広報みたか2005年6月19日4面

■ごみ分別の成果

　2月にごみの分別方法を変更してから4カ月が経過しました。市民のみなさんのご協力により、着実にごみ減量化と資源化が進み、一定の成果を上げることができました。ありがとうございました。
　 今後とも更なるご協力をお願いします。
※グラフはPDFファイルをご覧下さい。

◆燃やせるごみを分別した効果
　 燃やせるごみから雑紙を分けたことにより、雑紙は雑誌とともにリサイクルされました。また、燃やせるごみが減ることで焼却灰の量が減り、最終処分場の延命につながります。

◆燃やせないごみを分別した効果
　 燃やせないごみの中から資源となるペットボトルとプラスチックの分別収集を行ってからは、よりきれいで質の良い状態でリサイクルされています。また、燃やせないごみが大幅に減少しました。

【分別にあたってのお願い】
◆雑紙　紙袋に入れるか、ひもで十字に縛ってください。レジ袋での収集はできません。
◆古着　主に着用可能な衣類を回収し、中古衣料として東南アジアなどへ輸出しています。木綿製品は着用できないものであっても工業用のウエス（ぞうきん）として再利用します。
◆ペットボトル　中身は軽くすすいでください。ラベルははがす必要はありません。キャップははずし、プラスチックとして出してください。
◆生ごみ　水分をよく切ってから出してください。水分が多いと悪臭の原因になるだけでなく、焼却炉の温度が下がるため、その分エネルギーがかかってしまいます。

　→ごみ対策課TEL内線2533

■新ごみ処理施設説明会

　三鷹市と調布市が共同で新ごみ処理施設の建設候補地を比較している、
検討対象地域6カ所の調査結果などの説明会を開催しています。

▼当日、直接会場へ。

◆出前説明会も開催中！
　 7月31日（日）まで、5人以上のグループを対象に出前説明会を実施しています。お気軽に申し込みください。
　 →ごみ対策課TEL内線2531

■ライトダウンキャンペーン

　CO2排出量の削減を目的に環境省や全国の地方自治体が連携し、事業所のライトアップ施設や家庭の電灯を消す「ライトダウンキャンペーン」を実施します。今年は隣国の韓国と共同開催です。
　 ぜひ、ご協力ください。
▽6月19日（日）午後8時〜10時に実施。
　 →環境対策課TEL内線2524

■適正管理化学物質の使用量報告はお済みですか？

　トリクロロエチレン、トルエン、キシレンなど58種類の適正管理化学物質を年間100キロ以上取り扱う事業者、工場などの設置者は、平成16年度使用量などの報告を6月30日（木）までに提出してください。
　 くわしくは環境対策課TEL内線2523へ。

■生活安全推進協議会

　生活の安全に関する広報啓発や調査研究を行う三鷹市生活安全推進協議会の会議を開催します。
▽6月22日（水）午後6時30分〜8時30分、教育センターで。
▼当日、直接会場へ。
　 →安全安心課TEL内線2551

■自衛消防訓練発表会

　市内の企業や病院などの自衛消防隊が日ごろの訓練成果を披露します。
▽7月6日（水）午後1時〜4時30分、市役所中庭で。
▼当日、直接会場へ。
　 →三鷹消防署査察指導係TEL47-0119

■障害基礎年金の現況届を提出してください

　20歳前の障がいにより障害基礎年金を受けている方および旧障害福祉年金から障害基礎年金に切り替わった方へ、7月上旬に現況届の用紙が社会保険事務所から送付されます。必要事項をご記入のうえ、市民課庶務・年金係（市役所1階（3）番窓口）へ持参または郵送で提出してください（税の申告をしていない方は申告後の提出となります）。
◆提出期限　7月31日（日）
　 ※平成17年1月2日以降に転入された方は、前住所地の課税（所得）証明を添付してください。
　 →同課TEL内線2395

■戦没者等のご遺族の皆様へ

第8回特別弔慰金が 支給されます
　戦没者等の死亡当時のご遺族で、平成17年4月1日において公務扶助料や遺族年金などを受ける方がいない場合に、額面40万円、10年償還の記名国債が支給されます（支給要件あり）。請求は平成20年3月31日までです。 　くわしくは地域福祉課TEL内線2613・東京都福祉保健局生活福祉部計画課TEL03-5320-4077へ。

