広報みたか2009年1月1日8面
■レインボー喜寿 靉嘔(AY-O)展 版画作品を中心に
靉嘔(あいおー/本名:飯島孝雄)は1931年茨城県に生まれました。1957年に所属していた前衛美術グループ「デモクラート美術家協会」が解散したのを機に、翌年ニューヨークを目指して渡米します。1964年ごろからオノ・ヨーコなどが活動していた前衛芸術集団「フルクサス」に参加し、従来の美術から脱却した独創性を模索しました。
靉嘔の代名詞ともいえるレインボーのシリーズは、絵画を構成している線・形・色という3つの要素から、唯一この世に存在している〈色〉を取り上げたことから始まり、あらゆるものをレインボーカラーに染め上げ、今なお拡張し続けています。
今回の展覧会では、2006・2008年に寄贈を受けた〈森秀貴・京子〉コレクションを含む三鷹市美術ギャラリーの所蔵作品を中心に、初期作品から近作まで作家の多岐にわたる活動を紹介します。
[主](財)三鷹市芸術文化振興財団、三鷹市美術ギャラリー
[日]1月6日(火)〜2月11日(祝)の午前10時〜午後8時(入館は7時30分まで)。1月12日(祝)を除く月曜日と1月13日(火)は休館
[所]同ギャラリー
[¥]一般600円、65歳以上と高・大学生300円、中学生以下無料
[申]期間中会場へ
作家によるギャラリートーク
[日]1月17日(土)午後2時から
[所]同ギャラリー展示室
[¥]無料(別途、観覧料が必要)
[申]当日会場へ
三鷹市美術ギャラリー
JR三鷹駅(南口)CORAL5階TEL79−0033 [HP]http://mitaka.jpn.org/gallery/
■星と森と絵本の家(仮称)シンボルマーク公募 最終審査結果発表
「星と森と絵本の家(仮称)」は、絵本を通して星(天文学)と森(自然環境)への関心を高めるとともに、豊かな体験や多様な世代との交流を通して子どもたちを豊かに育む地域文化の形成を図ることをめざして、今年7月に国立天文台敷地内に開設を予定しています。
その活動を象徴したシンボルマークを公募した結果、全国から1,130作品が寄せられ、このたび最優秀作品が決定しました。
[問]コミュニティ文化室TEL内線2515
最優秀作品
高橋隆三さん
72歳 フリーデザイナー 神奈川県鎌倉市
[選考委員長コメント]
シンボルマーク公募には、主催者の想定をはるかに上回る作品が全国から寄せられ、第一次選考では、家族そろってデザインを考え表現した作品が多かったことが特に印象に残りました。「天文台の森」と「絵本の家」というすてきな夢が重なりあったテーマだからこそと思われます。応募作品の多くは柔らかいタッチのイラストレーションで表現され、実際に子どもが直接描いたものも多く見られ、まさに「星と森と絵本の家」の世界を読んでいるようでした。
最優秀賞作品は、星と森と絵本の家(仮称)のプロジェクトの考え方を余すことなく表現している点が選考委員会で最も高い評価を得ると同時に、市民の投票でも最多の票を得ました。手描きの線の味わいと「家」の表現が高得点を得ることになった要因であり、親しみやすく判別性の高い、優れたシンボルマークになっています。
最終選考に残った6作品それぞれのデザインの魅力は相当に高く、最終決定案との評価の差は、デザインの絞り込みの方向性にあったと言えます。
(武蔵野美術大学教授・新島実)
優秀作品
深川重一さん
60歳 グラフィックデザイナー 大阪府和泉市
長部絵里子さん
21歳 学生 新潟県長岡市
池谷史郎さん
33歳 イラストレーター 東京都杉並区
■第17回三鷹市民駅伝大会
選手たちに温かな声援を!
平成21年2月8日(日)
午前9時20分 市役所スタート(小雨決行)
[主]三鷹市・三鷹市教育委員会・三鷹市体育協会
三鷹市民駅伝大会実行委員会主管
[問]スポーツ振興課TEL内線3325
三鷹市体育協会事務局TEL43-2500
冬の三鷹の風物詩ともいえる市民駅伝大会が、2月8日に開催されます。当日は中学生からシニアまで、バラエティーに富んだ数多くのチームが市内1周13.3km・4区間のコースを駆け抜けます。冬の冷たい風を切って汗と感動のタスキをつなぐ選手たちに、沿道からの温かい声援をお願いします。
当日は交通規制が行われます。
みなさんのご協力をお願いいたします。
【主】主催者 【人】対象・定員 【日】日時・期間 【所】場所・会場 【¥】費用(記載のないものは無料) 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【託】託児あり