緑と水の公園都市 三鷹市
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広報みたか2009年11月15日1面

■すべての人が住みよいまちへ 12月3日〜9日は障害者週間

 12月3日〜9日は、障がいの有無に関わらず互いに尊重し支え合いながら、共に生きる社会を考える「障害者週間」です。市ではこの期間に合わせて「つながる心、人と音とのハーモニーコンサート」を開催します。障がいの有無・年齢・国籍などの異なるさまざまな出演者が、同じステージで音楽を共有する催しです。

 このコンサートをきっかけに、すべての人にとって住みよいまちを作るために一人ひとりに何が出来るのか、みなさんも一緒に考えてみませんか。今号では、コンサートに関わるみなさんに、人とのつながりや尊重しあうことの大切さと喜びを、自身の経験からお話しいただきました。

[問]地域福祉課TEL内線2618


■宮城 永久子(みやぎ とわこ)さん

 一人暮らしをしていた大学4年の頃、友達が次々就職していく中、脳性まひを持つ自分だけ就職が決まらず「社会にとって邪魔な存在なのか」と悩みました。卒業後帰郷を勧める両親を、自分の事は自分で決めたいと説得し東京へ。街かど自立センターで支援を受けながら、大学3年で出会ったピア・カウンセラーに憧れ、福祉の仕事に向かいました。約10年を経て、制度などハード面では社会が障がい者を受け入れ始めた今、自分と同じ障がい者を支える仕事に生きがいを感じています。自然な手助けなど人の心、ソフト面での受け入れが進み、障がい者が頑張り続けなくても暮らしていけると良いですね。

愛知県出身。社会福祉士、ピア・カウンセラー(障がいをもち同じ立場で成長しあうカウンセラー)として、自身も障がいを抱えながら三鷹市障がい者地域自立生活支援センターの施設長を務める。コンサートでは主催者の一人として、準備や進行を務める。

※詳細はPDFをご覧ください。


■河本 美代子(かわもと みよこ)さん

 一口に高齢者の合唱団と言っても、60代〜90歳近い方まで幅広い年代が参加しています。その分、体力面などでは開きがあり練習も工夫しますが、全員で同じ歌に集中すると、年齢や体力などに関係なく音楽の力で自然に心が開きます。そして、少しくらいの失敗もみんなでカバーし合って、全体でのハーモニーを作っています。10年ほど前のコンサートで、年齢や障がいの有無に関係なく190人以上が練習に打ち込み、1年がかりで1曲のハーモニーを仕上げた一体感は、今でも忘れられません。今度のコンサートでも、歌を通してみんなが一つになる素晴らしさを、見に来た人にも感じてもらえたら素敵だと思います。

兵庫県出身。市合唱連盟会長。元音楽教諭の経験を活かし、長年にわたり少年少女合唱団と高齢者の合唱団を指導。コンサートでは両合唱団が合同で、世代を超えて合唱を披露する。

※詳細はPDFをご覧ください。


■キャロル・サックさん

 音楽家でも演奏者でもない私は、言語や国籍を超えて伝わる音楽の力を借りて孤独や不安を抱える人の気持ちに寄り添い、支えようと取り組んでいます。初対面の外国人の私に緊張してしまう人もいますが、呼吸を合わせ「あなたは大切な存在だ」と思いを込めて静かに音楽を奏でると、少しずつ心が開き始める変化を目にしてきました。日本語や日本人になじみのある曲を使わなくても、「一人きりではない」という思いは伝わります。一人では生きられないから助け合う。社会が形作られた原点です。言葉や国籍を問わず、人を認める・大切にするというシンプルな発想を大事にしたいですね。

アメリカ・ミネソタ州出身。福音ルーテル教会(ELCA)の宣教師として来日。障がい者・路上生活者・受刑者・終末期患者を、ハープ演奏を通じ精神的に支える活動「パストラル・ハープ」(心のためのたて琴)に取り組む。コンサートでも活動の一部を実演する。

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■つながる心、人と音とのハーモニーコンサート〜音楽の世界はバリアフリー〜

加藤 弘之(かとう ひろゆき)さん

 国際障害者年(1981年)以降、障がいのある人たちへの社会的なサポートは徐々に充実しています。しかし、福祉と接点が少ない人との間には今もなお、さまざまな場面で心の距離を感じます。そこで今年は、難しく考えなくても足を運べる事を第一に、講演中心だったイベントをコンサートへと一新します。年齢・障がいの有無など、立場の異なるさまざまな出演者たちが同じステージで音楽を共有する姿は、理屈を抜きに、純粋にあなたの心にも届くはずです。音楽そのものを楽しむために、多くの人が訪れることにこそ意味がある。そしてコンサートをきっかけに福祉と接し、興味を持つ人が増えてほしいと願っています。

市内出身。小学5年生で視力を失う。市障がい者福祉懇談会代表。障がいや福祉への理解を進める「心のバリアフリーイベント」を主催。4年めの今年は、「音楽の世界はバリアフリー」をテーマにコンサートを開催する。

※詳細はPDFをご覧ください。

[日] 12月6日(日)午後1時〜4時
[所]ルーテル学院大学トリニティホール
[申]当日会場へ
[問]地域福祉課TEL内線2618

プログラム

第一部
・楽友会(ルーテル学院大学吹奏楽部)
・福原 ミキコ(シンガーソングライター)
・ルーキーズ(アクティビティセンターはばたけ)

第二部
・キャロル・サック(ハープ演奏)
・楽器は車いす、手話とのコラボレーション演奏
・ひまわりバンド(三鷹ひまわり会)
・三鷹市少年少女合唱団とシルバー合唱団

第三部
・シュガーボウル(ポップス&ジャズ)
・合田 晃(歌唱指導)みんなで歌おう


■市長コラム「東京多摩国体が強めるスポーツのきずな」

三鷹市長 清原 慶子

 10月28日、平成25年に開催予定の第68回国民体育大会の三鷹市準備委員会が設立されました。私は準備委員会の会長として、副会長である市議会議長、体育協会・体育指導委員協議会・スポーツ振興審議会・三鷹商工会の各会長、みたか都市観光協会理事長、東京むさし農業協同組合代表理事組合長らとともに準備を進めることになります。

 国体の際、三鷹市内では、サッカー(成年男子)、ソフトボール(同)、アーチェリー(全種別)の競技会と、パドルテニスのデモンストレーションが予定されています。なお、競技会の会場となる大沢総合グラウンドは現在整備工事中です。

 さて、サッカーといえば、三鷹市が株主であるFC東京が、11月3日に行われたヤマザキナビスコカップの決勝戦で2対0で勝利し、5年ぶり2回目の優勝を飾りました。

 私はその夜、FC東京の本拠地であり、私が取締役を務めている味の素スタジアムでの優勝報告会に参加しました。会場に集まった約1万3千人のサポーターと一緒に監督、選手を祝福しました。

 報告会で、村林裕社長は、JR三鷹駅南口デッキに応援の横断幕が飾られていることに象徴される、三鷹市民の心のこもった応援に対して感謝の思いを語られました。

 ヤマザキナビスコ株式会社をグループ会社の一つとするヤマザキ製パンの創立者は、三鷹市にお住まいであるというご縁があることから、この優勝は三鷹市長として特に嬉しいことです。

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