広報みたか2008年11月2日1面
■市民協働センターは開館5周年を迎えました
平成15年12月にオープンした市民協働センターは、今年で開館5周年を迎えます。
これまでも活動場所や事務機器の貸し出しなどで市民活動をサポートし、多くの市民のみなさんにご好評をいただいてきましたが、10月には、オープン以来運営のあり方について検討を続けてきた企画運営委員会(公募市民を含む)を中心に「NPO法人みたか市民協働ネットワーク」が設立され、新たなスタートを切りました。
より使いやすく気軽に立ち寄れる施設として、みなさんの仲間作りや協働のまちづくりをサポートします。ますます充実してきた、市民協働センターにご期待ください。
■3つの機能で市民活動を応援します
新しいまちづくりの拠点・市民協働センターは、「つなぐ(協働)」「ささえる(支援)」「つむぎだす(参画)」という3つの機能を持っています。これら3つの機能は、それぞれ固有のはたらきを持ちながら互いに関連しあって、トータルなまちづくりの力を発揮します。「まちづくりのために何かがしたい」「仲間づくりがしたい」そんな想いを市民協働センターは応援します。
■つなぐ(協働)
異なる立場から地域の課題解決のために連携を深め、それぞれの特性を生かしつつ融合し、単独ではできない新しい可能性を開きます。
●NPOの祭典「5周年だよー! わっくわく♪秋まつり」
●市民活動団体同士のマッチング
●トークサロン(市民協働センター利用者懇談会) など
NPO法人Hana World 代表COCO華さん
市民協働センターの「みたか市民活動・NPOフォーラム」では、親子向けイベント「うふふ村」の中で「うたとタップのパフォーマンス」を上演しました。その際に、全体のディレクターを務めていた方と知り合い、その出会いがきっかけとなって私たちの団体にとって最大のイベント「のはら・ら・ら・ら」の製作・広報監督をお願いするまでになりました。市民協働センターでの出会いが、活動の場を広げるのにとても役立っています。
■ささえる(支援) 市民協働センター
市民の活動に対し、情報、学び、場、機器の提供など、さまざまな方法で応援し、自由で自律(立)的な市民活動の発展を進めます。
●講座・セミナーの開催やさまざまな相談
●ホームページによる市民活動団体の紹介
●会議室、ロッカー、レターケース、印刷機、製本機などの提供
●助っ人による人間力の提供 など
NPO法人鷹ロコ・ネットワーク大楽
葛原みづゑさん
NPO法人として初めての東京都への会計報告では、どこから手をつけていいのか分からず手探り状態で困っていました。そこで市民協働センターの職員に相談してみたところ、支出科目の分け方、NPO法人会計簿のつけ方など基本的な手順を知ることができ、順調に手続きを進めることができました。人に相談しようにも適当な相手がなかなか見つからない問題だけに助かりました。
■つむぎだす(参画) 市民協働センター
市民協働センターでは市民が責任ある担い手として、このまちの仕組みをつくる計画づくりに参加する道を開きます。
●「みたかまちづくりディスカッション」実行委員会の創設・参加
●「行政による出前説明会」の実施 など
まちディスみたか 物江純子さん
無作為抽出の市民会議「まちづくりディスカッション」に昨年、公募市民の実行委員として参加。立場も背景も異なる人たちがまちづくりについて話しあう機会をもてたことに心を動かされました。
今年は、市民協働センターから推薦を受け、同じ無作為抽出の手法で開催された「東京外かく環状道路中央ジャンクション三鷹地区検討会」に進行役として参加し、三鷹市民の地域への関心の高さを改めて肌で感じました。このまちで、人・地域・行政の三者がそれぞれに協働の取り組みをする場面に、私自身も市民として関わり続けていきたいです。
■5周年だよー!わっくわく♪秋まつり
11月15日(土)、16日(日)午前9時〜午後9時
市民協働センター
市民協働センターで活動する市民団体(NPO)が一堂に会する「NPOの祭典」です。
「星のソムリエ」が星座の解説や天文の展示を行う「星ときぼうの広場」、お祭りならではの屋台コーナーなど、盛りだくさんでお待ちしています!
主な催し
記念講演会
開館5周年を記念し、ノンフィクション作家の吉岡忍さんをお招きして講演会「ひと・まち・出会い」を開催します。
[人]100人
[日]15日(土)午後2時30分〜5時
[申][問]同センターTEL46-0048へ(先着制)
記念シンポジウム
「希望がカタチになった〜市民活動・NPOが可能にするもの〜」
市内で活躍するグループのみなさんが、市民活動について話し合います。
[日]16日(日)午後2時〜3時30分
星ときぼうの広場
「星のソムリエによる秋の星空解説」
協力:国立天文台と三鷹ネットワーク大学
●アンドロメダ座大銀河を探そう!
[日]15日(土)午後1時〜2時
●チャレンジ!秋の星空クイズ(子ども向け)
[日]16日(日)午前11時〜正午
●しし座流星群の秘密
[日]16日(日)午後3時〜4時
市民協働センター
下連雀4-17-23
TEL46-0048
[HP]http://www.collabo-mitaka.jp
[メール]kyoudou@collabo-mitaka.jp
開館時間:午前9時〜午後9時30分
休館日:火曜日(祝日と重なる場合は直近の平日)
■市長コラム「三鷹ネットワーク大学がつなぐ民学産公」
三鷹市長 清原慶子
三鷹ネットワーク大学は、10月で開設3周年を迎えました。
私は市長になる前は大学教員でしたので、大学とは今や学生ばかりを対象とするのではなく、むしろ地域に開かれ、他の団体と連携していくべき存在だと強く認識していました。そこで、市長に就任した平成15年の9月から、市内のアジア・アフリカ文化財団、杏林大学、国際基督教大学、国立天文台、日商簿記福祉専門学校、ルーテル学院大学をはじめ10の大学等に呼びかけ、法政大学の清成忠男総長(当時)に委員長をお願いして市と大学等との協働のあり方を検討をしていただきました。
そして、三鷹市と大学等の代表を正会員・理事とする特定非営利活動法人「三鷹ネットワーク大学推進機構」を指定管理者として、平成17年10月に三鷹ネットワーク大学が開設されたのです。
現在16の正会員のほか、多くの大学・企業等が賛助会員となり、(1)教育・学習機能、(2)研究・開発機能、(3)窓口・ネットワーク機能の3つの働きを推進しています。
開設している講座は、太宰を読む百夜百冊、サイエンス・カフェ、SOHOベンチャーカレッジなど多彩です。内閣府の地域再生計画に認定された国立天文台との協働による科学プロデューサー養成講座をはじめ、文部科学省や経済産業省から支援を受ける産学協働の人財育成や研究開発の取り組みが増え、三鷹ネットワーク大学は、新しいかたちの民学産公のつながりを生み出しているのです。
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