緑と水の公園都市 三鷹市
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広報みたか2012年3月4日1面

■平成24年度予算案 一般会計 669億2,206万円

震災の危機を乗り越えて、
安全で安心して暮らせるまちを創り、
希望あふれる三鷹の「今」と「未来」を創造するために

 平成24年度の市の予算案が、2月29日から始まった市議会定例会で審議されています。

 新年度の予算案は、安全で安心な、持続可能なまちを創るために、平成24年度が「実行元年」となる第4次三鷹市基本計画の「緊急プロジェクト」としている「危機管理」と、「最重点プロジェクト」としている「都市再生」、「コミュニティ創生」の3つを重点施策として編成しました。

 将来への希望にあふれ、今を生きる市民一人ひとりが誇りを持ち、「三鷹で暮らしてよかった」、「三鷹で暮らし続けたい」と実感できるようなまちづくりを進めていきたいと考えます。

予算案の概要について2面3面で紹介しています


■新年度の施政方針(概要)

三鷹市長 清原慶子

 3月11日の東日本大震災の発生から、はや1年がたとうとしています。多くの尊い命とそれぞれの暮らしを奪った大震災の爪痕は、いまだ被災地に深く刻まれたままであり、今なお多数の人々が、仮設住宅などで不自由な暮らしを余儀なくされています。被災地の一日も早い復興と再生を支援しつつ、今回の大震災が残した教訓をこの国の未来に生かしていくことは、私たちが果たさなければならない歴史的な使命の一つと考えます。

 私は今回の大震災への対応の経験を通して、市民の皆様の「命」と「暮らし」を守ることが、基礎自治体の最も重要な「役割」であることを痛切に再確認するとともに、このことは今後も市政を貫く重要な「使命」であるのだと、市長の責務の重さを受け止めています。

 加えて、東日本大震災によって日本の経済は深刻な打撃を受けているとともに、急速な円高の進行や欧州債務危機の顕在化による世界経済の減速が、日本経済の先行きを不確かなものにしています。

 私は、東日本大震災と世界的な経済危機という2つの危機による市政への影響の克服に努め、将来への希望にあふれ、今を生きる市民一人ひとりが誇りを持ち、「三鷹で暮らしてよかった」、「三鷹で暮らし続けたい」と実感できるようなまちづくりを進めていきたいと考えます。

 そこで平成24年度を、「震災の危機を乗り越えて、安全で安心して暮らせるまちを創り、希望あふれる三鷹の『今』と『未来』を創造する年度」と位置付けました。平成24年度が「実行元年」となる第4次三鷹市基本計画の積極的な推進を図るために、同計画の「緊急プロジェクト」としている「危機管理」と、「最重点プロジェクト」としている「都市再生」、「コミュニティ創生」の3つを重点施策として、市政の使命を着実に果たし、安全で安心して暮らせる、持続可能なまちを創るための予算編成に努めました。

※詳細はPDFをご覧ください。


■(マル1)「危機管理」の取り組み

 「危機管理」の取り組みとしては、東日本大震災の教訓を踏まえ、改めて防災力の一層の向上を図り、いつ発生してもおかしくないと想定されている首都直下地震などへの備えを強化します。地域防災計画の本格改定を行い、情報連絡体制の強化や帰宅困難者への対応などを進めます。また、防災行政無線について、私立保育園や幼稚園、地域包括支援センターなどに戸別受信機を増設し情報伝達体制を拡充します。さらに、災害時応援協定を交わしている関係機関の参加協力による防災関係機関連携訓練を行い、災害時医療救護体制、避難所運営体制、災害時要援護者支援、非常時優先業務の検証などに取り組みます。

 このほか、震災時の救急救命活動や物資輸送などに重要な役割を担う緊急輸送道路のうち、特に沿道の建築物の耐震化の必要がある特定緊急輸送道路の沿道建築物について、耐震診断助成とともに、設計や改修の助成を行うなど、災害に強いまちづくりを進めます。

※詳細はPDFをご覧ください。


■(マル2)「都市再生」の取り組み

 「都市再生」の取り組みとしては、引き続き公共施設の整備と耐震化を進めます。特に、新川防災公園・多機能複合施設(仮称)の整備を、公共施設の整備・耐震化と集約化の中核事業として最優先課題に位置付け、独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)と連携を図り、効率的・効果的に事業を推進します。そこで、引き続き実施設計に取り組むとともに、防災公園街区整備事業として用地取得や防災公園整備に係る負担を行うほか、平成25年度からの整備に向けて、暫定管理地内の施設の解体撤去を行います。

 また、公会堂などの整備により、耐震性の確保とバリアフリーへの対応を図るとともに、教育環境の整備と災害時の防災拠点の強化に向けて三鷹中央学園三鷹市立第三小学校の建て替え事業を継続して実施し、年内のしゅん工を目指します。

 さらに、公共施設の計画的な維持・更新の取り組みとして、調布市と共同で整備している新ごみ処理施設について、平成25年度の本格稼働に向けて整備を進めるとともに、下水道施設の延命化や設備改善に向けた調査などを進めます。

※詳細はPDFをご覧ください。


■(マル3)「コミュニテイ創生」の取り組み

 「コミュニティ創生」の取り組みとしては、町会・自治会および住民協議会、地域防災組織の取り組みを再評価し、そうした活動の活性化に向けて取り組んできている「がんばる地域応援プロジェクト」を引き続き行います。

 また、地域に暮らす人々がつながり、支え合うための新しい「共助」の仕組みづくりである「地域ケアネットワーク」の推進に取り組みます。コミュニティ住区を基盤に、地域の市民、関係団体などが連携してネットワークを形成し、地域での課題解決に向けて協働して取り組む地域ケア推進事業は、これまで4つの住区で設立されてきていますが、平成24年度は市内5カ所目の設立を進め、今後順次、すべての住区での開設を目指します。

 さらに、災害時に援護が必要となる高齢者や障がい者について、町会・自治会などの小地域ごとに、市民相互で支え合う地域サポートシステムを確立する災害時要援護者支援事業を推進し、多様な主体の連携と連帯による安全安心の地域社会の取り組みを進めます。

※詳細はPDFをご覧ください。


 私は、三鷹市はどのような都市を目指し、どのような社会や仕組みを構築していくのかを、「都市再生」と「コミュニティ創生」の実践を率先して示すことによって、将来への確固たる展望と、「元気」と、明日への「希望」を回復するメッセージを、三鷹から全国に発信していきたいと考えます。この歴史的な危機と困難を克服していくために、東日本各地の被災地の苦難に寄り添いながら、三鷹のまちと市民が持てる力のすべてを結集し、心を合わせ、力を合わせて、この危機に立ち向かおうではありませんか。

 私は、大震災を乗り越え、三鷹の未来を切り拓くべく、市民の皆様と三鷹の将来に想いを向けつつ、目の前の危機の克服と直面する課題の解決のために、一歩一歩、粘り強く、そして精一杯全力を尽くしていく決意です。

施政方針全文は市のホームページでご覧いただけます

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