■市では職員のノーネクタイ・ノー上着運動を実施します。

　市では、7月から、省エネルギー対策の一環として、市役所と市の施設内の冷房温度を28度に設定し、勤務中にノーネクタイ・ノー上着での執務ができることとします。
　 市民のみなさんのご理解とご協力をお願いします。
◆実施期間　7月1日（金）〜9月30日（金）
　 →職員課TEL内線2237

■心のバリアを超えて

第6回　ただ目が見えないだけ

　銀行に付き添いの人と行くと、銀行員は私に話さない。付き添いに話をする。目が見えないからって何も分からないわけじゃないのよね。それが一番いやなの。

◆一人旅が私をつくった
　 Aさんは先天的な視力障がい。でも天草での子どものころからおてんばでよく遊びました。夢中で遊んでいるうちに階段から落ちて、階段で落ちたら途中では止まらないと知ったのです。ちょっとおとなしくなったのは8歳で熊本の盲学校に入って。それで盲人らしくなったそうです。 　 高校に入るため蒸気機関車で東京に。このころから一人旅をよくした。一人だとトイレや弁当と何でもしなければなりません。それが物おじしない今の自分をつくった。
　 文京盲学校に5年。卒業後、西宮でマッサージの仕事につきました。でも結婚で退職。学校時代、演劇部で会い、都の高校演劇連盟の大会で夫婦役をしたのが縁です。マッサージの仕事は西宮時代の1年半だけ。目が見えないから習ったけれど大嫌い、だそうです。
　 通勤途中のご主人が駅のホームから線路に落ちたため勤め先に近い三鷹に。ここでコーラスグループに所属し以後音楽一筋。外出にハンディキャブやガイドヘルパーなどをよく利用します。
　 三鷹へ来て出歩くようになりました。八百屋さん、肉屋さんなどは顔なじみ。頭の中の地図や目印になるポイント、風、音で分かる。困るのは雨や雪のとき。音が消され、風景がガラッと変わる。頭の中の地図や耳で歩いているAさんにはどうしようもなくなってしまうのです。
　 今の楽しさは自分で歩いて見つけ出した。こうして何十年も生きてきた。みなさんと同じ、ただ目が見えないだけ、とAさんはいいます。

◆ちょっと出ればどうにかなる
　 東京生まれのBさんは高校生のとき緑内障に。治療がいつまでも続くので、もういいよと国立の養成所に入ったのが25歳。2年間でマッサージの資格は取ったけれど結婚して三鷹に来たため仕事はしなかった。私の人生、波乱万丈はない、といいます。
　 料理が好きで料理教室に通い、また暮らしを考える会で水や核、原発など環境問題を学習。リーダーが偉い。自分でやった方が早いのにきちんと私にも分担がある。やってもらって当たり前ではない。私もちょっとがんばる。それが仲間、なのです。
　 スポーツは苦手だったBさんがいまゴルフを楽しんでいます。弱視や糖尿病で見えなくなりつつある人は結構いますが全盲の人は少ない。でも、本人がその気になれば90パーセントは大丈夫。ちょっと出る気があれば何とかなるのよ、といいます。　
　 誰にも節目ってあると思う。私の場合、主人の祖母が亡くなったとき。やろう、と思った。それ一つ乗り越えて広がったのね。

◆声をかけて欲しい
　 近ごろ、一般の人は随分と親切になった、とAさんもBさんも言います。「国際障害者年の10年」が良かった。障がい者が気楽にまちに出るようになって変わった。出会わないとお互い分からない。
　 世の中、健常者だけで生きているのではない。いろんな人がいる。ちょっとしたことで助かる。とにかく声をかけて欲しい。目が見えないと耳で生きているんだから。
　 ふっきれないこと一杯抱えて、しかしそれをちょっと横において生きてる。プラットホームで立っていて、ふと群衆の中の孤独を感じることがある。そんな時、とにかく、声をかけて欲しい。

（心のバリアフリー推進委員会）
　 ※市内の視覚障がいのある方は、247人。内訳は18歳未満2人、18歳以上245人。平成17年4月1日現在。

　本シリーズについて、ご意見、ご感想を「〒181-8555三鷹市役所地域福祉課」・FAX47-9577・＜メール＞chiiki@city.mitaka.tikyo.jpへお寄せください。

【主】主催者　【人】対象・定員　【日】日時・期間　【所】場所・会場　【￥】費用（記載のないものは無料）　【物】持ち物　【申】申込方法　【問】問い合わせ　【保】保育あり