緑と水の公園都市 三鷹市
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広報みたか2011年4月3日8面

■東北関東大震災関連情報

 3月11日に発生した東北関東大震災について、市内の関連情報(3月30日現在)と、市の対応状況をお知らせします。最新の情報は、市のホームページ[HP]https://www.city.mitaka.lg.jp/からご覧ください。

[問]秘書広報課広報係TEL内線2133


■三鷹の水道水−放射能測定結果に対する対応について−

[問]水道部工務課TEL内線3413

水道水への放射能の影響
 3月23日、東京都水道局は、金町浄水場の水道水から、食品衛生法に基づく乳児の飲用に関する暫定的な指標値を超える濃度の放射性ヨウ素が測定されたことを受け、乳児による水道水の摂取を控えるよう公表しました。三鷹市の水道水にも金町浄水場系の水がごく少量含まれていたことから、三鷹市もこの対象区域と発表されました。

 東京都水道局によると、三鷹市の水の約94%は金町浄水場系以外の水で、金町浄水場系の水は最大でも6%程度です。そこで、乳児の飲用に関する指標値を超えている可能性は極めて低いと考えられましたが、念のため、3月24日に市内の水道水を採水し三鷹市として独自に検査したところ、東京都水道局の基準でいうところの「不検出」であることを確認しました。

 また、市では金町浄水場からの送水を遮断するよう要請していましたが、3月23日午後11時に送水系統が切り替えられ、現在三鷹市内には金町浄水場系の水が送水されていないことを、3月29日に東京都水道局からの連絡により確認しました。

 なお、東京都水道局は、3月24日以降、金町浄水場などの水道水の放射性ヨウ素等が指標値を下回っていることから、乳児を含めすべての方が飲んでも問題ないことを公表しています。

市の対応
 市では、23日の夜、乳児を受け入れている市内の公立・私立の認可保育所など計45カ所に、他の浄水場系の水道水20リットル入りのタンクを2個ずつ配布しました。また、東京都水道局などから提供された550ミリリットル入りペットボトル水3本を24日の午後、対象の乳児がいる家庭を訪問しお届けしました。25日には測定結果が指標値を下回ったものの、24日同様にお届けしました。

大きな余震などに備え、水をくみ置いてください
 洗浄した密閉容器に、口元一杯まで水道水を入れ冷暗所に保管してください。安全のため、3日程度で入れ替えてください。

<三鷹市の水道水質>
 三鷹市の水道は、平成14年4月に東京都の水道事業に統合して以降、事務委託を受け、都営水道として営んできており、水道水質はすべて東京都水道局で監視しています。また、平成23年度末ですべての業務を東京都に移行する予定です。

 三鷹市水道水の水源は、約6割が市内30カ所の地下200メートルからくみ上げている深井戸地下水で、残りの大半は利根川・荒川水系の朝霞浄水場で浄水した東京都からの補給水です。この補給水は、上連雀浄水所で取り込み、三鷹新川浄水所にも送水し、各浄水所で深井戸地下水と混ぜた後、みなさんにお届けしています。


■震災発生後の主な経緯

3月11日(金) 午後2時46分
・東北関東大震災発生、市内で震度5弱
・三鷹市災害対策本部設置
・市内の被害状況調査(軽傷8人、火災1件、建物損傷24件など)
・市の公共施設の安全確認
・帰宅困難者用避難所開設(計164人が利用)
・市内保育園、小・中学校で、保護者が帰宅困難な児童・生徒を翌12日(土)朝まで保護

3月13日(日)
・市ホームページを緊急災害用ホームページに切り替え
・姉妹町の福島県矢吹町の被害状況把握・支援準備開始
・「計画停電」実施の広報開始(防災無線・三鷹市消防団・安全安心パトロール車など)

3月14日(月)
・「ツイッター」(インターネット上の情報投稿サービス)アカウントを開設し、緊急災害情報の発信を開始、安全安心メールでも同内容の発信を開始
・福島県矢吹町に支援物資を届ける(第1便:非常食、仮設トイレ、毛布など)
・被災地への義援金の受付開始
・東京電力による「計画停電」開始

