広報みたか2007年3月4日2面
■平成19年度予算案の概要
「安心して、いきいきと暮らせるまち・三鷹」を創造
きめの細かい「選択と集中」で経営資源を重点化！
平成19年度予算は、市政運営の基本的な考え方を次の3点に据えて編成しました。
（1）地域主権の確立に向けた市政運営
（2）計画行政の推進と新たな行政需要への適切な対応
（3）行財政改革の推進と財政の健全性の維持
特に、（2）に関しては、第3次基本計画（改定）に基づき、6つの最重点プロジェクト（※）を中心に施策の重点化と総合化を図りながら予算編成を行いました。
予算規模は、一般会計が565億8,364万4千円で、前年度よりも17億780万7千円、3.1％の増、各特別会計を合わせた総額が1,014億8,878万9千円で、前年度よりも47億4,309万円、4.9％の増となっています。
このように予算規模が前年度と比較して拡大しているのは、（1）にしみたか学園第二中学校体育館の整備、（2）西野保育園・こじか保育園（仮称）の整備、（3）学童保育所の整備、（4）児童手当・乳幼児医療費助成の拡充、（5）義務教育就学児医療費助成の実施などに取り組むための経費を新たに計上したためです。
今号では、こうした平成19年度予算案の概要をお知らせします。
→財政課TEL内線2125
※6つの最重点プロジェクト＝「安全安心のまちづくり」「地域ケア推進」「バリアフリーのまちづくり」「子ども・子育て支援」「協働のまちづくり」「IT活用」の各プロジェクト
安全安心のまちづくりプロジェクト
◆公共施設の保全・活用に向けた調査・研究に取り組みます。 30,000,000円
◆安全安心・市民協働パトロールを充実するとともに、地域安全マップのさらなる活用を図ります。 19,743,000円
◆消防団第十分団の詰所を整備します。 113,133,000円
◆地域防災計画を改定するとともに、防災マップ・洪水ハザードマップを作成します。 17,071,000円
◆災害用備蓄倉庫を新規に設置し、備蓄用資機材を配備します。 15,202,000円
◆都市型水害に対応するため、雨水管を整備します。 405,740,000円
バリアフリーのまちづくりプロジェクト
◆市内公共施設などのバリアフリー対応状況を提供するマップのウェブサイトを作成します。 8,730,000円
◆市民の寄付を募り、市内に「ほっとベンチ」を設置します。 10,000,000円
◆市道第1号線、10号線などを「あんしん歩行エリア」として整備します。 42,000,000円
◆三鷹台駅前通りの整備に向けて用地取得を行います。 345,364,00円
◆三鷹駅のバリアフリー化整備に対する助成を行います。 88,557,000円
協働のまちづくりプロジェクト
◆第3次基本計画（改定）の第2次改定を行います。 7,282,000円
◆国立天文台の地域開放の拡大など、活用方策の検討に取り組みます。 5,100,000円
◆地域自治組織の活性化に向け、先導的な活動に取り組む町会・自治会への助成制度を創設します。 1,000,000円
◆再生資源集団回収事業の助成を拡充し、ごみの減量と資源の有効活用を推進します。 45,408,000円
◆花とみどりに関する市民活動のサポートを強化するとともに、街かど花壇整備などを推進します。 12,982,000円
◆大沢の里周辺地域の保全・活用に向けた調査研究に取り組みます。 697,000円
地域ケア推進プロジェクト
◆「地域ケアネットワーク・井の頭」の活動の充実を図るとともに、新川中原地区での新たなネットワークづくりに取り組みます。 13,834,000円
◆福祉・災害時支援マップの作成など、災害時要援護者支援モデル事業を実施します。 1,046,000円
◆高齢者・障がい者の住宅確保のため、民間保証会社のあっせん・保証料の一部助成や、知的障がい者グループホーム・ケアホーム入居者への家賃助成などを実施します。 22,346,000円
◆障害者自立支援法の円滑な運営とサービス水準の維持のため、利用者・事業者支援を行います。 24,226,000円
◆介護老人福祉施設新川之郷（仮称）の整備費を助成し、入所110人・通所20人の定員を確保します。 21,000,000円（別に平成18年度に債務負担行為を設定済）
◆在宅介護支援センター2カ所を地域包括支援センターに移行するなど、充実を図ります。 144,000,000円
子ども・子育て支援プロジェクト
◆「三鷹子ども憲章（仮称）」の制定に取り組みます。 1,152,000円
◆「みたか・子どもと絵本プロジェクト推進計画」に基づく各種事業を展開します。 7,026,000円
◆乳幼児医療費助成制度を拡充し、所得制限を緩和します。 368,432,000円
