広報みたか2008年7月6日4面
■外環計画の課題検討をはじめます
「無作為抽出」による市民参加 国土交通省・東京都、三鷹市が共同で開催
「東京外かく環状道路(外環)計画」については、これまで市民のみなさんから環境対策や地域の分断などの地域課題について、さまざまなご意見をいただきました。
市内全域に大きな影響をもたらす計画であることから、今回、国・都、市が共同で「東京外かく環状道路中央ジャンクション周辺地域に係る三鷹地区検討会(中央・三鷹地区検討会)」を開催し、「無作為抽出」により選ばせていただいた市民のみなさんと、関係団体から推薦された方(約30人)の参加により、市が抱える課題への対応について、都市計画の変更(平成19年4月決定)を前提に具体的に検討していただくこととなりました。
みなさんからいただいた課題や懸念、解決に向けたアイデアは、今後国などが策定する「課題への対応の方針」にできる限り反映し、今後の取り組みとなる設計や工事、完成後の管理などの検討に生かしていきます。
[問]まちづくり推進課TEL内線2862
■「参加依頼書」が届いた方は、ぜひ検討会にご参加ください
外環計画に関する課題に対してどのような対応が可能か、「無作為抽出」による市民のみなさんの参加を得て、具体的に検討を進めます。
「無作為抽出」の方法は、日ごろ市政に参加する機会の少ない市民のみなさんの声を市政に反映させるための手法です。市では、平成18、19年の二度にわたり、この手法で「まちづくりディスカッション」を実施し、有効性について検証してきました。予想以上の参加により、有意義な議論が行われ、手法としての有効性が実証されたため、今回この方式を採用することとしました。
「無作為抽出」による参加者の決定方法
18歳以上の市民の中から無作為で抽出した2,000人の方(該当者には7月7日に「参加依頼書」を発送)のうち、承諾いただいた70人に決定します(70人を超えた場合は抽選)。
積極的なご参加を!
参加いただける市民のみなさんには、検討を始めるにあたって計画の内容や市のこれまでに取り組みなど、検討に必要な情報は丁寧にお知らせさせていただきます。積極的にご参加ください(託児・手話通訳・車椅子の介助などが必要な方はご相談ください)。
ご意見の反映
中央・三鷹地区検討会でいただいたご意見は、国などが策定する「課題への対応の方針」などにできる限り反映し、設計、工事、完成後の管理などを検討する際に生かしていきます。
今後の取り組み
今回の検討会の後も、設計、工事、完成後などの各段階において市民のみなさんのご意見をお聴きする機会を引き続き設けていきます。
中央・三鷹地区検討会の日程
第1回
8月23日(土) 、24日(日)
いずれも午前10時〜午後5時
[所]法政大学中学高等学校(牟礼4-3-1)
現地視察(希望者のみ)やグループ討議を行います。
第2回
9月27日(土) 午後1時〜5時
9月28日(日) 午前10時〜午後5時
[所]北野小学校(北野3-1-5)
グループ討議を行います。
検討会の傍聴を希望される場合は
傍聴の手続きについては、今後「広報みたか」や市のホームページでお知らせします。
■「外環計画」のこれまでの経緯
外環計画は、都心から約15kmの圏域を環状に連絡する首都圏の交通ネットワークを支える延長約85kmの道路計画です。
関越道から東名高速までの約16kmのうち、約3km区間は市の東部を南北に通り、平成19年4月に本線を高架方式から地下方式とする都市計画変更が決定されました。
外環計画は、構想段階・計画段階を経て、事業実施の前の段階にあります。しかしながら、自然環境・生活環境の悪化を防ぐための環境対策、外環本線だけでなく周辺街路や交通全般を総合的に捉えた道路・交通対策の推進、地域のまちづくり対策など、市民のみなさんの不安が払しょくされるような具体的な対策が示されていないことから、市では都・国に提出した都市計画変更に係る意見書や要望書のなかでも市民参加によるまちづくりを強く要望してきました。
今後もご意見・ご要望をお聞かせください
市では、「外環計画」について、これまでの取り組みと同様に、より広く、より多くの市民のみなさんの声をお聴きします。今回の「中央・三鷹地区検討会」以外にも、さまざまな機会を設けていきます。
【主】主催者 【人】対象・定員 【日】日時・期間 【所】場所・会場 【¥】費用(記載のないものは無料) 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保】保育あり