広報みたか2007年11月4日3面
■「プラスチック」はどうしていますか?
ごみも品質が問われる時代です
家庭から出されるごみの80%(容積比)を占めるといわれるプラスチックごみの減量・リサイクルは、循環型社会を形成していくうえで大きな課題となっています。
プラスチックはちょっとしたひと手間でより良いリサイクルが可能です。分別の徹底と汚れの除去に、みなさんのご協力をお願いします。
[問]ごみ対策課TEL内線2533
汚れたままだと不燃物 ひとすすぎ洗えば資源物
汚れたプラスチック容器は捨てる前にたまった水にくぐらせてください
Q なぜ、プラスチックはひとすすぎが必要なの?
A 残飯の入ったままのお弁当の容器やソースが残ったままの袋などが混ざっていると、回収する際にほかのきれいなプラスチックにまで汚れが付着してしまうからです。
Q どこまで、きれいにすればいいの?
A たまった水でひとすすぎしてください。まだ残っている程度の汚れであれば大丈夫です。
店頭回収を利用して、「買い物ついで」にリサイクル
白色トレー、牛乳パック、ペットボトルなどは店頭回収が便利です。また、市の公共施設でもペットボトルと紙パックの拠点回収を行っていますので、ご利用ください。
これもプラスチックです
迷ったら、商品にプラスチック容器包装のマーク「プラ」があるか確認しましょう。「プラ」マークがなくても硬質・軟質の「プラスチック類」は収集します。
問い合わせの多いもの
●発泡スチロール
●CD
●DVD
●レコード
●写真のネガ
●薬のケース
●ラップなど
プラスチックに金属が入っているMDやビデオテープは燃やせないごみとなります。
リサイクルには手間とお金がかかります
家庭から出されたプラスチックは、ふじみ衛生組合立リサイクルセンターに運ばれ、作業員の手で異質物や汚れたプラスチックが取り除かれます。
手選別後の「きれいなプラスチック」は、(財)容器包装リサイクル協会(指定法人)に無料で引き取られ再生利用されますが、汚れたプラスチックや「プラ」マークのついていないプラスチックは、市がリサイクル事業者にお金を支払い、引き取ってもらっています。
こうしたプラスチックの処理にかかる経費は年間約7億6,700万円(平成17年度決算)。最近は再生利用プラスチックの引き取り基準が厳しくなっています。もし、家庭から出されたプラスチックの質が低下し無料で引き取られなくなると、さらに費用がかかることになります。
※プラスチック類の処理の流れは、11月18日〜12月1日放送予定の「みる・みる・三鷹」番組内でもお伝えしますので、ご覧ください。
(財)容器包装リサイクル協会(指定法人)から引き取り拒否の危機に直面する自治体も!
プラスチックの引き取りを拒否された場合は、さらに1億7,600万円の支出増に!
平成19年度上半期の三鷹市のごみ処理状況(前年同期間)
前年同期間比で「燃やせるごみ」は1,030t、「燃やせないごみ」は44tの減量となり、資源物の量は187tの増加となりました。
また、ごみの総量は人口の増加にも関わらず、約882t(3.3%)の減となりました。これは、引き続き市民のみなさんにごみの減量と分別のご協力いただいている成果です。
◆平成18年度のごみ処理ににかかる経費は一人当たり16,300円
平成18年度のごみ・資源物の処理にかかった経費は、約28億6,000万円です。平成17年度に比べ、環境センターやリサイクルセンターの運営費が増えたため、約1億3,000万円増加しました。一人当たりにかかる経費は600円の増加となります。
次世代のことも考えてごみを出さない工夫を
リサイクルを行うことも大切ですが、リサイクルしても環境への負荷や経費はかかります。一番大切なことは、ごみも資源も元から減らす「発生抑制・排出抑制」です。リサイクルを積極的に行う前に、ごみになるものは買わない、選ばない、受け取らない生活を心がけましょう。
最近では、お気に入りの「マイバッグ」や「マイタンブラー」を持ち歩くことも珍しくなくなってきました。市でも、「マイバッグキャンペーン」など、ごみ減量に向けた取り組みを行っています。
あなたも、できることから生活の中に取り入れてみませんか?
【主】主催者 【人】対象・定員 【日】日時・期間 【所】場所・会場 【¥】費用(記載のないものは無料) 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保】保育あり