広報みたか2013年2月3日12面

■太宰治文学サロン企画展示「太宰作品の装幀美」

［所］下連雀3-16-14グランジャルダン三鷹1階

2月5日（火）～6月2日（日）午前10時～午後5時30分
　太宰治の初版本には、画家・藤田嗣治、吉岡堅二が装幀を手掛けるなど、美しいものが数多くみられます。また太宰が親しい人物に依頼したものもあり、信頼した友人に自身の作品の外貌を委ねるという、太宰の人となりを感じることができるでしょう。
　今回は平成20年に森永訓光さんから市に寄贈された1000点近いコレクションのうち、太宰治の初版本を中心に公開します。限定部数500部と稀少な太宰初の創作集「晩年」（昭和11年・砂子屋書房刊）などの貴重な資料をご覧ください。

※詳細はPDFをご覧ください。

■2月5日(火曜日)～17日（日曜日）太宰治直筆はがきを公開します

　太宰が三鷹の自宅への地図を手書きで記し、昭和20年2月に詩人で文芸評論家の野田宇太郎に出した貴重なはがき（写真）を期間限定で公開します。これまで山本直英さんが所蔵し、展示会などでお目にかかることがありましたが、このたびご遺族から市に寄贈されました。約70年の時を経て三鷹に里帰りした直筆はがき。お見逃しのないようご覧ください

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■第30回太宰治作品朗読会「皮膚と心」

　舞台、NHK韓流ドラマの吹き替え、スタジオジブリ作品の声優など、数々の役柄を演じる文学座の八十川真由野さん（写真）による太宰作品の朗読をお楽しみください。

［人］25人
［日］3月2日（土）午後6時～6時50分
［申］2月18日（月）（消印有効）までに、往復はがきに必要事項（11面参照）・参加希望人数（2人まで）を記入し「〒181-0013下連雀3-16-14グランジャルダン三鷹1階　太宰治文学サロン第30回朗読会係」へ（応募は1人1通まで。申込多数の場合は抽選）
［問］同サロンTEL0422-26-9150

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■「クリーンプラザふじみ」の試験焼却は順調に稼働しています

［問］ふじみ衛生組合TEL042-482-5497

　三鷹市と調布市で組織するふじみ衛生組合では、新ごみ処理施設「クリーンプラザふじみ」の4月の本稼働に向けて、平成24年12月8日から試験焼却を行っています。
　市民のみなさんから、煙突について、下記のようなご質問をいただきましたのでお知らせします。

煙突から出ている白い煙は？
　これは排ガス中の水蒸気が大気で冷やされることによって白く見えるものです。排ガスの温度は約190℃で、煙突から出て急激に冷やされると、水蒸気が水滴になり煙状に見えます。これは気温が低い日に起きやすくなります。同施設の排ガスは国などの基準よりも厳しい自主規制値を設け排出基準をクリアしており、処理設備により高度な処理を行っているため、「ばい煙」の元となる「灰」や「すす」はほとんど取り除かれています。「ばい煙」は煙突先端からすぐ煙が見え、水蒸気の「白煙」は煙突先端と白煙の間に透明な部分があるため、違いが分かります。
　白煙を目立たなくするため、白煙防止装置がありますが、設置をすると、排ガスを再加熱する分、多くのエネルギーを消費するため、地球温暖化につながります。このため、同施設では環境省の呼び掛けや市民検討会の検討結果を受け、白煙防止装置を付けておりません。

夜間、煙突上部が赤く見えるが、炎が出ているのでは？
　これは煙突上部に設置した航空障害灯の赤い光が水蒸気を照らすために見えるもので、炎ではありません。
　航空法により高さが60m以上の物件については、航空障害灯の設置が義務付けられており、市民検討会の検討結果を受けて同施設の煙突は100mあるため、航空障害灯を設置しています。

■山本有三記念館企画展　会期終了間近！「山本有三の文学修業　海外との交流、役者との出会い」

2月24日（日）まで

［問］同館TEL0422-42-6233

　一人の文学青年が、劇作家・山本有三になるまでの歩みに光を当て、習作「穴」、座付作者を辞した後に打ち込んだ海外作品の翻訳、初めて脚光を浴びた「生命の冠」などを公開しています。有三の直筆原稿「鴎外の翻訳物と自分」（写真）は必見です。お見逃しなく！

［日］2月24日（日）までの午前9時30分～午後5時
※休館日＝月曜日（月曜日が休日の場合は開館）、2月12日（火）、13日（水）。
［所］下連雀2-12-27
［￥］300円（20人以上の団体200円）
※中学生以下、障害者手帳持参の方とその介助者、校外学習の高校生以下と引率教諭は無料。
※都内75カ所の美術館・博物館などの共通入場券・割引券「東京・ミュージアムぐるっとパス 2012」を利用できます。

※詳細はPDFをご覧ください。