広報みたか2009年5月17日1面
■家具の転倒防止器具を無料で配布します
対象:市民または外国人登録をしている世帯
これまでの大きな地震では、負傷者の多くが家具類の転倒・落下によってけがをしています。今後、東京に大地震が発生すれば、都内全域で5万人以上もの人が同じ原因でけがをするという想定データもあります。そこで市では、これらの被害を減らすため、6月1日(月)から家具の転倒防止器具を無料で配布します。取り付けが困難な世帯に対しては無料で取り付けも行います。
[問]防災課TEL内線2283
■なぜ家具の転倒・落下防止対策が必要なのか?
◆近年の地震における家具類の転倒・落下が原因のけが人の割合
(平成20年8月 東京消防庁防災部防災課「家具類の転倒・落下防止対策ハンドブック」から)
けがの原因を調べると、30〜50%が家具類の転倒・落下によるものでした。これらは、つまずいて転んだり、割れた食器やガラスでけがをするなど、いろいろな危険をもたらします。
◆東京湾北部地震による負傷者数の想定
(平成18年5月 東京都防災会議「首都直下地震による東京の被害想定報告書」から)
東京湾北部を震源とするマグニチュード7.3の地震が冬の夕方(18時)に発生した場合、都内では、次のような被害が想定されています。
■家具の転倒防止器具の種類
配布する器具には、つっぱり棒、固定ベルト、家具の下敷き、粘着ゴム、粘着シートの5つのタイプがあります。取り付け場所に合わせて選ぶことができます。
◆器具の数量には限りがあります
先着順で配布を行い、数量枠に達した場合は来年度の受け付けとなります。なお、一世帯に複数個の器具の配布が可能ですが、数量には制限があります。くわしくはパンフレットをご覧ください。
※この事業は東京都市長会の補助金を活用し、平成23年度まで継続します。
■申請方法
(1)パンフレットを入手
配布する5種類の器具の説明や、申請書の付いたパンフレットを作成しました。以下の各所で配布するほか、市のホームページ[HP]https://www.city.mitaka.lg.jp/からもダウンロードできます。
パンフレット配布場所:防災課(市役所3階)、相談・情報センター(市役所2階)、市政窓口、コミュニティセンター
(2)申請は窓口か郵送で
パンフレットからご希望の器具を選び、申請書に記入のうえ直接または郵送で防災課へお申し込みください。
(3)器具をお届け
申請書の審査後、市の指定業者(東京都葛飾福祉工場)から器具を郵送します。ご自身で取り付けてください。また、高齢者・障がい者世帯など取り付けが困難な世帯には、三鷹市シルバー人材センターが器具をお持ちし無料で取り付けます。申請時に合わせてお申し出ください。
住警器の設置はお済みですか?
住警器(住宅用火災警報器)の無料給付・設置の追加募集をします。くわしくは4面へ。
■市長コラム「農業と商業の協働で産まれるおいしい『三鷹産』」
三鷹市長 清原慶子
今年も5月17日(日)から、市内の小売酒販店の店頭には三鷹産キウイフルーツワインの新酒が並びます。ワインづくりは、約三十年前から、市内の農業協同組合果樹組合の皆様が、三鷹市の地理的条件と都市農業経営の観点から、キウイフルーツの栽培を始められていたことに端を発します。中国原産でニュージーランド産の輸入が主流であったキウイフルーツですが、三鷹産を原料として、武蔵野小売酒販協同組合との協働で二十数年前に生まれたのが白とロゼのワインでした。
当時の酒販協同組合と果樹組合の皆様との熱心な話し合いの様子や、醸造に協力していただくメーカー探しのご苦労などは、私も聞いておりました。両者の協働でワインが商品化され、毎年この時期に新酒が登場して、今やキウイフルーツワインは三鷹ブランドとしてしっかり定着しています。
三鷹の都市農業と商業の協働はこのワインの例にとどまりません。今春には、三鷹商工会では三鷹産の旬の野菜を生かしたカレーパン、三鷹産のブルーベリー、ニンジン等を生かしたラスク、キウイを生かしたロールケーキなどの「うれしい みたかさん」という名称の商品を続々と売り出しています。
三鷹市農業公園内の緑化センターをはじめ市内の庭先販売所で購入できる旬の野菜や花などに加えて、これからも農業と商業との協働による「三鷹産の名品」の登場を期待したいと思います。
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