備します。

[問]都市再生推進本部事務局TEL内線2052

事業概要  市民のみなさんの安全安心と市民サービスの向上を図るため、市役所東側の東京多摩青果(株)三鷹市場跡地(新川6丁目)を中心とした約2.0ヘクタールに、防災公園として災害時の一時避難場所となる公園施設とその下部にスポーツ施設を整備するとともに、老朽化し耐震性に課題のある6つの公共施設などを集約化し、防災センター機能を加えた多機能複合施設を一体的に整備します。また、防災機能の向上のため、敷地北側の市道を拡幅し、周辺道路の無電柱化を実施します。
 事業の推進に当たっては、独立行政法人都市再生機構の防災公園街区整備事業として国庫補助金を活用するなど財政負担の軽減を図り、早急な整備を目指します。

 新施設の公園は丘状になっており、公園中央の広場は多機能複合施設の地上2階部分に相当する高さ(約5m)に位置しています。施設内に傾斜がある箇所は、「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」や「東京都福祉のまちづくり条例」などの基準よりも緩やかな傾斜にして、足腰の弱い方にも負担が小さい設計とし、公園の園路については、おおむね4%以下の傾斜(下図参照)としています。また、西側入口付近に設置するエレベーターを使用して広場や保健センター(多機能複合施設の地上2階)へアクセスすることも可能です(左図矢印部分)。
 これらのほか、点字ブロック、多機能トイレ、授乳室、磁気ループ(※2)の設置など、ユニバーサルデザインを取り入れ、多くの利用者にとって日常的に安全・快適で使いやすい施設として整備します。

※1 ユニバーサルデザイン…年齢、性別、身体的状況、国籍、言語、知識、経験などの違いに関係なく、すべての人が使いこなすことのできる製品や環境などのデザインのこと。
※2 磁気ループ…難聴者の「聞こえ」をサポートするシステム。

※新施設における施設名称は仮称です。上記内容については変更になる場合があります。

※図はPDFをご覧ください。


※詳細はPDFをご覧ください。


【主】主催者 【人】対象・定員 【日】日時・期間 【所】場所・会場 【¥】費用(記載のないものは無料) 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保】保育あり

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