緑と水の公園都市 三鷹市
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広報みたか2008年2月3日1面

■太宰治が生きたまち・三鷹 太宰文学サロンが3月1日(土)午後1時オープン!

 日本の代表的な作家・太宰治は、昭和14年から亡くなる23年まで下連雀に住み、主な作品の大半を三鷹で執筆しました。
  市ではこのほど、今年の没後60年と来年の生誕100年を記念して、本町通り沿いの太宰ゆかりの場所に、展示、市民交流や情報発信機能を併せ持つ文学サロンを開設します。
[問]コミュニティ文化室TEL内線2512

カウンターバー
太宰治を撮影した銀座のバー「ルパン」のカウンターの雰囲気を再現しています。これであなたも太宰の気分に!
  出版社主催の座談会に出席した太宰治、坂口安吾、織田作之助の3人が銀座のバー・ルパンに立ち寄ったところ、たまたま居合わせた写真家・林忠彦により撮影されたもの。

火鉢
太宰の最初の結婚の際に使用していたもの。その後、彼の師である井伏鱒二宅にしばらく置かれていました。

太宰治文学サロン
●会場 下連雀3-16-14
グランジャルダン三鷹1階
●開館時間
午前10時〜午後5時30分
●休館日 月曜日
(月曜日が休日の場合は開館し、翌日と翌々日を休館)

太宰のまちをめぐる観光ガイドも充実
「太宰の足跡案内コース」のガイドを行っているボランティアグループ「みたか観光ガイド協会」のメンバーが、展示解説や市内の太宰ゆかりの場所をご案内します。
[日]原則として、土・日曜日、祝日に常駐。

太宰治顕彰事業を進めます
この事業は、今年の没後60年、来年の生誕100年を記念して、「太宰が生きたまち・三鷹」をテーマに、太宰と三鷹の関わりを多面的に紹介していくものです。平成22年の市制施行60周年までの3年間、展示やイベント、関連グッズの販売など、太宰治をモチーフにしたさまざまな企画を展開します。
「太宰治文学サロン」は、この事業の中心となる施設です。

※詳細はPDFをご覧ください。


■市長コラム「言葉の息吹 和歌の力」

 今年は、三鷹市ゆかりの作家太宰治没後60年に当たります。
  三鷹市は筑摩書房と協働して太宰治文学賞を復活し、1月末には、この賞にちなんだ「文学講演会」で、賞の選考委員である文芸評論家の加藤典洋さんが『太宰治の戦後』と題する講演をしてくださいました。
  さて、加藤さんは、かつて『この時代の生き方』という論文で、三鷹市在住の歌人である故 宮 柊二さんが、幹部候補生の志願の誘いを拒み、一兵卒として戦争に行った中国での体験を和歌に表したことを評論されていましたが、私は3年前に妻である宮 英子さんを米寿のお祝いに訪ねていました。
  そして、まもなく91歳を迎える現在も、同人誌「コスモス」を発行し続けている宮さんが、今年の1月16日に開かれた「火」をお題とする「宮中歌会始の儀」で「召人」を務められたお祝いで先日再会しました。
  歌会始では、富山県出身の宮さんが若き日を思い出しながら詠んだ、
「栲領巾(たくひれ)のましろき尉をまとひたる囲炉裏火ぬくし夜のほどろを」
という歌が読み上げられました。これは、暖かく燃えているいろり火の炭に、いつしか白い灰(尉)がまとわりついて、次第に夜が更けていく情景を詠んだものということです。
  人間が生きるところに必ず「火」があり、その火が人間の存在や交流や信頼の象徴ともなります。言葉の息吹、和歌の力を感じた年の初めでした。

※詳細はPDFをご覧ください。


※詳細はPDFをご覧ください。


【主】主催者 【人】対象・定員 【日】日時・期間 【所】場所・会場 【¥】費用(記載のないものは無料) 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保】保育あり

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