広報みたか2006年8月20日7面
■ご存知ですか?都市型災害の対処法
こんな時に地震が起きたらどうしますか?
〜ケース別・都市型地震の対処法〜
私たちは自宅で、外出先で、いつ、どこで大地震に遭遇するか分かりません。例えどこで地震にあったとしても、落ち着いた行動ができるように安全な避難方法を知っておくことが必要です。
いざというときに身を守るため、周囲の状況に応じた行動がとれるようにしておきましょう。
屋内では
わが身と家族の安全が最優先
○揺れを感じたら、テーブルの下に隠れ、身を守りましょう。余裕がなければ、手近にある座布団やクッション、雑誌などで頭を保護しましょう。
○寝ているときに地震が発生したら、布団をかぶり、中で横を向き、ひざを曲げて丸くなり揺れがおさまるのを待ちましょう。
○裸足で歩き回らないようにしましょう。
○火の始末は速やかにしましょう。
○あわてて外に飛び出さないようにしましょう。
○戸を開けて出口を確保しましょう。
屋外では
落下物、転倒物に注意!
○その場所に立ち止まらず、窓ガラス、看板などの落下物から、頭をかばんなどで保護し、空き地や公園などに避難しましょう。
○自動販売機、ビルなどの建物の塀、垂れ下がった電線のそばなどには決して近づかないようにしましょう。
デパートやスーパーでは
頭を守り、出口付近でのパニックに注意!
○かばんや買い物かごで頭を保護し、ショーケースや商品などから離れ、階段の踊り場や柱のそばなど、安全な場所に移動しましょう。
○避難する場合は、係員の指示を聞き、落ち着いて行動しましょう。
集合住宅や高層ビルでは
避難路の確保。エレベーターは使わない!
○ドアや窓を開け、避難路を確保しましょう。
○避難の際にエレベーターは絶対に使用せず、炎と煙に巻き込まれないように階段を使って避難しましょう。
エレベーターの中にいたら
すべての階段ボタンを押して、止まった階で降りる!
○地震だと思ったら、行き先階のボタンをすべて押し、最初に停止した階で降りましょう。
○万が一閉じ込められてしまったら、非常ボタンを押し続け、非常電話(インターホン)で救出を呼びかけましょう。ただし、救出が来るまでには時間がかかることも考えられるので、体力を消耗しないように冷静に行動しましょう。
電車などの車内では
勝手に車外に出ないで、乗務員の指示に従う
○つり革や手すりにしっかりとつかまり、倒されないように踏ん張りましょう。
○途中で止まっても、非常ロックを開けて勝手に車外へ出たり、窓から飛び降りるのは危険です。
○乗務員の指示に従って落ち着いて行動しましょう。
車の運転中には
道路左側に駐車、キーは抜かずに歩いて避難!
○走行中に大地震が起きると、パンクしたような状態になりハンドルが取られます。地震だと思ったら、ハンドルをしっかりと握り、徐々にスピードを落とし、道路の左側か空き地に止め、カーラジオで災害情報を聞きましょう。
○避難するときは、エンジンを切り、キーは付けたままで、ドアロックはせずに、徒歩で避難しましょう。
ご存じですか? 災害時医療救護体制
〜診療所を閉院し、災害時医療救護所と病院に医療を集中!〜
市内で震度6弱以上の地震が発生した場合、限られた医療スタッフや医薬品を最大限活用し、効率的な医療活動を行うため、市内7カ所の災害時医療救護所と8カ所の病院に医師や看護師などが集まり、医療活動に従事します(診療所は閉院となります)。
命にかかわる重傷者は病院へ、それ以外の方は最寄りの医療救護所で治療を受けてください。
◆災害時医療救護所 三小・五小・大沢台小・高山小・南浦小・中原小・井口小
◆病院 厚生会病院・武蔵野病院・三鷹病院・篠原病院・野村病院・井之頭病院・三鷹中央病院・長谷川病院
※杏林大学病院は東京都の後方医療機関のため除いています。
市施設18カ所にAED(自動体外式除細動器)を設置
心臓の動きが停止することによる突然死は、しばしば心室細動という重症の不整脈により引き起こされます。心室細動は、心臓の筋肉が無秩序に細かく収縮するため、心臓から血液送出が停止し、急速に死に至る極めて危険な状態です。その有効な治療法が除細動という電気ショックであり、そのための装置がAEDです。AEDは、一切の操作手段を音声で知らせるため、操作する人には、高度な専門知識や資格は必要としません。この救命行為は、一刻を争います。現場にいる人がこの機器を使用することで、多くの命が助けられることが期待されています。
◆AED設置施設 市役所1階、総合保健センター、三鷹駅前市政窓口、北野ハピネスセンター、三鷹図書館、第一体育館、第二体育館、福祉会館、三鷹市公会堂、芸術文化センター、大沢総合グラウンド、各コミュニティセンター
【主】主催者 【人】対象・定員 【日】日時・期間 【所】場所・会場 【¥】費用(記載のないものは無料) 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保】保育あり