広報みたか2007年3月18日1面
■つながって広がるみたかの子育て
「子どもの食事の相談がしたい」「小学校ってはじめての学校だから不安」など、子育てのさまざまな不安や相談などに応えるため、保育園では、在宅で子育て中の親子が気軽に参加できる地域開放事業や幼稚園・小学校との連携など、地域の子育て支援の拠点としての取り組みを行っています。
また、市では従来から、地域で助け合いながら子育て家庭を支える「ファミリーサポート事業」などを行ってきました。今号では、そうした保育園や地域が“つながりながら”子育てを支援する取り組みについてご紹介します。
→子育て支援室TEL内線2661
つながる 幼稚園と保育園
幼児教育機能を強化した新しいタイプの子育て支援施設
「市立ちどりこども園」が開園します
待機児童の解消、多様化する保育ニーズに応えるため、保育園に幼稚園機能を併せ持った「ちどりこども園」が4月から開園します。
同園は、幼稚園タイプ園児を同時に受け入れる新しいタイプの子ども施設として、保育と融合した幼児教育の実践を目指します。また、地域ぐるみで子どもを見守り育てていくために、小学校との連携をはじめ、ご近所の方やお年寄りとの交流を検討していきます。
つながる 地域の親子と保育園
在宅子育て家庭も気軽に参加できます
保育園の地域開放事業
公私立24の保育園では、在宅で子育て中の親子を対象に「地域開放事業」を行っています。地域開放は、園庭開放、絵本の貸し出し、身長・体重の測定、離乳食の紹介、お話会など内容はさまざまです。
来園時には、お子さんとのかかわり方や、健康状態、心身の発育や食事など、知りたいこと、気掛かりなことを保育士、保健師(看護師)、栄養士に相談することができます。
保育園地域開放の利用者 川崎亜希子さん(中原在住)
保育園の地域開放に来るようになってから1年半になります。最初のころはドキドキでしたが、今ではここに来るお母さん方と友達になって、公園などに一緒に行くようになりました。ほかのお母さんとお話しすることがストレス解消にもなるので、今では子どものためというよりも自分自身のために来ているという感じです(笑)。保育園では子どもの食事のことなどを相談することもできるので、私にとっては貴重な場所ですね。
つながる 保育園と小学校
はじめての小学校も安心
幼稚園・保育園と小学校との交流を実施しています
小学校入学前は、保護者や幼稚園・保育園の先生と、受け入れる小学校の先生の期待と不安が交差します。市では、年長の子どもたちが入学後に、より楽しく意欲的に学校生活を送ることができるよう、幼稚園・保育園と小学校との連携を図っています。
高山小学校と周辺の幼稚園・保育園では、平成16年度から今年度まで関係者による検討を試行的に継続し、数々の交流事業を行い連携を深めてきました。来年度はさらにモデル校2校で同様の取り組みを実施します。
高山小2学年担任 友部尚子教諭
高山小と近隣の保育園・幼稚園では、子どもたちが小学校入学前後の移行期をスムーズに過ごせるよう、先生同士の情報交換や園児の授業参観、授業体験などの機会を持っています。また、学期末には新1年生の担任と年長組の先生が引き継ぎを行っています。こうした連携をすることで、お互いの情報などが共有できるため、子どもたちは安心するようですし、指導のうえでもとても役に立っています。これからも、こうした交流が無理なく継続できればと思っています。
つながる ご近所さんと子育て家庭
ファミリーサポートセンター援助会員が子育てのお手伝いをします
「ファミリーサポートセンター」には現在、子育てのお手伝いをする援助会員が310人ほど登録しています。援助会員の主な活動内容としては、保育園・幼稚園の送り迎えや帰宅後の援助、習いごとへの送り迎え、保護者の冠婚葬祭による外出や、兄弟の学校行事参加時の援助などがあります。
利用会員の方から地域の中の心強い子育てサポーターとして頼られることも多いため、この活動を生きがいとして取り組んでいる援助会員の方も大勢います。
援助会員の登録についてはお気軽に同センターTEL76-6817へ。
ファミサポ援助会員 西川悦子さん(井の頭在住)
最近は共働きのご家庭が増えていますし、昔と比べてご近所づきあいも希薄になっていますから、子育ては本当に大変だと思います。そんな子育て中のご家庭のお手伝いができればと援助会員になってから5年がたちました。
子どもは大切な宝ですから、地域のみんなで協力して育てていけたら良いですよね。お預かりしていたお子さんが大きくなっても町中であいさつしてくれると、自分の子どもの成長した姿を見るようで嬉しくなります。
初日は運賃無料!
■コミュニティバス(境・三鷹循環)の運行を開始します
〜三鷹市・武蔵野市共同運行〜
三鷹駅北口と武蔵境駅北口を結ぶ武蔵野市との共同運行によるコミュニティバスを3月31日(土)から運行します。
初日の31日(土)は出発式終了後の正午から運行を開始。初日のみ無料で乗車いただけます。
◆運行ルート
三鷹駅北口〜上連雀1丁目〜境1・3丁目〜武蔵境駅北口(左図参照)
◆運行時刻
午前7時武蔵境駅北口始発〜(この間30分間隔で運転)〜午後9時25分武蔵境駅北口着最終
◆運賃
100円(大人・こども同額)、未就学児無料。専用回数券(11枚1,000円)は、車内、小田急バス三鷹案内所、同武蔵境営業所、同武蔵境南口案内所で販売。
※シルバーパス、バス共通カード、小田急バスの回数券は使えません。
→道路交通課TEL内線2883
【主】主催者 【人】対象・定員 【日】日時・期間 【所】場所・会場 【¥】費用(記載のないものは無料) 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保】保育あり