緑と水の公園都市 三鷹市
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広報みたか2010年11月3日2面

市制施行60周年記念特集

■歴史に学び未来を築く、三鷹のまちと市政のあゆみ

 三鷹が“町”から“市”となって60年。市では、全国初の下水道普及率100%達成、先駆的なコミュニティ行政の展開、市民の参加と協働をさらに進める「自治基本条例」の制定など、都市再生とコミュニティ創生を目指して、「民学産公」が連携する市民参加型の事業により、持続可能な高環境・高福祉のまちづくりに取り組んできました。

 ここでは市制施行60周年までの歴史をひもときながら、三鷹市のあゆみを追うとともに、その歴史から学び、未来を築いていくため、市がスタートした新たな取り組みを紹介します。


■豊かな自然と絵本に出会える場所 星と森と絵本の家

 国立天文台の森を抜けると現れる、温かみある古風な日本家屋…。「星と森と絵本の家」は、大正時代に建てられた旧東京天文台の官舎を保存活用し、平成21年7月に開設しました。絵本の展示や読み聞かせ、星の観察会、自然や科学を楽しむイベントなど、絵本との出会いやさまざまな体験を通じて、子どもたちの知的好奇心や感受性をはぐくむ施設として、多くの方に親しまれています。

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■文豪が愛したまち 太宰治文学サロン

 三鷹にゆかりの深い作家、太宰治の没後60年と生誕100年を記念し、太宰が通った伊勢元酒店の跡地に平成20年3月に開設しました。平成22年の市制施行60周年までの3年間にわたる太宰治顕彰事業「太宰が生きたまち・三鷹」の中心施設でもあります。資料展示・情報発信の場そして市民交流の場として、その運営を市民との協働で行う際の拠点ともなる新しいかたちの都市型文学関連施設です。

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■民学産公でつながる地域の大学 三鷹ネットワーク大学

 「民学産公」の協働によって運営する「新しい地域の大学」を目指したプロジェクトとして、市内の教育・研究機関が集まって市と協定を結び、平成17年10月に開校しました。多くの大学・企業などが賛助会員となり、教育・学習機能、研究・開発機能、窓口・ネットワーク機能の3つの機能を有する、市民に開かれた「知的創造の場」として、多彩な講座や企画を実施しています。

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■「協働のまちづくり」の拠点 三鷹市市民協働センター

 市民と共に新しいアイディアを生み出し、共に事業を進める「協働のまちづくり」を進める拠点施設として、平成15年12月に開設しました。市民・NPO・市民活動団体が活動場所として利用するほか、まちづくりへの市民参加をしたい方の相談窓口としても活用され、市民と団体の活動支援・相互の交流促進の場、そして市と市民の協働を進め事業展開を目指す場として、多くの方に利用されています。

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■みんなではぐくむ地域の子ども 小・中一貫教育校

 新しい義務教育学校を目指し、平成18年4月に中学校区を単位として、保護者や地域の方が学校運営に参画し学校教育を支援する、コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育校「にしみたか学園」を開設しました。平成21年度には市立小・中学校全22校を小・中一貫教育校7学園として全市展開しました。児童・生徒は、義務教育9年間の一貫カリキュラムに基づき、学んでいます。

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■市制施行から現在までの三鷹市60年のあゆみ

市制施行(三鷹市誕生) 昭和25年11月3日

昭和25年(1950) 吉田賢三郎・初代市長が就任
昭和26年(1951) 渡辺万助・第2代市長が就任/ 「三鷹市報」創刊(昭和52年〈1977〉から「広報みたか」に改称)/第1回三鷹市民体育大会開催
昭和27年(1952) 名誉市民に武者小路実篤氏推挙/三鷹市教育委員会発足
昭和29年(1954) 三鷹市民の歌発表(写真)
昭和30年(1955) 鈴木平三郎・第3代市長が就任
昭和31年(1956) 全国初の乳児保育施設として市立西保育所開所/首都圏初の公団住宅、牟礼団地の入居開始(昭和34年:新川団地完成、昭和37年:三鷹台団地完成)
昭和33年(1958) 名誉市民に山本有三氏推挙
昭和34年(1959) 上水道通水式挙行