◆義務教育就学期の児童生徒の医療費の一部助成を開始します。 62,723,000円
◆弘済保育園（仮称）の建設費の一部を助成します。 82,520,000円（別に債務負担行為を設定）
◆幼児教育機能を強化した新しい保育施設、ちどりこども園を開設します。 137,352,000円
◆老朽化した西野保育園を建て替えるとともに、社会福祉事業団への民営化を進めます。 493,346,000円
◆廃園するこじか幼稚園を、親子ひろば併設のこじか保育園（仮称）として整備します。 130,846,000円
◆学校給食の充実と効率的な運営を図るため、調理業務の民間委託化に取り組みます。 117,586,000円
◆第四中学校に特別支援（心身障がい）学級を新設します。 39,600,000円
◆老朽化したにしみたか学園第二中学校の体育館を建て替えます。 416,991,000円
IT活用プロジェクト
◆統合型地理情報システム（GIS）の導入を開始します。 29,800,000円
◆市のホームページのリニューアルに向けた調査・研究を行います。 4,884,000円
◆コンビニ収納が可能な税目を増やすとともに、金融機関のATMなどでも支払いができるマルチペイメントネットワークの対応を進めます（国民健康保険税、介護保険料を含む）。 37,833,000円
◆図書館コンピュータ・システムを更新します。 43,621,000円
基本計画における重点プロジェクト事業など
◆都市型農業の維持・振興に向けた調査研究を行います。 3,000,000円
◆商店街活性化のため、全市的なセール、イベントや商店会加入促進事業などへの助成を行います。 9,246,000円
◆「みたか都市観光協会（仮称）」へ助成などの支援を行います。 9,018,000円
◆東京都、武蔵野市などとともに「井の頭恩賜公園90周年記念事業」を開催します。 1,000,000円
◆三鷹センター・文化劇場跡地の再開発事業に対して支援を行います。 4,000,000円
◆三鷹都市計画道路3・4・13号線の整備に向けた用地取得を行います。 345,658,000円
◆案内板の設置や携帯サイトの活用などにより、緑と水の回遊ルートのサインを整備します。 8,415,000円
◆連雀中央公園の用地取得と最終整備を行います。 110,345,000円
◆コミュニティバスの運行経路の見直しに取り組みます。 47,220,000円
◆赤鳥居通り駐輪場、天文台下駐輪場、三鷹台第4駐輪場、三鷹駅南口西駐輪場（いずれも仮称）の整備に取り組みます。 158,278,000円
◆ふじみ衛生組合を事業主体に、新ごみ処理施設稼動への取り組みを進めます。 49,953,000円
◆市税の制度改正に伴う国民健康保険税の負担増に対応するため、賦課方式の変更や負担軽減措置に取り組むとともに、PRを強化します。 4,580,000円
◆大沢総合グラウンドの整備に向けた実施設計を行います。 33,440,000円
◆三木露風展、吉村昭展、山本有三生誕120年記念事業を開催します。 18,719,000円
「平成19年度施政方針・予算概要」（1冊200円）「平 成19年度三鷹市一般会計・特別会計予算及び同説明書（1冊1千円）は、相談・情報センターTEL内線2215（市役所2階）で販売しています。また、「施政方針・予算概要」は、市のホームページでもご覧いただけます。
「三位一体の改革」による影響など
国と地方を通じた行財政改革の一環として、また、地方分権推進の観点から、「三位一体の改革」が進められています。これは、（1）国庫補助負担金の改革、（2）国から地方への税源移譲、（3）地方交付税改革という3つの改革を一体的に推進し、地方の自立と責任を確立しようとするものです。真の地方分権を実現するため、地方団体は一致結束し、改革の前進に向けて取り組んでいます。また、三鷹市も、これを積極的に推進すべきであるという立場に立っています。
しかし、平成16年度から3カ年かけて実施されてきたこの改革のうち、「国庫補助負担金の廃止・削減等」により3カ年の合計は、8億7,233万円である一方、平成19年度に行なわれる税源移譲の見込みが2億1,590万円であり、差し引きで6億5,643万円のマイナスとなります。そのため「三位一体の改革」の推進に当たって財政運営に大きな影響を受ける自治体に対しては、財政支援策など制度的な配慮を講じるよう、国および東京都に引き続き積極的な運動を行っていきます。
【主】主催者 【人】対象・定員 【日】日時・期間 【所】場所・会場 【￥】費用（記載のないものは無料） 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保】保育あり
