広報みたか2011年12月18日1面
■明るい新年を迎えるために 年末は防犯・防火対策をしっかりと！
警視庁では12月を年末地域安全活動の月間として、防犯の取り組みを強化しています。年末から年始にかけては家を留守にすることが多く、空き巣に狙われやすい時期でもあります。
また、12月22日（木）〜31日（土）まで、歳末消防特別警戒が実施されます。期間中、三鷹市消防団では、午後7時〜10時に夜間の巡回広報や警戒を実施します。空気が乾燥する冬場は、火災が発生しやすい時期です。火の取り扱いにはくれぐれも注意してください。
これらの被害を防ぐためには、一人ひとりの心掛けが何よりも大切。住まいの内外をしっかり点検して、空き巣にも火災にも遭いにくい環境づくりに取り組みましょう。
［問］安全安心課TEL内線2551、防災課TEL内線2284
■【防犯】犯罪を 未然に防ぐ 地域の目
空き巣対策を強化しましょう
今年の空き巣の件数は昨年より減っていますが、それでもこれからが一番、空き巣に狙われやすい時期です。長期の留守中はもちろん、ちょっとした隙を狙われるので注意が必要です。
●平成23年中の侵入窃盗手口別状況
空き巣防止のポイント
（1）12月〜1月は空き巣が多発。帰省や旅行中は注意を
（2）ちょっとしたお出掛けでも必ず施錠
（3）ご近所同士で声を掛け合い、空き巣の入りにくい地域づくり
（4）ドアや窓は補助錠などで防犯対策をし、侵入の足場となるもの（脚立やポリバケツなど）を外に置かないようにする
（5）庭や玄関先をきれいにして隙をつくらない
留守中は狙われにくい環境づくりを
三鷹防犯協会 本部役員
工藤 宏子さん
三鷹防犯協会では夜の見回りを行うなど、年末は特に防犯に力を入れています。ただ、空き巣を防止するには各家庭での心掛けが何より大切となります。年末年始、家を留守にするときは、近所や交番などにひと声掛けるようにしてください。また、ドアや窓には補助錠を付けておく、外からの家の見通しをよくするなどの工夫も大切です。
■【防火】守りたい 防火の心で みんなの笑顔
ストーブによる出火、放火が増加
市内における火災の出火原因の中でも、放火と電気ストーブの件数が例年に比べ目立っています。これらを未然に防ぐために、家の内外をもう一度チェックしてみてください。
●平成23年中の市内の火災原因
防火のポイント
（1）ストーブの周りに燃えやすいものを置かない
（2）調理中、調理器具から離れる場合は必ず火を消す
（3）大掃除には、コンセントプラグの掃除も
（4）お出掛け前や就寝時には、必ず火の元を確認
（5）ごみや古紙などは、前日に出さず決まった日時に出すようにし、家の周りに燃えやすいものを置かない
一人ひとりの心掛け、地域の協力が不可欠
三鷹市消防団 第一分団長
高橋 寛幸さん
ストーブの上に洗濯物をつるしたり、周囲に乱雑にものを置いたりすると、火災の原因になります。また、家の周りに燃えやすいものを置かない、決まった日時にごみを出すなど、放火されにくい環境づくりも大切です。消防団でも夜間の巡回などを行っていますが、防火には一人ひとりの心掛け、地域の協力が不可欠ですので、よろしくお願いします。
年末年始のごみ収集・診療・公共サービスの休止についてのお知らせは2面に掲載しています
■市長コラム「安全安心・市民協働パトロールへ信頼を寄せて」
三鷹市長 清原慶子
三鷹市では、安全で安心な年末年始のために、警察署、消防署の皆様、市の職員だけでなく、消防団をはじめ多くの市民の皆様に活躍していただいています。
私が市長に就任した平成15年当時は、都内で犯罪認知件数が急増し、市内でも治安に課題が存在しました。そこで、前年10月に制定された三鷹市生活安全条例に基づいて5月に「三鷹市生活安全推進協議会」を発足しました。協議会では、防犯カメラの適切な設置、住宅や公共施設における防犯のあり方について協議を重ねていただいています。
平成15年12月には、徒歩、自転車、公用車での市職員による安全安心パトロールを開始し、平成16年4月に生活環境部に「安全安心課」を設置しました。
さらに青色回転灯が付いた安全安心パトロールカーによる市内巡回を同年7月から始めたところ、町会・自治会や事業者、グループからパトロールに協力したいとの声が増加し、9月から市内の事業所等と覚書を交わして「安全安心・市民協働パトロール」事業を開始しました。現在では市内の26団体283事業所へと大きく広がり、約870台の営業車が安全安心パトロールのボディパネルを貼って参加しています。
11月24日の午後、年末年始を控えて事業者の皆様に更なる防犯へのご協力をいただきたいと、市役所東側の市暫定管理地で協力事業所の結束式を開催しました。
全参加事業所に呼び掛けて開催した結束式では、当日覚書を交わして新たに参加した3団体を含む32事業所から44台のボディパネル装着車が一堂に会して、参加者全員で「これからも各団体が結束して力強く防犯活動を続けていく」との決意を再確認しました。
皆様と一丸となって、防犯と防火に留意し、安全安心に年末年始を過ごしましょう。
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