緑と水の公園都市 三鷹市
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広報みたか2008年3月2日1面

■新年度の施政方針(概要)

平成20年度予算案 一般会計 578億5,000万円
〜「輝くまち三鷹」を目指して「未来への投資」を〜

 平成20年度の市の予算案が、2月28日から始まった市議会定例会で審議されています。
新年度の予算案は、「未来への投資」として、(1)「都市再生に向けたビジョン」の明確化と「ファシリティ・マネジメントの推進」、(2)地域や組織の財産である「人・財・」の育成と「人間力」を育む取り組みの推進、(3)すべての世代の市民が安心して、快適・健康に生活できる仕組みの確立、の3点を基本に据えて編成しました。

三鷹市は引き続き、「高環境・高福祉のまちづくり」による、「人間のあすへのまち」の実現に向けた取り組みを進めていきます。

新年度の施政方針(概要)
三鷹市長 清原慶子

 現在、日本は時代の転換期を迎え、多くの課題に直面しています。景気回復が続いていると言われるものの、身近な商品やサービスの相次ぐ値上げは市民生活に大きな影響を及ぼしています。また、政府の「構造改革」などの推進は、国・地方の政府間関係や行財政制度、社会保障制度に大きな変化をもたらしています。

  三鷹市も、今、まさに大きな岐路に立っています。人口構造の変化から、少子長寿化に対応した保健・医療・福祉などのサービスの整備や、未来を担う子どもたちに向けた教育改革が求められています。また、高度成長期に整備した公共施設の改修や建て替えの時期が到来しつつあり、その更新が大きな課題となっています。
こうした社会制度の「大転換期」と、社会資本・都市施設の「大更新時代」を同時に迎えた今、時代の要請を真摯(しんし)に受け止めつつ、都市の快適な環境と活力を維持し、安全安心で暮らしやすい地域社会を実現していくことが、市政の基本的な課題です。

  そこで、私は、本年度を、安全に、安心して、いきいきと暮らせる「輝くまち三鷹」を「高環境・高福祉のまちづくり」によって継続的に創造していくことを目指して、「未来への投資」を本格的にスタートする年と位置づけました。三鷹市が、皆様にとってのセーフティーネットの機能を果たすとともに、共に支えあう地域社会を実現し、直面する地域課題を解決するよう取り組んでいきます。同時に、未来に向けて希望を持って暮らしていける、確かな三鷹の「まちのかたち」を提示し、その実現のための取り組みを進めます。

  こうしたことから、本年度は、「未来への投資」として次の3つの取り組みを基本に据え、「選択と集中」による経営資源の重点化を図ることとしました。

「都市再生に向けたビジョン」の明確化と「ファシリティ・マネジメントの推進」

 公共施設の計画的な維持・保全を行うファシリティ・マネジメントに関しては、「都市の更新・再生プロジェクト」を「第3次基本計画(第2次改定)」の最重点プロジェクトに追加しました。また、新たに、公共施設の一元管理を行う「公共施設課」の設置に向けた組織条例の改正を、市議会に提案しています。

  本年度の具体的な事業としては、中央保育園・母子生活支援施設三鷹寮と東台小学校の建て替えを行います。また、学校の耐震補強工事の推進や新ごみ処理施設の整備に向けた準備、上下水道や橋梁(きょうりょう)などのライフラインの耐震化や更新などにも取り組みます。

さらに、「都市再生に向けたビジョン」として、公共施設の利活用や再配置などに関する方針を策定します。

「人財」の育成と「人間力」を育む取り組みの推進

 「未来への投資」は、今の私たちにとって暮らしやすいまちを創るだけではなく、次の時代を担う子どもや孫たちの世代への「投資」でもあります。

  本年度は、こじか保育園の開設や、七小学童保育所の建て替えを進めます。また、新たに、「連雀学園」「東三鷹学園」「おおさわ学園」の3つの小・中一貫教育校を開園します。さらに、子どもたちが健やかに育つ環境を創るための指針として、「子ども・子育てビジョン(仮称)」の策定に取り組むとともに、「三鷹子ども憲章(仮称)」の市議会への提案を目指します。

  このほか、いわゆる団塊の世代の地域回帰が顕著になることが想定されることから、三鷹ネットワーク大学や市民協働センターなどでの事業や活動の連携と充実により、さまざまな地域活動を通じた市民の自己実現の機会の提供に努めます。

すべての世代の市民が安心して、快適・健康に生活できる仕組みの確立

 勤労者や高齢者世代が、将来にわたって、安心して快適・健康に生活し続けることができる「高環境・高福祉」のまちづくりを進めます。

  本年度は、医療制度改革に伴う「特定健康診査」と「特定保健指導」の実施体制の確立を図るとともに、「後期高齢者医療制度」の取り組みも進めます。さらに、介護予防事業や地域ケア事業の拡充のほか、制度改正に伴う課題についての国や東京都への問題提起など、基礎自治体としてできる限りのセーフティーネットの機能を果たす取り組みを進めます。

 以上のような3つの「未来への投資」の取り組みは、「第3次基本計画(第2次改定)」によって総合的かつ着実に推進していきます。また、この第2次改定は、第3次基本計画の最終段階の取り組みであることから、計画目標全体の達成にも力を尽くしていきます。

  私は、昨年の市長選挙で皆様から引き続き信任をいただき、市長として「2期目の2年目」を迎えますが、心も新たに、誠心誠意、全力で、市政運営に取り組んでいく決意です。

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