3月16日(水)
・「東北関東大震災関連のお知らせ」チラシを高齢者、幼児・児童の保護者に配布および市役所などへ掲示
・公共施設の夜間貸出中止(〜3月31日)

3月17日(木)
・路線バスの通常運行を確保するため「みたかシティバス」全6路線で運休
・学校給食休止(18日(金)まで。22日(火)再開)

3月18日(金)
・福島県矢吹町に支援物資を届ける(第2便:水道復旧用資材、粉ミルクなど)
・広報みたか3月20日号(東北関東大震災関連記事掲載)配布開始

3月23日(水)
・「みたかシティバス」通常運行再開
・東京都水道局金町浄水場の水道水から放射性物質検出、乳児を対象とした摂取制限を受け、認可保育所などへ他の浄水場系の水を配布

3月24日(木)
・三鷹駅前で街頭募金を実施
・1歳未満の乳児がいる1,000世帯以上へペットボトル飲料水を配布

3月25日(金)
・1歳未満の乳児がいる1,000世帯以上へペットボトル飲料水を配布

3月26日(土)
・緊急救援物資の受付開始(三鷹市暫定管理地で4月3日まで受付中)


■東北関東大震災による避難者の市営住宅の受け入れについて

 震災で市内に避難している方に、市営住宅の空き室を提供します。

[人]市内または味の素スタジアムの避難施設に避難している方で、(1)居住環境が困難になった被災者、(2)福島第一・第二原子力発電所の周辺で、国による避難指示などが出された地域などからの避難者

提供する市営住宅
大沢市営住宅3戸(1DK・2LDK・3LDK各1戸)
受け入れ条件
入居期間…当面3カ月間、家賃・共益費…免除

[申]4月4日(月)〜6日(水)午前8時30分〜午後5時にまちづくり推進課(市役所5階52番窓口)へ(申込多数の場合は抽選)
※乳幼児、妊婦、障がい者、難病患者、65歳以上の高齢者のいる世帯を優先し、原則として、世帯単位での申し込みとします。
[問]まちづくり推進課TEL内線2867


■市の公共施設の開館状況について

 震災の発生を受け、安全管理や節電対策のため、市内の公共施設の臨時休館や開館時間の短縮などを行っていましたが、4月1日から屋外と一部の屋内施設(※)を除き、通常通りの開館時間で業務を実施しています。
※三鷹市公会堂(ホール)は7日(木)まで、消費者活動センターは26日(火)まで休館します。また、出山横穴墓群8号墓・武蔵野水車経営農家は当面休館する予定です。
※屋外施設は節電対策のため、夜間利用を当面中止します。


■「みたかシティバス」の運行再開

 3月17日から運休していた「みたかシティバス」は、3月23日に全6路線で通常運行を再開しています。

[問]道路交通課TEL内線2883


■東京電力による「計画停電」グループ分けについて

 東京電力は、計画停電の従来のグループをそれぞれ(A)〜(E)に5分割し、3月26日から適用しています。くわしくは下表をご覧ください。

 なお、東京電力によると、国の方針で鉄道用変電所など一部除外される地域にあたるため、三鷹市内では当面の間、第1グループ(C)と第2グループ(D)については、計画停電の対象外とするとのことです。

 くわしくは、東京電力計画停電ご案内専用ダイヤル(TEL0120-925-433)または、東京電力カスタマーセンター(TEL0120-995-662)へお問い合わせください。引き続き節電をお願いします。

※詳細はPDFをご覧ください。


■東北関東大震災支援募金の状況

[問]三鷹市社会福祉協議会TEL46-1108

 3月24日に三鷹駅南口で実施した街頭募金では、多くの方のご協力により、18万6,120円が寄せられました。また、市役所などでの受付分を合わせて、3月30日現在約2,362万円が寄せられています。寄せられた募金は日本赤十字社を通じて、被災した各県にお届けします。ご協力ありがとうございました。


※詳細はPDFをご覧ください。


【主】主催者 【人】対象・定員 【日】日時・期間 【所】場所・会場 【¥】費用(記載のないものは無料) 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【託】託児あり

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