緑と水の公園都市 三鷹市
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広報みたか 第3次基本計画(第2次改定)特集号2008年4月27日12面

■市民意見等の反映

 今回の基本計画改定にあたり、改定作業の進捗段階に応じて大きく4回の市民意見募集の機会を設定しました(下図参照)。

 これは、第3次基本計画(第2次改定)の確定に至るまで順次、「基本方針・討議資料」→「骨格案」→「素案」→「確定」という形で改定作業を進め、その各段階において市民の皆さんからのご意見を募り、計画改定への反映を図ったものです。

 アンケート調査等によってはがきで寄せられたご意見、市で主催した意見交換会やイベント等で直接いただいたご意見、その他、電話やFAX、電子メールで寄せられたご意見等、たくさんの方々から様々な形でご意見をお寄せいただき、各段階で改定作業に反映させてきました。

 多く寄せられたご意見としては、歩道の整備を望むもの、自転車のマナーに関するもの、東京外かく環状道路計画に関するもの、南部図書館の整備に関するもの、家庭系ごみ有料化の問題、子どもの医療費支援を望むものなど、日常生活に関わるものや施設の充実等による環境整備に関するものが挙げられます。

※詳細はPDFをご覧ください。


■基本計画改定に向けたまちづくりディスカッション

 今回開催したまちづくりディスカッションでは、住民基本台帳から無作為抽出した1,000人の方に対して参加を呼びかけ、参加を承諾された方に5人1グループの少人数で話し合っていただき意見をまとめていくという手法を用いました。話し合いに必要となる現状や課題について専門家から情報提供を受け、また、メンバーを入れ替えながら複数回の話し合いを行い、話し合いの結果を発表し合って他のグループの意見も聞き、その中で良いと思うものに投票を行うといったプログラムに沿って話し合いを重ねていくものです。

 この無作為抽出による話し合いの方法は、これまで市民参加の経験のなかった方(きっかけがなかった方)などを含め、より広く多くの市民の皆さんから率直な意見を聞くための手法として有効であり、また参加と協働の領域拡大にもつながるものであるとの検証結果を第1回目の取り組み(「みたかまちづくりディスカッション2006」平成18年度実施)から得ていました。そこで「基本計画改定に向けたまちづくりディスカッション」を平成19年10月20日・21日の2日間で開催することとし、実行委員会を設置して準備を進めました。長時間にもかかわらず、参加のお願いに対して73人もの方から承諾をいただけましたが、会場の都合でやむなく公開抽選を行い60人の参加者を確定しました。

 基本計画の施策の中から防災と高齢者福祉の分野をメインテーマとして選び、これに初対面の人同士でも話しやすい「三鷹の魅力(課題)」を加えて「災害に強いまち」と「高齢者にも暮らしやすいまち」の3つを柱にして話し合いのプログラムを設計しました。当日参加者は49人で、18歳から78歳の方まで幅広い年齢層で構成されました。9グループに分かれて2日間で3回の話し合いを行い、結果として70を越える意見がまとめられたので、市ではこれを基本計画の骨格案に対する市民意見として受け止め、他の手法によって聴取した意見と合わせて素案へ反映を検討しました。

 平成20年3月24日には、こうした取り組みの経過と評価・検証の結果、また計画への反映状況などをまとめた実施報告書が実行委員会から市長へと提出されています。

※詳細はPDFをご覧ください。


パブリックコメント
■「基本計画(第2次改定)素案」に対するパブリックコメントの結果をお知らせします

[問]企画経営室TEL内線2113・2114・2151

 今年1月から2月にかけて実施した「第3次基本計画(第2次改定)素案」に対するパブリックコメントでは、16人の方から54件のご意見をいただきました。主なご意見とそれに対する市の考え方は以下のとおりです。

主なご意見 →以下は市の考え方

◆数値目標について、他の地域や他国と比べて目標値がどの程度優れているか分かり難い。他の秀でた地域と比較すべき。
→「三鷹を考える論点データ集」や「三鷹市自治体経営白書」で、各財政指標等の比較分析を掲載しています。

◆調布保谷線周辺の整備は、市民生活に配慮して進めてほしい。また、三鷹区間は歩行者・自転車道に分離帯を作るよう、都に強く働きかけてほしい。
→市民生活に配慮しながら、「調布保谷線の整備の促進」の中で取り組むとともに、歩行者・自転車道の分離帯については、都に要望していきます。

◆羽沢小の通学路は狭あいで非常に危険だと思う。けやきの通り道も大事だが、通学路こそ安全対策を優先して実施すべきである。
→通学路の安全対策は「歩行者の安全確保」として計画に反映しました。また、学校安全推進員と安全安心市民協働パトロールの連携を図りながら通学路も含めた子どもの安全確保に取り組んでいきます。

◆緑と水の回遊ルートについて、市民がルートであることを実感できるような整備の充実が必要。
→回遊ルートの整備については、引き続き拠点整備やルート整備を進めるとともに、歴史・文化、自然等の地域資源を案内する回遊ルートサインを整備し、拠点と地域資源のネットワーク化を図ります。

◆介護と地域ケアの関係で井の頭地区ではネットワークができてうまくいっているようだが、他の地域でも取り組みを進めて欲しい。
→井の頭地区での一層の活動の充実を図るとともに、「地域ケア推進事業の拡充」の取り組みの中で、新川・中原地区をはじめとした他の地区においても新たなネットワークづくりを進めます。

◆小・中一貫教育の全市への広げ方はどうするのか。にしみたか学園での評価・検証を活かしながら地域に合った方法をもう少しじっくり考えた方がいい。
→全市展開のスケジュールは素案にてお示ししましたが、にしみたか学園の評価・検証期間は3年間を予定していますので、丁寧な検証とそれを踏まえた事業の展開を図ります。

第6部第3 4-(1)-5「食育の推進」について、「食の安全や大切さを学ぶため」の取り組みの具体的な記載をお願いしたい。
→三鷹市立学校における食育の推進に関する指針に基づき、各校において計画の策定や指導体制を整備するなど、意見を反映して計画の記述を補強しました。

◆計画の殆どが市内だけを考慮して策定されている。市町村合併も視野に入れ、他地域との協調を積極的に行うべき。
→第8部第2「広域的都市連携の強化」の中で取り組みます。現在、近隣市との合併は検討していませんが、「広域的都市連携の強化」の中で近隣市等との連携を進めます。

 今回とりまとめた「第3次三鷹市基本計画(第2次改定)」の全文、「素案」に対していただいたご意見とそれに対する市の考え方などは、企画経営室(市役所3階)、相談・情報センター(市役所2階)、市政窓口や市民協働センターで配布しているほか、市のホームページ「パブリックコメント」からご覧いただけます。


※詳細はPDFをご覧ください。


【主】主催者 【人】対象・定員 【日】日時・期間 【所】場所・会場 【¥】費用(記載のないものは無料) 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保】保育あり

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