市制施行10周年 昭和35年

昭和35年(1960) 公益法人三鷹商工会設立/下水道第1期工事着手
昭和36年(1961) 三鷹・調布両市のふじみ保健衛生組合し尿処理場業務開始
昭和38年(1963) 三鷹駅前ショッピングセンター開店/市内初の七小学童保育所開設
昭和39年(1964) 福島県矢吹町と姉妹市町締結/三鷹市立図書館開館
昭和40年(1965) 淀橋浄水場廃止により玉川上水の給水停止/三鷹市民センター(市庁舎・公会堂)落成
昭和42年(1967) 市公会堂別館落成/三鷹市の紋章(市章)制定/動く市役所開設(昭和61年まで運行)(写真)/中央線特別快速運行開始、三鷹駅が停車駅になる
昭和43年(1968) 三鷹阿波踊りが始まる
昭和44年(1969) 橋上駅としては東洋一を誇る規模といわれた三鷹駅完成

市制施行20周年 昭和45年

昭和45年(1970) 三鷹市史発行/市民健康手帳の配付と検診開始
昭和46年(1971) 東部下水処理場の全施設完成、処理開始
昭和47年(1972) 社会教育会館開館/三鷹駅南口に歩道橋完成
昭和48年(1973) 日本で初めて下水道整備100%達成(写真)
昭和49年(1974) 全国初の住民管理による大沢コミュニティセンター開館/井の頭公園西園開園
昭和50年(1975) 三鷹市基本構想策定/坂本貞雄・第4代市長が就任
昭和51年(1976) 調布基地跡地に三鷹総合グラウンド完成/三鷹市医師会が休日診療業務の活動開始
昭和53年(1978) 三鷹市基本計画策定
昭和54年(1979) 市の木(イチョウ)、市の花(はなかいどう)制定/中近東文化センター開館

市制施行30周年 昭和55年

昭和55年(1980) 住民による地域診断「コミュニティ・カルテ」を市内7住区で実施/三鷹市教育センター開館/名誉市民に鈴木平三郎氏推挙/市制施行30周年を記念して市民憲章制定
昭和57年(1982) 防災行政無線の放送開始/市民保養所・箱根みたか荘開館
昭和58年(1983) 障がい者通所施設・北野ハピネスセンター開館
昭和59年(1984) 電電公社のINS(高度情報通信システム)モデル実験開始
昭和60年(1985) 大沢二丁目のわさび田周辺を初の三鷹市自然環境保全地区に指定/市議会本会議のINS生中継開始
昭和61年(1986) 都清流復活事業により玉川上水に21年ぶりに通水/三鷹市有三青少年文庫開館/住民記録の電算化開始(写真)
昭和62年(1987) 住居表示整備完了
昭和63年(1988) 三鷹市女性憲章制定/情報公開制度・個人情報保護制度スタート/純和風文化施設「みたか井心亭」開館
平成元年(1989) 仙川公園開園・平和の像設置/「三鷹」の名称が使われ始めて100周年。記念式典開催/三鷹国際交流協会設立

市制施行40周年 平成2年

平成2年(1990) 校外学習施設「三鷹市川上郷自然の村」開設
平成3年(1991) 安田養次郎・第5代市長が就任
平成4年(1992) 三鷹市第2次基本計画策定/雨水浸透ます設置事業開始/第1回三鷹市民駅伝大会開催
平成5年(1993) 三鷹市美術ギャラリー開館
平成6年(1994) 兵庫県龍野市と友好都市締結/三鷹最古の民家と水車しんぐるまが市に寄贈
平成7年(1995) 阪神・淡路大震災被災地に市職員を派遣し支援活動を行う/牟礼の里公園開園/第一小学校・第一中学校で学校図書館開館(平成15年に全校で開館)/三鷹市芸術文化センター開館
平成8年(1996) 証明書などの自動交付サービス開始/三鷹市山本有三記念館開館
平成9年(1997) 「防災の手引き」「防災マップ」を全世帯に配布/三鷹市ホームページ開設/三鷹市総合保健センター開設
平成10年(1998) 日本経済新聞・日経産業消費研究所の「効率的で開かれた自治体」調査で全国1位/コミュニティバス北野ルート運行開始
平成11年(1999) 市民課を総合窓口化/三鷹市・筑摩書房共同主催で太宰治賞が復活(写真)/(株)まちづくり三鷹設立/「みたか市民プラン21会議」設立

