広報みたか2012年1月8日4面
■第5部 希望と安心にみちた健康・福祉のまちをつくる
第1 地域福祉の推進
(1)地域ケア推進事業の全市展開
コミュニティ住区を基本エリアとして、地域に暮らす人々が、見守り、支え合うための「新たな支え合い(共助)」の仕組みづくりである「地域ケアネットワーク」の設立に取り組み、地域ケア推進事業の全市展開を進めます。
(2)災害時要援護者支援事業の推進
災害時に高齢者や障がい者など(要援護者)の安否確認や避難支援などを行うための地域サポートシステムを確立するために、町会・自治会など小地域での市民相互の支え合いを基本とした取り組みを進めます。
(3)福祉人財の養成と活動支援
傾聴ボランティア、認知症サポーター、地域福祉ファシリテーターなど、地域福祉活動を推進する担い手(福祉人財)の養成に取り組むとともに、その活動を支援します。
第2 高齢者福祉の充実
(1)地域における身近な総合相談窓口の整備と充実
高齢者が住みなれたまちで安心して暮らせるよう、地域の相談窓口として地域包括支援センターの機能を充実します。また、地域での見守りを推進するため、民生委員やほのぼのネット員などとの連携を強化します。
(2)認知症高齢者を支えるサービス体制の充実
「三鷹・武蔵野認知症連携を考える会」の取り組みを進め、行政・医療・介護関係者による連携体制を整備します。また、認知症高齢者への理解を深め、地域で支えるために認知症サポーターを養成します。
(3)介護保険事業の円滑な運営
制度の周知とともに相談体制の充実などを推進することにより、介護サービスを必要としている人に必要なサービスが行き届くよう、介護保険事業の円滑な運営を図ります。
第3 障がい者福祉の充実
(1)相談支援体制の強化と相談機能の充実
基幹相談支援センターのあり方の検討を行うとともに、指定相談支援事業などの拡充による相談支援体制の強化や情報提供の充実を図ります。
(2)北野ハピネスセンター成人部門のあり方の検討
障がい者とその家族をはじめとする市民ニーズの把握に努めるとともに、市内の福祉サービスの供給状況を勘案しつつ、今後の北野ハピネスセンター成人部門の施設や運営のあり方を検討します。
(3)北野ハピネスセンター幼児部門の移転と機能の拡充
北野ハピネスセンター幼児部門の機能を新川防災公園・多機能複合施設(仮称)へ移転し、地域の中核的な療育支援施設として整備し、発見・相談・療育のワンストップサービスに取り組みます。
第4 生活支援の充実
(1)生活保護の適正実施
年金・資産調査を行う自立支援員を配置し、収入状況の把握や年金申請の支援を強化するとともに、診療報酬明細書の点検を推進して、医療扶助の適正化を図り、生活保護の適正実施をより一層推進します。
(2)自立支援プログラムの拡充
生活保護受給者への自立を支援するため、ハローワークなどと連携した就労支援をはじめ、精神障がい者などの社会生活や日常生活の自立支援を、自立支援員の活用や関係機関との連携により実施します。
(3)相談窓口機能・連携の強化及び関係機関との連携強化
セーフティーネット施策の情報の一元化および就労支援や融資などの公的制度の活用のため、窓口の連携強化と機能を充実します。さらに、生活困窮者などへの支援の拡充に向け、ハローワークなど関係機関との連携を強化します。
第5 健康づくりの推進
(1)健康づくり拠点としての総合保健センター機能の強化と相談機能の充実
総合保健センターが新川防災公園・多機能複合施設(仮称)に移転することに伴い、健康づくりの拠点としての機能を強化します。また、スポーツ施設を活用した健康づくり事業の充実など、多様なサービスの提供を検討します。
(2)保健・医療・福祉の連携
医師会や保健所、地域包括支援センターなどの関係機関と連携し、市民の健康づくりの推進やネットワーク化を進めます。また、関係団体と連携し施策の充実を図ります。
