広報みたか2006年10月1日3面
■10月は消費者月間です
高齢者のみなさん その契約、大丈夫ですか？
あやしいと思ったら、消費者相談窓口までご相談ください
昨年、認知症の姉妹が被害を受けた悪質住宅リフォーム問題は記憶に新しいところです。平成17年度に三鷹市消費者活動センター・消費者相談窓口で受けた相談総数に占める60歳以上の方の割合は24・４％で、悪質商法による高齢者の方の被害数、被害金額は増加するばかりです。
「私は大丈夫」と思っていても、悪質業者は巧みな言葉で近づいてきます。相談窓口に寄せられたケースをご紹介します。
利殖商法
「金相場が値上がりしている」、「今投資すれば必ず儲かる」と電話がありました。銀行の金利も安く、預けているより投資に使った方がいいかと思い、説明もよく分からないまま金相場の契約をしてしまいました。最初の１カ月は儲かっていましたが、間もなく状況が悪くなり、追加の出資を求められ、応じてしまいました。何度も終わりにしたいと言っているのに拒否されてしまい、困っています。
展示会商法
着物の展示会の案内が届きました。暇なので見るだけと思い、展示会に行ってみました。販売員に反物を肩からかけられ、「大変お似合いです」などと褒められ、断り切れず契約してしまいました。その後も同じ販売店から旅行に招待され、この前着物を買ったからもう買わされることはないだろうと思い、旅行に参加したところ、帯を買う羽目になってしまいました。
原野商法
40年前に地方に別荘地を購入しました。転売したいと思っていたのですが、バブル期にもかかわらず売れず、そのまま放置していました。最近、業者が訪問し、買い手を見つけるので測量してはどうか言ってきました。数十万円を支払い、測量してもらいましたが、いまだに買い手が見つかりません。業者に連絡しても、電話がつながらない状態で、だまされたような気がしてなりません。
高齢者のみなさんはご用心！優しい言葉にご注意を
昼間、家に一人で居ることが多い、高齢者は訪問販売などの被害に遭いやすいといえます。事業者は優しい言葉や、親切な態度で高齢者の心のすき間に入り込みます。そして、健康や住んでいる家の耐久性など、高齢者の方が日ごろ不安に感じていることにつけ込み、契約に持ち込むのです。
判断能力が十分でない場合は成年後見制度を活用しましょう
認知症などで判断能力が十分でない方が悪質商法などの被害に遭うケースがあります。成年後見制度とは、一方的に自分に不利な契約を結ばないよう、事前に定められた人が、本人の判断力を補い、保護する制度です。判断能力が衰えたときに備え、あらかじめ任意後見人を決め、公正証書による契約を行う「任意後見制度」と、すでに判断能力が衰えてしまったときに本人、配偶者、４親等内の親族、市町村長などが家庭裁判所に後見人などを選任する「法定後見制度」の２種類あります。
高齢者のみなさん・高齢者の身近にいるみなさんへ〜被害はまちぐるみで防ぎましょう
契約は一人で決めず、家族や知人に相談しましょう。契約してしまった後でも契約したのは自分の責任だと自らを責めるのではなく、消費者相談窓口にご相談ください。また、身近にいる方が被害に気付いた時には、消費者相談窓口に相談するよう声をかけてあげてください。相談はご本人からされるのが原則です。
訪問販売などで契約した場合は、クーリング・オフ制度があります。書面を受け取った日を含めて８日以内であれば無条件で解約できます（すべての契約がクーリング・オフできるということではありません）。もしクーリング・オフ期間を過ぎてしまった場合であっても、契約の過程などに問題があれば、必要に応じて事業者との間であっせんなどを行うこともできます。
各種相談窓口
◆成年後見制度
○権利擁護センターみたか
TEL46-1203
○家庭裁判所（八王子支部）
TEL0426-42-5195
◆東京都消費生活総合センター
○高齢者被害110番
TEL03-3235-3366
（平成18年４月より開設）
○高齢消費者見守りホットライン
TEL03-3235-1334
（平成18年４月より開設）
○消費生活一般
TEL03-3235-1155
○架空請求110番
TEL03-3235-2400
三鷹市消費者相談窓口
TEL47-9042
▼月〜金曜日（祝日を除く）午前10時〜午後４時（正午〜午後１時を除く）
▼下連雀３-22-７（消費者活動センター内）
専門の消費者相談員が契約や訪問販売のトラブル、購入品の欠陥、商品の品質、安全性などの消費生活上の相談を受け付けています。
■第36回三鷹市みんなの消費生活展
安全なくらしのために
もったいない！を活かそう
三鷹市みんなの消費生活展実行委員会・市主催。
10月13日（金）・14日（土）
午前10時〜午後４時（14日は午後３時まで）
