緑と水の公園都市 三鷹市
このページは広報みたかのバックナンバーです。
応募・募集・申込期限が終了している場合がありますのでご注意ください。

広報みたか2005年6月5日12面

■むさしのみたか市民テレビ局が開局5周年

新しい仲間を募集します
  「市民による市民のためのテレビ局」「ケーブルテレビを使ったまちづくり」を合言葉に、月刊番組「わがまちジャーナル」(パークシティーで放映・6面参照)の制作を通して市民の視点からまちの息づかいを伝える「NPO法人むさしのみたか市民テレビ局」が、7月で開局5周年を迎えます。
  同局は平成12年7月、武蔵野三鷹ケーブルテレビ(パークシティー)とパートナーシップ協定を締結し、誕生。14年12月にはNPO法人の認証を受け、現在、三鷹、武蔵野市民を中心とした大学生から70歳代の67人のボランティア局員が活動しています。代表理事の川井信良さんは、この5年間を「テレビという面白そうな世界に飛び込んできた市民が、番組制作を通して自分たちの暮らすまちに目を向けるようになってきた」と振り返ります。番組づくりでいちばん苦労する点は「表向きの技術的なことより、実は何をどう伝えるのかという内容こそが重要」と挙げて、「今後はパークシティーのコミュニティチャンネルを市民テレビ局が主体となって番組編成し、世界や日本の情報はマスメディアにまかせ、生活圏情報は市民テレビ局から伝えたい」と夢を語ってくれました。
  同局では5周年を記念して、新メンバー募集のための「局員養成講座」を開催します。5、6人のグループに分かれて実際に番組を企画・制作しながら、アナウンス、カメラ操作、シナリオ作成の極意から実際のビデオ制作などを学び、講座修了後は即、番組制作の場で活躍できます。
※写真はPDFファイルをご覧下さい。

◆局員養成講座
▽(1)7月2日(土)午前、(2)24日(日)午後、(3)9月3日(土)終日、(4)12月17日(土)(試写会)、武蔵野スイングホール、武蔵野市地域情報コーナーほかで(このほか班ごとに適時、企画・制作作業日をとっていただきます)。受講料1,000円(資料代)。
▼事前に「〒181-0013下連雀3-35-16飛高堂202 むさしのみたか市民テレビ局」・TEL・FAX79-1434・【メール】mmctv@parkcity.ne.jpで申込用紙の送付先(氏名・住所)を連絡のうえ、6月25日(土)までに申し込む。


■第21回太宰治賞決定

初のダブル受賞
 第21回太宰治賞の最終選考会が5月10日にみたか井心亭で行われ、選考委員の高井有一さん、柴田翔さん、加藤典洋さん、小川洋子さんにより、927編の応募作品の中から津村記久生さんの「マンイーター」、川本晶子さんの「刺繍」の2作品が受賞作品に選ばれました。
  今回の最終候補作はいずれもレベルが高く、選考委員により2作に絞られたものの甲乙をつけ難く、同賞初のダブル受賞の形になりました。

津村記久生さん「マンイーター」
  津村記久生さん(本名・津村紀久子)は、大阪府出身、大阪市西成区在住の27歳会社員。「マンイーター」は、女子学生の平凡な日常生活の中に潜む誘拐、虐待、性的暴力など、現代社会の暴力性への不信感が描かれた作品で、「文体にキレがあり、力量のある新人が出てきた」と評価されました。
※写真はPDFファイルをご覧下さい。

川本晶子さん「刺繍」
  川本晶子さん(本名・吉川由佳)は、香川県出身、中野区在住の42歳フリーライター。「刺繍」は、離婚経験のある40歳女性主人公と年下の恋人、認知症の母親、それに父親との4人の共同生活を通して介護と仕事、恋愛の間で揺れる女性の姿を描き、「人物に裏表や影がなく、それでいて少しの嫌みもなく、あたたかい読後感を残す優れた作品」との評価でした。
※写真はPDFファイルをご覧下さい。

