広報みたか2013年4月7日1面

■「環境にやさしいまち」の一歩先へ

　安全で暮らしやすい環境のために、そして地球環境保全のために、私たちが取り組むことはまだまだたくさんあります。暮らし方を見直したり、ちょっとした工夫をすることで環境への負荷が軽減され、未来に向けて快適な暮らしが保たれます。
　市では、持続可能な社会を築くため、環境に配慮した「サステナブル都市」を目指して、新たに住宅開発事業者向けの「エコタウン開発奨励金制度」をスタートしました。また、新たに開始する「太陽熱利用システム導入助成金制度」をはじめ、市民のみなさんの環境に対するさまざまな活動をサポートする助成制度も設けています。ぜひこの機会に、各種制度を活用して、一歩進んだ環境に優しい暮らしを始めてみませんか？

［問］環境政策課TEL内線2523

※詳細はPDFをご覧ください。

■太陽熱利用システム導入助成金制度

　自ら使用するために市内で新たに太陽熱利用システムを設置した方に、設置費の一部を助成します。

対象設備
強制循環式ソーラーシステム、自然循環式太陽熱温水器
※設置後6カ月を経過した設備、中古品の設備、転売を目的とする設備の設置は、助成の対象となりません。

助成金額
強制循環式ソーラーシステム：5万円、自然循環式太陽熱温水器：2万円

■エコタウン開発奨励金制度

　自然と人との調和を図りながら進める一定規模以上の分譲住宅などを開発する際に、「創・蓄・省エネルギー設備」を導入する開発事業者に対して奨励金を交付します。
　また、導入する設備によりランク別（「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」）のエコタウン認定も行います。

助成対象
3,000平方メートル以上の三鷹市まちづくり条例にかかる規模で行われる戸建住宅の開発事業において、太陽光発電、太陽熱利用システムをはじめとする創・蓄・省エネルギー設備を導入する開発事業者

対象設備
創エネルギー設備…太陽光発電、太陽熱利用システム（強制循環式ソーラーシステム、自然循環式太陽熱温水器）、燃料電池コージェネレーション
蓄エネルギー設備…蓄電池、電気自動車用充電設備（コンセント、ポール型普通充電器、急速充電器）
省エネルギー設備…エネルギー管理システム、高効率給湯器（自然冷媒ヒートポンプ給湯器、ガスエンジン給湯器）

助成金額
導入する設備にポイントを付与し、ポイント数に応じた奨励金を交付します（上限1,200万円）。
申請は環境政策課窓口（第二庁舎2階）へ。
※上記の各助成制度には、みなさんからの寄附などを積み立てた「三鷹市環境基金」を活用しており、予算の範囲内で助成します。

■そのほかの環境活動サポート

　市では高環境の創出を目指して市民のみなさんが取り組む環境活動を支援しています。くわしくは市ホームページをご覧ください。

（1）環境活動事業助成金
（2）新エネルギー導入助成金
　※助成金額は、1kW当たり2万円を単価として、設備の最大出力量（単位はkW、小数点以下第3位を四捨五入）を乗じた額（千円未満切り捨て）となり、8万円を上限に変更しました。また、25年度からは新たに蓄電池（太陽光発電と同時設置など条件あり）が助成対象となりました。
（3）高効率給湯器導入助成金
　※潜熱回収型給湯器（エコジョーズ）については、汎用型になったことから助成対象外になりました。
（4）家庭用生ごみ処理装置等購入費助成金

申請方法
いずれも担当課窓口で配布する申請書に記入し、必要書類を添付して（1）〜（3）は環境政策課窓口へ、（4）はごみ対策課へ持参（いずれも第二庁舎2階。申請書は市ホームページからもダウンロード可）。審査のうえ、交付を決定します。

■市長コラム「お陰様、お互い様で、紡ぎだす地域ケアネットワーク」

三鷹市長　清原慶子

新年度に入り、お蔭様で「三調めのエントツくん」こと「クリーンプラザふじみ」の可燃ごみ処理施設が本格的に稼働し、新川の「三鷹市環境センター」は3月末でその役割を終えました。新ごみ処理施設の建設及び環境センターの維持にご協力をいただきまして、本当にありがとうございます。

さて、3月23日の土曜日に、連雀地域で「連雀・地域ケアネットワーク」が設立され、略称が「連雀ケア・ネット」となりました。地域ケアネットワークは、町会・自治会、住民協議会の皆様をはじめ、医師会、歯科医師会、薬剤師会、民生・児童委員、社会福祉協議会、商店会、老人クラブ、地域包括支援センターなど多くの市民の皆様や機関、団体がネットワークを結び、支え合い、助け合いながら、赤ちゃんから長寿の皆様まで、世代を超えて健康長寿を三鷹市で実現していこうというものです。平成16年に井の頭地域で初めて設立され、平成20年に新川中原地域、そして平成21年に西部地域、平成23年に東部地域、そしていよいよ平成25年に連雀地域で活動が始まったのです。

皆様の人生の舞台である三鷹市で、お一人おひとりが、ある時は支え、ある時は支えられ、またある時は助け、助けられ、見守り、見守られながら、最期まで心豊かに暮らすことができるように、地域ケアネットワークの取り組みによって、様々な連携を紡ぎだしていくことが期待されています。

それぞれの地域ケアネットワークは、各地域で独自の取り組みをしていますが、共通して定期的に「サロン」を開催しています。サロンには、赤ちゃんからご長寿の方まで、三々五々集まって、一緒に歌を歌ったり、ゲームをしたり、悩み事の解決に向けて相談にものっています。お近くのコミュニティセンターを拠点としている地域ケアネットワークにご注目いただき、まずはサロンにご参加ください。何気ない出会いやふれあいが、きっと皆様の安心と健康長寿をもたらすことでしょう。

※詳細はPDFをご覧ください。

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