(3)新型インフルエンザ対策行動計画に基づく体制の整備及び非常時における保健・医療関係機関等との連携、協力体制の強化
感染症に対する危機管理体制を整備するため、感染症に関する事業継続計画を策定します。また、医師会、薬剤師会、東京都など関係機関と連携して対応できるよう、協力体制を強化します。
■第6部 いきいきと子どもが輝く教育・子育て支援のまちをつくる
第1 子どもの人権の尊重
(1)子ども・若者支援の推進
子どもや若者の居場所と社会参加につながる機会を提供します。不登校、ひきこもり状態にある子どもやニート状態に陥る可能性が高い若年者に対して、相談と具体的な支援につながる体制の整備を進めます。
(2)ファミリー・サポート・センター事業の充実及び子育てサポーター等の子育て人財の養成
気楽に子どもを預け合える環境の整備に向けて、地域の子育てサポートリーダーの育成など、子育て人財を養成し、協働型地域子育て環境の充実を図るとともに、訪問型の障がい児保育や病児保育対応についても検討します。
(3)乳児家庭全戸訪問の実施
おおむね生後4か月までの乳児がいるすべての家庭を民生児童委員が訪問し、不安や悩みを聞くことにより、親子の心身の状況や養育環境の把握を行い、支援が必要な家庭に対する適切なサービスの提供や健全な育児環境の確保を図ります。
第2 子育て支援の充実
(1)子ども家庭支援センターの機能強化と拡充に向けた検討
相談からサービス提供まで包括的に子育て支援サービスを提供します。また、多機能型保育園および在宅子育て支援の拠点として、駅前保育園と子ども家庭支援センターとの連携を強化し、サービスの拡充を推進します。
(2)民間認可保育所、認証保育所の開設支援
公有地などに国などの補助金を活用して認可保育所を開設することを支援するほか、認証保育所の開設、無認可保育所の認証保育所化や事業所内保育所的要素を持った認証保育所の開設を支援します。
(3)児童施設等の災害時における危機管理体制の整備
災害発生時において、保育施設における子どもの安全の確保や保護者の帰宅困難などに対応するため、「災害時行動マニュアル(仮称)」を策定するほか、その他の児童施設でも安全を確保するための体制を検討します。
第3 魅力ある教育の推進
(1)コミュニティ・スクールの機能の充実
コミュニティ・スクール委員会の充実や地域人財の参画を促進し、地域ぐるみで学校を支援し子どもたちを育む活動の推進、家庭・地域と一体になった学校の活性化をめざします。
(2)知・徳・体の調和のとれた三鷹の子どもを育てる教育内容の充実
学びの連続性と系統性を明確にした小・中一貫カリキュラムによる学習指導の推進を図ります。さまざまな教育活動を充実させ、より一層「人間力」「社会力」を身に付け、知・徳・体のバランスのとれた児童・生徒を育成します。
(3)幼稚園・保育園と小学校との連携教育の推進
小学校入学前後の移行期を円滑で実り多いものにするため、「幼稚園・保育園と小学校・学童保育所等との連携地区連絡会」の充実を図り、連携事業を推進します。
第4 安全で開かれた学校環境の整備
(1)学校における災害時の危機管理体制の構築と防災拠点としての機能強化
市立小・中学校について、災害発生時の避難所としての開設・運営に係る施設設備の一層の充実を図るとともに、初動から避難所運営、早期復旧までの危機管理体制を構築し、防災拠点としての機能強化を図ります。
(2)学校施設の耐震補強工事・大規模改修工事の計画的な実施
小・中学校施設の耐震補強工事の完了をめざすとともに、天井材、照明器具などの「非構造部材」の耐震対策を計画的に実施します。また、安全で快適な教育環境を実現するため、施設内外の大規模改修工事を計画的に実施します。
(3)小・中学校教室への空調設備の整備
児童・生徒の快適な学習環境を維持し、適切な教育活動を実施するため、市立小・中学校の教室への空調設備整備を行います。
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