広報みたか 第3次基本計画（第2次改定）特集号2008年4月27日3面
2 主要課題の展開
■総合行政で進める最重点・重点プロジェクト
（1）新たな潮流（社会状況の大きな変化の方向）への対応として特に取り組むべき課題、（2）各施策に位置づけられた事業を横断的・総合的に取り組むことによって事業効果を大幅に向上できる課題、（3）大型の施設建設など事業の波及効果が想定される課題等の視点から、優先的に取り組むべき課題を重点プロジェクトとして設定し、総合行政の観点から積極的な推進を図ります。なお、重点プロジェクトの中で特に緊急・集中的に取り組むべき課題を最重点プロジェクトとして設定します。
最重点・重点プロジェクトの推進にあたっては、担当課の設置を含めた組織改正や、横割組織の再編等を行い、行政の総合力を発揮します。
7つの最重点プロジェクト 1
■安全安心のまちづくりプロジェクト
市は、市民の生命の安全を守る事こそ第一の責務であることを再確認し、誰もが安全で安心して暮らせるまちづくりをめざします。
市内でも、犯罪の多様化・凶悪化がみられるほか、侵入窃盗や巧妙な詐欺事件などが多発しています。また、通学路における子どもの安全確保や高齢者を悪質な詐欺事件から守る対策などが重要な課題となっています。
このようなことから、市民・事業者の協力を得て「安全安心・市民協働パトロール」を実施するとともに、生活の安全に関するガイドラインの運用や地域安全マップの作成・活用を図ります。また、学校の耐震補強工事の実施や防災コミュニティづくり、安全で安心な公園づくり、公共施設の環境対策の徹底など、幅広い視点に立った「安全安心のまちづくり」を推進します。
7つの最重点プロジェクト 2
■地域ケア推進プロジェクト
高齢者をはじめ心身障がい者等、市民が地域において健康で心ゆたかに生活を営めるような、地域社会をめざします。
地域ケアを推進していく上では、コミュニティで支えあう地域分散型の福祉社会を創造し、誰もが住み慣れた地域で生活を継続できる総合的なケアサービスの提供が求められています。
このようなことから、コミュニティ住区をベースとした、地域住民と市、事業者等が協働する支援システムの確立をめざし、「地域ケア推進事業」の拡充を図るとともに、民間活力を導入した地域ケア拠点を整備します。また、介護予防や高齢者の自立支援事業、高齢者生きがい活動などを推進します。
7つの最重点プロジェクト 3
■都市の更新・再生プロジェクト
市は、市制施行直後から道路、下水道、学校等の整備など、急激な人口増加と都市化に対応すべく社会資本整備を積極的に進めてきました。そして、都市として「成熟期」を迎えたと言える今日においては、既存の社会資本を有効に使いつつ、環境との調和を図りながら、ハード、ソフト両面において「質的向上」をめざす21世紀型まちづくりを進めていく段階にあります。
そこで、公共施設の計画的な維持・保全を行う「ファシリティ・マネジメント（注）」の確立に向けた取り組みとともに、公共施設の整備と再配置、そして計画的な耐震化など、環境保全や経済性に配慮した都市構造・都市空間の「更新・再生」に向けた着実な取り組みを進めます。
7つの最重点プロジェクト 4
■バリアフリーのまちづくりプロジェクト
すべての人が、人権を尊重しあい、いきいきと安心して暮らせるまちをつくるために、総合的な「バリアフリーのまちづくり」をめざします。
道路や公共交通機関等のバリアフリーについては、「バリアフリーのまちづくり基本構想」に基づき、施策の展開を図ります。
すべての人の人権が尊重され、多様な人々がお互い認め合える「心のバリアフリー」の実現に向けては、平和施策の展開、子どもの人権の尊重、男女平等参画の推進などを進めるとともに、心の啓発・広報活動の充実を図ります。また、情報バリアフリーの推進については、いつでも、どこでも、誰でも情報通信技術を活用できる環境の整備をめざします。
【主】主催者 【人】対象・定員 【日】日時・期間 【所】場所・会場 【￥】費用（記載のないものは無料） 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保】保育あり
