広報みたか2007年7月15日3面
■平成19年度「各部の運営方針と目標」を策定しました
市では毎年度、「各部の運営方針と目標」を策定しています。
これは、市役所の各部が(1)「部の使命・目標」、(2)「部の経営資源」、(3)「当該年度の実施方針と個別事業の目標」などを明確にした『部の経営方針』を主体的に設定し、市長との協議を経て確定しているものです。また、年度の終了後には、その達成状況を「三鷹市自治体経営白書」の中で公表するとともに、検証結果を次の取り組みに反映させています。
今号では、平成19年度「各部の運営方針と目標」の中から、各部が本年度に取り組むこととしている主な「個別事業」の概要を紹介します。
【問】企画経営室TEL内線2150・2151
企画部
●社会経済状況の変化や厳しい財政状況を踏まえ、施策・事業の見直しや新たな政策課題への取り組みなどを盛り込んだ第3次基本計画の第2次改定を行います。改定作業に当たっては、幅広い市民参加の手法を取り入れます。
●公共施設の保全・活用に向け、用地の利活用や施設の再配置なども視野に入れた「ファシリティ・マネジメントの推進に関する方針」の策定に取り組みます。
●情報通信技術(ICT)を活用し、くらしの豊かさ、便利さ、楽しさを実感できる地域社会の実現を目指した「三鷹市ユビキタス・コミュニティ推進基本方針」を策定します。また、この方針に基づく事業の推進として、GPS携帯を利用した「親子安心システム」などの運用を開始します。
総務部
●地域防災計画を改定し、市の実情にあった防災力の強化を図ります。
●火災、震災、水害などの発生時に迅速な出動態勢が取れるよう、消防団第十分団の詰所を整備します。
●各種審議会等委員の公募制の拡大や委員の男女比の均衡などに向けて、「三鷹市市民会議、審議会等の設置及び委員の選任に関する基準」を周知し徹底させます。公募枠設置比率は50%、男女比率は40%を目指します。
市民部
●市税収入を的確に把握するとともに、市税の確保に努め、収納率の向上を図ります(収納率は98.5%を目指します)。
●国民健康保険財政の健全運営を目指し、さらなる収納率の向上(収納率は92.0%を目指します)と、保健事業の充実による医療費の適正化を図ります。
●コンビニ収納の拡大やマルチペイメントネットワーク収納サービスの実施など、市税等の納付機会を拡大し、納税者の利便性と収納率の向上を目指します。
健康福祉部
●高齢者などの地域ケアの推進のため、井の頭地区で、日常生活の困りごとを解決するための相談サロンの充実やサービスシステムの実施などを行うとともに、新川・中原地区での新たなネットワークづくりに取り組みます。
●老朽化した西野保育園の建替工事を実施します。また、平成20年度からは、同園の0歳児の定員増(3人)と一時保育(定員6人)を実施します。
●廃園となった市立こじか幼稚園の施設を活用し、親子ひろばを併設するこじか保育園(仮称)を整備します(平成20年4月開設)。また、同園の効率的な運営のため、公募により民間事業者に委託する公設民営とします。
都市整備部
●コミュニティバス事業基本方針に基づき、第2期改善対象ゾーンを中心に、新たに3路線の見直しやその後の検証を行うなど、みたかバスネットの推進を図ります。
●バリアフリーの基本構想に基づき、重点地区であるJR三鷹駅周辺地区の道路のバリアフリー化整備を行うとともに、歩道や沿道へのベンチの設置(35基)を行い、バリアフリーのまちづくりを推進します。
●三鷹台まちづくり協議会からの「三鷹台駅前通りへの歩道設置に係る緊急提言」を受け、市道第135号線(三鷹台駅前通り)整備事業の推進として、平成18年度に引き続き用地取得を行います。
水道部
●震災時などにも水源から安定して原水を確保できるよう、石綿セメント製導水管を耐震性の高いダクタイル鋳鉄管に布設替えし、本年度中に解消を目指します。
●震災時などにも安定した水の供給が行えるように、普通鋳鉄製配水管を耐震性の高いダクタイル鋳鉄管に布設替えし、年度末の残存率を6%とします。
●将来にわたる安定的な揚水量を確保するため、老朽化が進み維持管理が難しくなっている深井戸の掘り替え(3本)を行い、統廃合を図ります。
生活環境部
●安全安心・市民協働パトロールの充実に向け、登録団体へのパトロール車の貸し出しを行います。また、犯罪発生件数10%減を目指して、関係機関との協働により普及啓発活動を進めます。
●ごみ処理総合計画2010の改定に向け、市民会議でごみ減量化・資源化施策について検討します。また、家庭系ごみの有料化については、計画改定の中で方向性を示します。
●新ごみ処理施設の整備に向けて「新ごみ処理施設整備実施計画」の策定に取り組み、平成25年度稼動を目指します。
教育部
●小・中一貫教育校を推進するため、三鷹市立小・中一貫教育校「にしみたか学園」での学校運営、カリキュラム、コミュニティ・スクールについての実践や検証を引き続き行います。また、他の中学校区においても、小・中一貫教育校開設に向けての取り組みを進めます。
●安全な学校環境の整備を推進するため、南浦小学校の耐震補強工事と第二中学校体育館の建替工事を実施します。また、七小・大沢台小・東台小の耐震補強工事に向けた実施設計と、羽沢小の耐震補強計画業務に取り組み、全小・中学校耐震化率を70%にします。
●学校を地域の拠点として多目的に活用する「学校公園」化の推進のため、第一小学校スーパーリニューアル事業の3期工事を実施し、耐震化率100%完了を目指します。
「各部の運営方針と目標」全文をホームページ・冊子でご覧になれます
平成19年度「各部の運営方針と目標」の全文は、市のホームページでご覧になれます。また冊子は、相談・情報センター(市役所2階)、市政窓口で配布するとともに、図書館、各コミュニティセンターでも閲覧できます。ご意見、ご感想などお寄せください。
平成18年度の「各部の運営方針と目標」の達成状況について
平成18年度の「各部の運営方針と目標」の達成状況は、次号で紹介する「三鷹市自治体経営白書2007」の冊子や市のホームページに掲載する予定です。
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