広報みたか2006年10月15日1面
■放置自転車をなくしましょう
あなたがいない間に誰かが困っています
自転車は、とても便利な乗り物ですが、いったん放置されると、大変危険で迷惑な障害物になります。道はお子さんから高齢者の方、障がいのある方まで、いろいろな方が利用します。自転車を利用する側から見れば、一見何でもなさそうな場所でも、人によっては道に自転車があるだけで、通行の妨げになります。
「ほんの少しの時間だから」「一台くらいなら」という気持ちで自転車を放置しないでください。一人ひとりのちょっとした気遣いで住みやすいまちをつくりましょう。
→道路交通課TEL内線2883
市内には、買い物など短時間でも一時利用ができる駐輪場があります。また、各店舗で専用駐輪場を設置している場合もありますので、ご利用ください。なお、市では、放置自転車の多い三鷹駅・井の頭公園駅・三鷹台駅・つつじヶ丘駅周辺を自転車等放置禁止区域と設定し、放置自転車の防止指導、警告、撤去を実施しています（撤去された場合、撤去料として自転車2,500円、原動機付自転車4,000円 がかかります）。
■駅前放置自転車クリーンキャンペーン
実施期間 10月22日（日）〜31日（火）
都内全域で放置自転車を追放するため、クリーンキャンペーンを行います。市では、市内の公共機関などにポスターを掲示するとともに、JR三鷹駅を中心に、啓発活動を行い、関係機関と協力して放置自転車の撤去を強化します。
■人権啓発の講演と吹奏楽の集い
「育てよう一人一人の人権意識」
△11月4日（土）午後1時〜4時（開場午後0時30分）、三鷹市公会堂ホールで。
第一部 千葉紘子さん講演会
「お父さん、お母さん“わたし”を見て…」
―親と子の絆とすき間で―
◆千葉紘子さんプロフィル
歌手、法務省・篤志面接委員、法務省・保護司、東京家庭裁判所家事調停委員。時代を担う子どもたちをたくましく心豊かに育むための地域・学校そして家庭が果たす役割に注視して、身近なところからの人権意識の啓発活動を続けているほか、著書『あした、青空』なども執筆。
第二部 にしみたか学園二中吹奏楽部の演奏
演奏曲「アナンデール物語」ほか
▲当日、直接会場へ。先着800人。手話通訳、保育あり（2歳〜就学前のお子さん対象）。保育希望の方は、10月27日（金）までに相談・情報センターへ申し込む（定員10人）。
→同センターTEL内線2131
■市長コラム「心の窓を開いて」 三鷹市長 清原慶子
芸術の秋を迎えました。三鷹駅南口コラルビル５階の三鷹市美術ギャラリーでは、10月22日まで「福王寺法林展」を開催しています。
福王寺さんは、山形県米沢市に生まれ、’53年から三鷹市に在住され、本格的に日本画の画業に専念してこられました。
特に、’74年からヘリコプターや小型飛行機で取材を開始され、継続して描いてこられたヒマラヤの作品が著名です。一昨年秋には、その功績が評価され文化勲章を受章されました。
私は三鷹市で多くの作品を生み出された福王寺法林さんを三鷹市名誉市民に推挙し、市議会の同意を得て昨年11月３日の市制施行55周年記念式典で名誉市民章をお渡ししました。それを記念しての展覧会です。
会場には、驚くほどのスケールでヒマラヤを描いた大作に並んで、市内の昔の風景や草木を描いた作品が展示され、その基礎となる写生やデッサンも興味をひきます。
写実的な初期の作品から、大胆に心の窓を開いて、ご自身の感性で描かれた作品を前に、ヒマラヤに出かけたことのない私も、思わずその大自然に立っているような臨場感を得ることができました。
私たちは、誰もがかけがえのない命をいただいた存在として、優れた芸術に出会う時、自然と心の窓が開きます。素直に「生きること」や「人間」の表現の力の素晴らしさを感じます。多くの皆さんに、福王寺さんの日本画と出逢っていただきたいと願います。
【主】主催者 【人】対象・定員 【日】日時・期間 【所】場所・会場 【￥】費用（記載のないものは無料） 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保】保育あり
