広報みたか 第3次基本計画（第2次改定）特集号2008年4月27日1面
■第3次基本計画 第2次改定
〜平成22年度
この度、市では、平成13年度に策定した第3次基本計画の第2次改定を行いました。
改定にあたっては、国等の制度改正や社会経済状況の変化に対応した新たな政策等の展開を盛り込むとともに、厳しい財政状況を踏まえ事業の徹底した見直しを行いました。また、「都市の更新・再生」を新たに最重点プロジェクトに位置づけるなどの見直しを行い、引き続き「選択」と「集中」による経営資源の重点的・効率的配分を行う計画としました。
市民参加としては、市民意向調査、広報特集号のはがきによるアンケート、各コミュニティ住区別及び課題別まちづくり懇談会等の実施、無作為抽出による市民討議方式であるまちづくりディスカッションの導入、平成18年4月施行の自治基本条例に基づくパブリックコメントの実施などを通じて、幅広く市民の皆さんのご意見をいただき、その反映に努めました。
今後は、この基本計画を施策のガイドラインとしながら、高環境・高福祉のまちづくりを進めるため、各個別計画とともに計画事業の積極的な推進を図ります。
本号では、この「第3次三鷹市基本計画（第2次改定）」の概要をお知らせします。
なお、これらの冊子（全文）は、相談・情報センターや市民協働センター、市政窓口、図書館、各コミュニティ・センターで閲覧できるほか、三鷹市のホームページでもご覧になれます。
［問］企画経営室TEL内線2113・2114・2151
■第3次三鷹市基本計画の第2次改定にあたって
◆ 基本計画第2次改定に向けた基本的な考え方
第3次三鷹市基本計画は、目標年次を2010年（平成22年）とし、計画期間を4年毎の3期（前期・中期・後期）に分け、各期に見直し（ローリング）を実施することとしています。今回の改定は、国等の制度改正や社会経済状況の変化への対応などを中心とした時点修正的な改定を基本としています。また第2次改定は、平成18年4月の自治基本条例施行後の初めての計画改定となりますが、一方で厳しい財政状況や「三位一体の改革」の展開を踏まえ、事業の徹底的な見直しを行い、さらなる行財政改革を推進するとともに、新たな課題については改定計画に盛り込み、積極的な取り組みを行うこととしています。
◆ 改定の基本方針
・施策・事業を徹底的に見直し、新たな課題へ取り組みます。
・ローカルマニフェストを反映した第2次改定に関する市長方針に基づいて改定を行います。
・「都市の再生」に関し、公共施設の整備や再配置のあり方の方向性を示します。
・制度改革の負の影響を最小限にするセーフティネットとしての施策のあり方を明示します。
・「人財（注）」が「協働のパートナー」となり、「まちの活性化」につながるように、参加と協働の機会の拡充を図る施策のあり方を示します。
（注）人財：市では、人材の「材」には、素材・材料というイメージがあるため、市民サービスを提供していく組織の宝・財産という意味で、「人財」を使用しています。
■市長挨拶 ｢協働のまちづくり」と最適な「未来への投資」による「三鷹新時代」の創造を目指して
〜第3次基本計画の第2次改定にあたって〜
三鷹市長 清原慶子
この度、三鷹市では「第3次基本計画（第2次改定）」を確定いたしました。今回の第3次基本計画の第2次改定にあたっては、計画の骨格案を紹介した広報特集号に貼付したはがきによるアンケートや、住区ごとのまちづくり懇談会でのご意見をはじめ、自治基本条例によって制度化されている「パブリックコメント制度」による意見聴取を行うとともに、市民会議・審議会でも検討をしていただきました。さらに、昨年10月20日と21日の2日間にわたり、無作為抽出で選ばせていただいた市民の皆様の参加による「基本計画改定に向けたまちづくりディスカッション」を実施しました。これは、計画策定における新しい市民参加方式として全国で初めて実施したものです。このように、多層的・多元的な市民参加の取り組みを行い、市民の皆様のご意見を反映するよう努めました。
私は、昨年4月の市長選挙で引き続き市民の皆様から信託をいただきましたが、その際にお示しした政策や、平成19年度の「施政方針」で掲げた「都市の再生」などの新たな課題に取り組むために、これまで「安全安心のまちづくりプロジェクト」をはじめとして6項目としていた最重点プロジェクトに、「都市の更新・再生プロジェクト」を追加して7項目としました。そして平成20年度の「施政方針」では、本年度を、「輝くまち三鷹」を目指して「未来への投資」を本格的にスタートする年度と位置づけました。市民の皆様が安全に安心して、いきいきと暮らせる「高環境・高福祉のまちづくり」を推進するために、公共施設の建て替え・改修、人財の育成等の「未来への投資」を最適に選択しつつ、本年度が実質的に初年度となる第2次改定計画を着実に推進していきたいと思います。
また、「第3次基本計画（第2次改定）」は、次の「第4次基本計画（仮称）」につながるという長期的・継続的視野に立って、政策・事業の枠組みづくりや、「都市の再生ビジョン」形成の取り組みを本格的に始める大切な時期でもあります。計画の目標年次である平成22年（2010年）は、「市制施行60周年」の年にあたります。私は、第3次基本計画の最終段階の取り組みとして、計画目標の達成に全力を尽くすとともに、市制施行60周年を迎える今だからこそ、改めて「みたか新時代」の創造に向けて、確かなまちづくりを進めていきたいと決意しています。
私は、4月30日から市長として「2期目の2年目」を迎えますが、心も新たに、誠心誠意、全力で市政運営に取り組み、着実な計画行政を推進していきたいと思います。この「第3次基本計画（第2次改定）」に示されている目標を共有して、市民の皆様と市とが共に役割と責任を担い合う協働のまちづくりを進め、最適な「未来への投資」を行うことにより、持続可能な（サステナブル）三鷹市政を進めていきたいと思います。
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