緑と水の公園都市 三鷹市
このページは広報みたかのバックナンバーです。 応募・募集・申込期限が終了している場合がありますのでご注意ください。

広報みたか2009年6月21日12面

■三鷹の地域文化の継承と発展につとめます〜文化財の新たな保存・活用に向けて〜

 市では、平成18年4月に三鷹市文化財保護条例を新たに制定し、文化財を具体的に指定・登録するための「基準づくり」を進めてきました。この取り組みにより、これまでの文化財の「指定」に加え、「市の歴史や文化の特徴を示すもの」「市民にとって重要なもの」という視点で新たに文化財を「登録」できるようになりました。「登録文化財」は、市民の生活文化を支えた道具や技術、郷土芸能、見慣れた風景の中にある建造物・屋敷・庭園、由緒ある名木などさまざまなものが対象です。そして今回、新たに2つの文化財を登録したほか、4つの文化財を指定有形文化財として指定しました。

[問]生涯学習課TEL内線3314


■登録有形文化財 国立天文台旧1号官舎(三鷹市星と森と絵本の家)

 東京天文台(現国立天文台)が麻布から三鷹大沢に移転を始めて間もない大正4(1915)年に、天文台台長の官舎として建てられ、当時の様子を伝える貴重な建築物です。7月7日オープン予定の「三鷹市星と森と絵本の家」のうちの1棟で、市内文化財の新たな活用を試みる最初の建物として注目されています。なお建物とあわせて、当時の建築設計原図も登録しました。

※詳細はPDFをご覧ください。


■登録有形文化財 旧三鷹市消防団第十分団大沢火の見櫓

 火の見の望楼に備えてある半鐘から推定すると、昭和10(1935)年ごろに建てられたものと考えられています。鉄製で高さは18.2m。直線的なプロポーションで安定感のある美しい造形です。火の見櫓はその役割を終えていますが、消防団やそれを支えた地域住民の歴史を伝えている貴重な生活のなかの風景です。地域の景観上のシンボルとして保存・活用していきます。

※詳細はPDFをご覧ください。


■指定有形文化財 坂上遺跡第5・10号住居跡出土の縄文時代中期接合土偶 他3点

 体長16.9cm、腕が十字状に開き、胴下半部の曲線が特に優美な数千年前に造られた板状形土偶。この土偶は当時(縄文時代)の祭祀などに使用されたためか、一体の土偶が肩から脚の部分と頭部とに分離されており、約100m隔てた別々の住居跡から発掘・発見されました。20年ほどの歳月を経て発掘・発見したものを一つに接合した、珍しい発見履歴をもつ土偶です。

◆井の頭池遺跡群B第6号住居跡出土の縄文時代中期遺物(1,965点)
◆滝坂遺跡第6号住居跡出土の古墳時代初頭遺物(318点)
◆多摩地方の典型的な農家の佇まいを見せる旧箕輪家住宅主屋(1棟)

※詳細はPDFをご覧ください。


■考古資料を展示・公開します

[日]10月1日〜11月30日(「東京文化財ウィーク」の期間中、巡回展示)
[所]教育センターおよび三鷹市遺跡調査会展示室(新川3-7-9)


■第25回太宰治賞を贈呈しました

 6月15日、市と(株)筑摩書房が共催する第25回太宰治賞の贈呈式が、東京會館(千代田区)で開催されました。会場では、集まった多くの出版関係者や報道陣を前に、受賞作「だむかん」の作者、さんに正賞(記念品)と副賞(100万円)が贈呈されました。

 「だむかん」は、電力会社の土木課からダム管理所への出向を命じられた会社員・都宮が主人公。仕事にやりがいを求める都宮が向かった先は、ただそこに居る事が仕事という退屈な環境で、仕事を教えてくれない同僚へのいら立ちや苦痛を覚え始めます。しかし、圧倒的な自然の中で日々を過ごし、そんな日常を徐々に受け入れていく心境の変化をつづった作品です。

 選考委員の加藤典洋さんが「選考過程で賛否両論はあったが、この作品がもつ光の一片を信じた。強い個性を持たない作品は淘汰されつつある昨今の出版界でも、独自の立ち位置を確立できる作品だと考えている」と選評を述べると、柄澤さんは「会社勤めの傍ら取り組んでいた小説に、初めて本気で取り組んだ作品が取り上げられ驚いている。まだ粗い文章が多いが、20年後にも作家として執筆が続けられるよう頑張りたい。」と応えていました。

 3年前まで自身も電力会社に勤務し、その経験を基に「だむかん」を創作したという柄澤さん。今後の作品については「16年間の会社員経験をもとに、封建的な組織の内部や、原子力対環境という板挟みの構図を描きたい」と構想を語りました。

 受賞作を含む最終候補全4作品は、選考委員の選評などとともに『太宰治賞2009』に収録され、筑摩書房から発売中です。

[問]コミュニティ文化室TEL内線2517

※詳細はPDFをご覧ください。


■市民保養所箱根みたか荘 あじさい色に染まる初夏の箱根 お泊りは、源泉かけ流しの宿「箱根みたか荘」へ

〒250-0407 神奈川県足柄下郡箱根町二ノ平1297-5
TEL0460-82-1116 FAX0460-82-1743
[HP] http://www.mitakasou.jp
1泊2食6,500円から 申し込みは電話(9時〜20時)、ファクスで

 箱根登山鉄道沿線では、約1万株のあじさいが6月中旬頃から咲き始めます。7月12日(日)までの箱根登山電車では、夜間にライトアップされたあじさいを観賞することができます。

 みたか荘では、ご希望の方を最寄の駅まで送迎します。

※詳細はPDFをご覧ください。


■定額給付金・子育て応援特別手当の申請はお早めに!

★入金の確認は、通帳記入をしてご確認ください。

お問い合わせはコールセンターへ TEL76-2222

平日=午前8時30分〜午後5時(10月1日まで開設)


※詳細はPDFをご覧ください。


【主】主催者 【人】対象・定員 【日】日時・期間 【所】場所・会場 【¥】費用(記載のないものは無料) 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【託】託児あり

▲ページのトップへ

目次ページに戻る

トップページへ戻る


 
三鷹市役所 〒181-8555 東京都三鷹市野崎一丁目1番1号 電話:0422-45-1151(代表) 市役所へのアクセス

開庁時間:月曜〜金曜日の午前8時30分〜午後5時(祝日、12月29日〜1月3日を除く)