広報みたか2008年8月17日6面
■「創造的な自治体経営」目指して「三鷹市自治体経営白書2008」を発行しました
平成19年度の市の主な取り組みや成果をとりまとめた「三鷹市自治体経営白書2008」(以下、「自治体経営白書」)が完成しました。
「自治体経営白書」は、1年間の市政の取り組みを明らかにするために毎年発行しているものです。市政全体として、あるいは分野ごとに、どれだけの成果を挙げ、目標を達成したのか、また現状と課題を踏まえて今後どのように取り組みを進めていくべきかなどを細かく検証し、達成できた事業だけでなく、未達成の課題なども率直にお示ししています。市民のみなさんと情報を共有し、透明で公正な市政運営を進めることにより、みなさんからの信頼を深め、「創造的な自治体経営」の確立を目指していきます。
[問]企画経営室TEL内線2112・2150
自治体経営白書の構成と特徴
◆特別寄稿
「住民のエンパワーメントを目指す地域情報化を」
市の最重点課題のひとつである「ユビキタス・コミュニティ推進プロジェクト」を踏まえ、自治体のICT(情報通信技術)の利活用や地域情報化における課題について、慶應義塾大学総合政策学部の國領二郎教授に寄稿していただきました。
◆第1章
基本構想で定める「自治体経営の基本的な考え方」に基づく取り組み
「地域再生計画の推進と国立天文台と連携した人財育成について」など、平成19年度に取り組んだ6事業について掲載しています(表1)。
◆第2章
第3次基本計画(改定)の達成状況
【施策の進ちょく状況】
第3次基本計画(改定)の計画中期(平成16〜19年度)の最終総括として、全35施策の進ちょく状況とその成果について説明しています。基本計画では、86件の「まちづくり指標」という成果指標を設定し、各施策の目指す目標を可能な限り数値で示しています。本章では、この指標について、グラフを用いて分かりやすく説明しています。
平成19年度の達成状況では、中期目標を達成したものが44件あり、約75%の指標が前年度に比べて成果が向上しましたが、成果が下降したものが13件、平成19年度の統計データなどがないものが6件ありました。
【事業評価の結果】
基本計画に掲載する主要事業などの個別事業の取り組み状況と成果については、平成19年度の事業評価対象事業である102件の評価結果と概要を掲載しています。
事後評価結果と評価レベルの集計結果については、表2のとおりです。
◆第3章
「各部の運営方針と目標」の達成状況
「各部の運営方針と目標」は、各部が主体的に部内運営を行うための「部の経営の全体構想」を示しています。平成19年度の達成状況について、個別事業とその目標の実績を説明しています。
※平成20年度の「各部の運営方針と目標」は市のホームページでご覧になれるほか、相談・情報センター(市役所2階)などでも配布しています。
◆第4章
行財政改革アクションプラン2010の達成状況
基本構想や基本計画をはじめとした計画を実現し、新たな課題にスピーディーに対応するため平成17年3月に確定した「三鷹市行財政改革アクションプラン2010」の主な課題について、平成19年度までの実績と取り組み状況を説明しています。また、同プランの平成18年度の財源効果も掲載しています。なお、「職員数と職員一人当たり人口の推移」は表3のとおりです。
◆第5章
三鷹市の財政状況
平成18年度までの決算データをもとに、市の歳入・歳出などに関する財政状況について説明するとともに、平成18年度のバランスシート・行政コスト計算書やキャッシュフロー計算書を掲載しています。
また、昨年6月に成立した「財政健全化法」の概要についても掲載しています。
◆資料編
平成19年度の事業評価対象事業の評価表を掲載し、個々の事業の取り組み状況や成果を明らかにしています。また、平成18年度の財務諸表(詳細版)を掲載しています。
「自治体経営白書2008」へご意見をお寄せください
自治体経営白書の全文は、資料編も含め、市のホームページでご覧になれます。また、相談・情報センター、市民協働センター、市政窓口で閲覧・配布(配布は本編のみ)しているほか、図書館、コミュニティセンターでもご覧になれます。
ご意見・ご感想などをお寄せください。平成19年度の事業評価対象事業の取り組みや評価内容に対するみなさんのご意見は、平成20年度の事業執行や平成21年度の予算編成などに反映・参考とさせていただきます。
[問]企画経営室TEL内線2150・FAX48-1419・[メール]kikaku@city.mitaka.lg.jp
キーワード
エンパワーメント:自分の意識や能力を高め、行動できる力を身に付けること。
ユビキタス:ラテン語で「どこでも」「あらゆるところに」という意味。
ISO14001(環境マネジメントシステム):環境に与える負荷を削減し、環境保全を推進する環境配慮の経営管理システム(しくみ)。審査の結果、構築したシステム国際規格に準拠していることが認められれば、国際認証ISO14001を取得することが出来る。
サステナブル都市:サステナブルとは「持続可能な」という意味で、三鷹市は、日経新聞社が発表した経済的な発展と環境保全を両立させたもっともサステナブル(持続可能)な都市に選ばれた。
【主】主催者 【人】対象・定員 【日】日時・期間 【所】場所・会場 【¥】費用(記載のないものは無料) 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保】保育あり