消費者活動センターで。
▼当日、直接会場へ。
来て！見て！参加して！！
さまざまな催しでみなさんをお待ちしています
専門相談員による年金相談会／生活用品活用市／手づくりを楽しみましょう／着物リフォームドレス展示／陶磁器リサイクル回収（ガラス・土鍋除く不要な陶磁器をお持ちください）／マイバッグほか手づくりコーナー／包丁研ぎ／耐震相談／おもちゃの病院／石けんで換気扇掃除／スタンプラリー／市内産野菜直販（14日のみ）
◇参加協力団体
全日本年金者組合武蔵野・三鷹支部、消費者活動センター運営協議会、手づくりにじの会、大沢住民協議会厚生部会生活教室、三鷹市消費者の会、新日本婦人の会、コープとうきょう三鷹市コープ会、三鷹婦人会議、生活クラブ生協まちみたか、三鷹市消費生活モニター友の会、建設ユニオン多摩東支部、北多摩中央医療生活協同組合、三鷹市野菜直販協議会、東京都計量検定所ほか
※当日、センターに自転車は置けません。「すずかけ駐輪場（３時間まで無料）」などをご利用ください。
【消費者月間記念講演会】〜食育について〜
△10月23日（月）午前10時〜正午、同センターで。講師は赤堀料理学園副校長で管理栄養士、フードコーディネーターの赤堀博美さん。
▼10月２日（月）午前９時から同センター
TEL43-7874へ電話で申し込む。先着40人。
■「しごとの相談窓口」を開設
「しごと」に関わる相談、健康相談を受け付けます。市民向け内職相談も同時開催。
▽10月２日（月）午前10時〜午後０時30分、産業プラザで。
▼当日、直接会場へ。
→生活経済課TEL内線2543
■壊れた「おもちゃ」を修理します！
三鷹市消費者活動センター運営協議会主催。一部有料。
◆開催場所および日時 （1）消費者活動センター＝10月４日（水）・18日（水）、（2）リサイクル市民工房＝10月14日（土）・28日（土）（3）同センター＝10月13日（金）・14日（土）、（4）井の頭コミュニティセンター＝10月21日（土）・22日（日）。（1）（2）は午後１時〜３時、（3）（4）は午前10時〜午後３時。
→同協議会TEL41-0510
■みたかフリ−マーケット開催
▽10月14日（土）午前10時〜午後２時30分、市役所中庭で。
※雨の場合は15日（日）に順延。開催の有無は午前７時以降に市役所へ問い合わせを。出店者はすでに決定済。
▼当日、直接会場へ。
→消費生活係TEL内線2545
■外国特許出願費用助成のご案内
中小企業などの方に出願手数料などの助成を行います。
▼10月６日（金）〜13日（金）に所定の申請書にて申し込む。
くわしくは東京都知的財産総合センターTEL03-3832-3656へ。
■（株）まちづくり三鷹のパソコンスクール
▽（1）はじめようインターネット・Ｅメール＝10月23日〜11月13日の毎週月曜日午前９時30分〜午後０時30分。受講料１万２千円、教材費１千785円、（2）タイピングを覚えよう＝10月18日・25日の水曜日午後７時〜９時30分。受講料５千円、教材費800円。いずれも産業プラザで。
▼いずれも事前に住所・氏名（ふりがな）・年代・郵便番号・ファクス番号・電話番号・パソコン経験を同社TEL40-9669・FAX40-9750へ伝え申し込む。
■脳にe!トレーニング教室
簡単なパソコン操作と手足の運動で脳と身体を鍛えます。
▽10月７日〜28日の毎週土曜日。（1）キッズクラス（小学３年生〜中学１年生対象）Ａ＝午前９時〜10時40分、（2）同Ｂ＝午後３時〜４時40分、（3）ミドルクラス（40〜50代対象）＝午前11時〜午後０時40分、（4）シニアクラス（60歳以上対象）＝午後１時〜２時40分 、いずれも産業プラザで。受講料各クラス６千500円。（1）（2）は同一内容のため振替受講も可。
くわしくは（株）アファンTEL26-5460・【メール】class@afin-sports.com・【HP】http://afin-sports.com/partner/へ。
■東京都訪問介護員２級養成研修（通信課程）受講者募集
対象は多摩地区在住の60〜64歳で研修終了後に就業する意思のある方。
▽11月10日（金）〜平成19年３月24日（土）。通学、施設実習もあり。研修費用１万４千円程度。
▼10月19日（木）（必着）までに往復はがきに研修希望・住所・氏名・生年月日・年齢を記入し（財）東京しごと財団「〒102-0072千代田区飯田橋３-10-３」へ申し込む（申込多数の場合は抽選）。
→同財団シルバー人材課TEL03-5211-2326
【主】主催者 【人】対象・定員 【日】日時・期間 【所】場所・会場 【￥】費用（記載のないものは無料） 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保】保育あり