市制施行50周年 平成12年

平成12年(2000) 市民プランで新川丸池公園開園・丸池復活/三鷹産業プラザ開館/三鷹駅前地区で可燃ごみの夜間・早朝収集開始
平成13年(2001) 東京スタジアム(現:味の素スタジアム)完成/兵庫県龍野市と姉妹都市締結/公立保育園で全国初の民間委託園・東台保育園開園/三鷹市立アニメーション美術館(三鷹の森ジブリ美術館)開館/スタジオジブリの宮崎駿監督が描いた三鷹のキャラクターPokiが誕生/第3次三鷹市基本計画策定/三鷹市史発行
平成14年(2002) 三鷹中央通りタウンプラザ開館/三鷹市水道事業を東京都に統合/図書館のインターネット予約開始
平成15年(2003) 清原慶子・第6代市長が就任/市民協働センター開設
平成16年(2004) 三鷹市農業公園開園/三鷹市地域安全マップを作成し、市内小・中学生全員に配布
平成17年(2005) 名誉市民に福王寺法林氏推挙/インテリジェント・コミュニティ世界一に/三鷹ネットワーク大学開設
平成18年(2006) 安全安心メールの配信開始/三鷹駅南口駅前広場完成/三鷹市自治基本条例施行(写真)
平成19年(2007) 幼児教育機能を強化した保育施設三鷹市立ちどりこども園開設/「基本計画改定に向けたまちづくりディスカッション」開催
平成20年(2008) 太宰治文学サロン開館/三鷹子ども憲章制定/天皇皇后両陛下が(社)三鷹市シルバー人材センターをご視察/三鷹むらさき商品券発売
平成21年(2009) 新型インフルエンザ対策本部を設置/三鷹市星と森と絵本の家開館/市立の全小中学校が小・中一貫教育校化/家庭系ごみ有料化実施/中央線(三鷹〜国分寺駅間)高架化完了

市制施行60周年 平成22年

平成22年(2010) 三鷹市市制施行60周年記念「三鷹PR大使」にPokiを任命/全国に先駆けコンビニエンスストアで住民票、印鑑証明の写しを発行するサービス開始/名誉市民に古在由秀氏、宮崎駿氏推挙/三鷹駅の発車メロディが「めだかの学校」に変更/11月3日に三鷹市市制施行60周年記念式典を開催

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■三鷹市名誉市民(敬称略)

武者小路実篤(むしゃのこうじさねあつ) 明治18.5.12〜昭和51.4.9
 昭和27年、名誉市民に推挙。作家。代表作に『お目出たき人』『友情』『真理先生』など。昭和12〜30年に三鷹に住み、市役所の標札の揮毫など市政発展にも協力した。

山本有三(やまもとゆうぞう) 明治20.7.27〜昭和49.1.11
 昭和33年、名誉市民に推挙。作家、戯曲家。代表作に『米百俵』『真実一路』など。昭和11〜21年に三鷹市で暮らした邸宅は、現在三鷹市山本有三記念館として公開されている。

鈴木平三郎(すずきへいざぶろう) 明治39.5.26〜昭和59.2.2
 昭和55年、名誉市民に推挙。第3代三鷹市長(昭和30〜50年)。5期20年にわたり、上下水道整備、コミュニティ行政への取り組みなど、市の発展期の市政を担った。

福王寺法林(ふくおうじほうりん) 大正9.11.10〜
 平成17年、名誉市民に推挙。日本画家。昭和28年に三鷹市に転居してから、本格的な絵画制作に乗り出す。代表作に『北の海』『ヒマラヤ連峰』『ヒマラヤの花』など。

古在由秀(こざいよしひで) 昭和3.4.1〜
 平成22年、名誉市民に推挙。天文学者。初代国立天文台長。多くの論文や研究で天文学の発展に貢献。三鷹ネットワーク大学の講師も務め、天文学を身近にするために尽力している。

宮崎駿(みやざきはやお) 昭和16.1.5〜
 平成22年、名誉市民に推挙。アニメーション映画監督。『千と千尋の神隠し』『崖の上のポニョ』などで高い評価を受ける。三鷹市立アニメーション美術館(三鷹の森ジブリ美術館)館主。

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