広報みたか2009年8月2日1面
■みたか平和のつどい 8月15日〜世代をこえて平和を考える日〜
1945(昭和20)年8月、広島・長崎に原子爆弾が投下され、数日後の8月15日、第二次世界大戦はようやく終わりを迎えました。終戦から64年を迎える今、戦争の記憶を次の世代に伝え平和について考えることは、私たちが成すべき大切な役目です。
市では1982(昭和57)年に「三鷹市非核都市宣言」を行いました。また、1992(平成4)年には「三鷹市における平和施策の推進に関する条例」を制定し、平和事業の積極的な推進を図っています。今年も8月の平和強調月間に「戦没者追悼式並びに平和祈念式典」「平和展」などを開催します。みなさんの参加をお待ちしています。
[問]企画経営室TEL内線2115・地域福祉課TEL内線2615
■戦没者追悼式並びに平和祈念式典
午前10時〜午後0時5分ごろ
[所]三鷹市公会堂
戦争で犠牲になられた方のご冥福をお祈りし、恒久平和を願う式典です。手話通訳付き。
内容
献花、コーラス(女声合唱“ふじ”・大成高校合唱部)、追悼と平和祈念のことば、被爆体験談(三鷹市被爆者の会)、朗読「調布飛行場」ほか(朗読集団『コトザウルス』)、黙とう
※午前9時50分〜午後3時30分の間、ロビーでどなたでも献花ができます。
■仙川公園における献花 (荒天中止)
午前9時〜10時30分
[所]仙川公園・平和の像前
市民のみなさんからの浄財により建立された「平和の像」の前で、どなたでも献花ができます。
仙川公園には、空襲を受けながらも生き続けているプラタナスや、平和を願って植えられたアンネのバラなど、戦争と平和に関するものが集められています。
※仙川公園から三鷹市公会堂まで連絡バス(午前9時20分、9時50分の2回)を運行します。
■平和への願いを込めた千羽鶴
仙川公園、戦没者追悼式並びに平和祈念式典で献呈する千羽鶴をご提供ください。
※折り鶴は、一つ一つすべて糸などでつなげて掛けられる状態にしてください。差し支えなければ名札もお付けください。
[申]8月13日(木)までに、企画経営室平和・女性・国際化推進係(市役所第二庁舎1階)へ
■平和アニメ上映会
午後1時20分〜3時11分(1時開場)
[所]三鷹市公会堂ホール [申]直接会場へ
◆「おかあさんの木」=午後1時20分〜1時42分
日本が戦争をしていた昭和12年、7人の息子たちを次々と兵隊にとられたおかあさんは、7本のキリの木を育てながら息子たちの無事を祈るのでした。
◆「ひろしまのエノキ」=午後2時5分〜2時29分
原爆にやられながらも、たくましく生き続けるエノキの木が、幹の途中から折れてしまいました。「エノキを死なせてなるものか」。エノキを守るため、子どもたちが立ち上がります。
◆「しらんぷり」=午後2時50分〜3時11分
小学6年のアキラは、クラスメイトがいじめられているのを、見て見ぬふりをしていました。「しらんぷりっていうのは、いじめに加わることやで」。屋台のおじさんの言葉が、アキラの心に響きます。そしてアキラは…。
■展示コーナー
午前9時50分〜午後3時30分
[所]三鷹市公会堂ロビー
◆中国帰国者の会三鷹支部による展示
「中国帰国者」とは、終戦の混乱で中国に残され、東西冷戦のもと何十年も帰国できなかった中国残留孤児、中国残留婦人とその家族のことです。その歴史的背景を伝えるパネルや日本での生活を写した写真を展示し、今なお残る戦争の傷跡を伝えます。
◆原爆と人間展
広島・長崎に原爆が投下された「あの日」「あの時」から、原爆・核兵器が人間のいのち・からだ・こころ・くらしをどれほど破壊してきたのかを伝えます。
午後1時から「平和図書コーナー」(子ども向け)もオープンします。
■平和展 スカベンジャー 〜ゴミ山に生きる子どもたち〜
8月6日(木)〜15日(土)(8日(土)・9日(日)を除く)
午前9時〜午後4時30分
[所]市役所1階市民ホール
[問]企画経営室TEL内線2115
提供:NPO法人ソルト・パヤタス
「スカベンジャー」とは、ごみ捨て場から換金できるごみを拾って生計を立てている人々のことです。彼らの生活環境は劣悪で、病気やケガのリスクが大きい仕事であるにもかかわらず、その暮らしはとても貧しく不安定です。学校に行くことをあきらめ、働く子どもたち。フィリピンの巨大なごみの山で働く彼らの現状を伝えます。
■協力団体(順不同・敬称略)
三鷹市遺族会、憲法を記念する三鷹市民の会、各住民協議会、三鷹市被爆者の会、中国帰国者の会三鷹支部、世界連邦運動協会三鷹支部、(財)三鷹国際交流協会、三鷹市の福祉をすすめる女性の会、三鷹市公立学校PTA連合会、三鷹市消費者団体連絡会、三鷹市女性問題懇談会、三鷹市赤十字奉仕団、三鷹市合唱連盟、東京三鷹ライオンズクラブ、東京三鷹ロータリークラブ、東京井の頭ロータリークラブ、三鷹青年会議所
■市長コラム「絵本を読みましょう 星を見上げましょう」
三鷹市長 清原慶子
7月7日の七夕の日、三鷹市大沢にある国立天文台三鷹キャンパス内に、三鷹市が国立天文台の協力のもとに運営する「三鷹市星と森と絵本の家」を開館しました。
絵本の家は、「星」を研究する国立天文台の天文学者の協力を受けつつ、天文台の「森」の中にある、大正時代に建てられた官舎を復元した「家」を生かしたもので、「みたか・子どもと絵本プロジェクト」をはじめ「絵本」を生かす人々との協働の拠点でもあります。
「みたか・子どもと絵本プロジェクト」は、絵本を通じて、子どもたちがふれあいの中で生き生きと豊かに成長することができる地域文化の創造を進める取り組みであり、この活動を進める担い手の育成や市民協働による展覧会などの事業を実施しています。
そして、今年はガリレオ・ガリレイが手作りの望遠鏡で世界初の天体観測をしてから400年を記念する「世界天文年」です。そこで、三鷹市では国立天文台や国際基督教大学等が会員である三鷹ネットワーク大学と共催で、「三鷹の森科学文化祭」を実施します。宇宙に関わる小中学生の絵画作品募集やサイエンス・ライブショーなどを行います。
この夏、「星と森と絵本の家」や図書館で、大いに絵本を読みましょう。そして、科学文化祭の各事業で、大いに科学する心を養い、宇宙のかなたにまたたく星を、ゆったりと見上げてみませんか。
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