広報みたか2010年2月21日1面
■家庭系ごみ有料化実施から3カ月 みなさんのご協力により燃やせるごみ、燃やせないごみが減量しました 1,126ｔ(15.3％)減
市では、昨年10月から家庭系ごみの収集を有料化し、燃やせるごみ・燃やせないごみには指定収集袋を利用していただいています。有料化実施から3カ月経過した時点でのごみ収集量調査では、有料化対象のごみが大幅に減量、その他のごみを含めた総量も減量しており、着実に成果が表れ始めています。引き続き、ごみ減量とリサイクルの徹底にご協力ください。
［問］ごみ対策課TEL内線2533
■燃やせるごみ・燃やせないごみが大幅減！
〜3カ月で1人当たり約6.5kg減量〜
前年度同時期（10〜12月）と比べて、燃やせるごみは978t（14.4％）、燃やせないごみは148t（26.3％）、計1,126t（15.3％）減量しました。
■ごみの総量も減量
有料化対象のごみだけでなく、資源物も含めたごみの総量も1,034t（9.5％）減量しています。これは、家庭系ごみの有料化により、日常生活の中でできるだけごみを少なくするよう工夫していただいた結果と考えています。
■ここがポイント！ごみ減量のひと工夫
（1）生ごみの水切りをしっかりと
生ごみは70〜80％が水分です。捨てる前にぎゅっと絞るだけで、ごみの量やにおいの発生が抑えられるだけでなく、焼却しやすくなります。
（2）ラップの使い方を見直してみませんか
食品の保存やがわりに便利なラップ。使用後のラップも洗えば資源物（プラスチック類）としてリサイクルできますが、そのひと手間がちょっと面倒…。そんな時は、プラスチック製などのや保存容器などを使えばラップの使用量を抑えられます。
（3）店頭回収を積極的に利用しましょう
家庭でごみを減らそうとしても、買い物すると付いてくる包装紙やプラスチックの入れ物。事業者の責任として、店頭のボックスなどで引き取るお店も増えています。食品トレイ、ペットボトルを始め、インクカートリッジや携帯電話、衣料品など、身近なお店で回収しているものを確認しましょう。
※回収品の種類や出し方はお店ごとのルールを確認しましょう。また、回収品以外の家庭ごみは持ち込まないでください。
■家庭系ごみ指定収集袋の減免制度のご案内
次の世帯の方は、申請により、無料で家庭系ごみ指定収集袋をお渡ししています。
要件を証明するものをお持ちのうえ、ごみ対策課（第二庁舎2階）へお越しください（代理の方の申請も受け付けています）。くわしくは同課へ。
■市長コラム「市役所中庭で芝生化の実証実験を」
三鷹市長 清原慶子
三鷹市役所は、環境安全都市の実現のために、一つの事業所として、市民センター等では環境マネジメントシステムの国際的な規格であるISO14001の認証を受けています。
また、東三鷹学園三鷹市立第一小学校及び北野小学校では、都市の環境問題を解決するために有効とされる校庭の芝生化を行っています。しかし、芝生化にはいくつかの課題もあることから、市役所中庭でも実証実験による研究ができないかと検討を進めてきました。
そこで、東京都の「地球温暖化対策等推進のための区市町村補助金」に申請したところ、多くの応募自治体の中から、三鷹市も選定され、中庭を芝生化できることが可能となり、先ごろ工事を開始しました。
芝生化の課題の一つは、管理面での人材育成です。市では、NPO法人シニアSOHO普及サロン三鷹や、花と緑のまち三鷹創造協会と連携し、牟礼地区に新たに整備した「花と緑の広場」でのボランティア育成の講習会・実習会を開催していく予定です。
二つ目の課題は、芝が傷んだ際の補修です。芝生は、枯れてしまうことがあるため、使用できない期間をできるだけ短期間で解消するために、モデル的に芝生の補給基地を花と緑の広場内に設ける予定です。
また、本庁舎西側ベランダ壁面に設置する太陽光発電装置を電源とした自動潅水装置で水やりを行う予定です。
しばらくの間、工事でご迷惑をおかけしますが、都市のヒートアイランド現象解消の一つの対策としての芝生化の実証実験にご注目ください。
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