 受賞の知らせを受けて、津村さんは「小説を書くことを職業にできるようにがんばりたい」と声を弾ませ、川本さんは「ただただうれしい。今後も書き続けていいんだという切符をもらった気分」と喜びを語りました。
  授賞式は6月15日(水)、東京會舘(千代田区)で行われ、記念品と副賞100万円が贈られる予定です。また、6月19日(日)に三鷹市芸術文化センターで行われる「太宰を聴く〜太宰治朗読会〜」(チケットは完売)では、受賞者のお二人からのご挨拶があります。
  なお、受賞作および最終候補作と選考委員の選評などを収録した「太宰治賞2005」は、6月中旬に筑摩書房から発売される予定です。

◆太宰治賞 昭和39年に筑摩書房が創設した小説の公募新人賞で、吉村昭(井の頭在住)をはじめ、加賀乙彦、金井美恵子、宮尾登美子、宮本輝など多くの著名作家を世に送り出した。昭和53年の第14回を最後に中断していたが、三鷹ゆかりの文人の文化の薫りを継承したいと考えていた三鷹市が、太宰治の没後50年を機に筑摩書房に呼びかけ、平成10年に共同主催の形で復活した。
  →コミュニティ文化室TEL内線2517


■「サツキとメイの家」を三鷹市に! 誘致署名3万人突破

愛・地球博

  現在開催中の「愛・地球博」で好評を博している「サツキとメイの家」を、博覧会終了後に三鷹市に誘致しようと署名活動を行っている市民団体「トトロファンクラブみたか」が5月17日市役所を訪れ、これまでに集めた署名8,223人分を清原市長に手渡しました。
  この団体は2人の女性市民を中心としたグループで、「サツキとメイの家にふさわしい三鷹駅前の景観づくりをお願いします」との要望も頂きました。
  「サツキとメイの家」の誘致活動では、すでに三鷹商工会青年部・JA東京むさし三鷹青壮年部・三鷹連合青年団・三鷹青年会議所などの有志が誘致実行委員会を結成し、4月から三鷹駅前での署名会やホームページ上で署名を募っています。三鷹市でもこの活動を支援するため、市役所ほか公共施設19カ所に署名用紙を設置してきました。
  こうして多くのみなさんに賛同していただいた結果、5月30日現在、合計31,422人の署名が集まっています。今後も「サツキとメイの家」誘致実行委員会、三鷹市では誘致活動を続けていきます。
※写真はPDFファイルをご覧下さい。

◆「サツキとメイの家」
  宮崎駿監督「となりのトトロ」の主人公姉妹が暮らす昭和30年代の家を再現したもので、三鷹の森ジブリ美術館・宮崎吾朗館長の総括により建設された。建物は当時の建物に忠実に、ガラスも古い建物から転用するなど凝ったつくりで、博覧会終了後の活用について、全国の自治体が誘致に名乗りを上げている。
  →コミュニティ文化室TEL内線2512


■図書館の本棚から 「太宰治考」

186 太宰治考

 太宰治の作品は時代を超え、今も数多くの人に読み継がれています。今回は、最近刊行された太宰治の人と作品に関する著作を紹介します。
 ここで紹介した本をお読みになりたい方は、図書館までお問い合せください。

「太宰治大事典」 志村有弘 渡部芳紀 編/勉誠出版
一般項目編や作品編、主要文献目録、年譜などで構成。一般項目編では「桃桜忌」「みたか太宰の会」「三鷹の仕事部屋」など数多くのキーワードが収められ、太宰治の人と文学に関する950ページに及ぶ総合事典です。
※写真はPDFファイルをご覧下さい。

「文豪ナビ太宰治」 新潮社
文豪ナビシリーズの第8弾。代表的な作品がわかりやすく要約され、重松清などの現代作家から見た太宰治への想い、作品に登場する地名の解説まで、幅広い知識を得ることができる1冊です。
※写真はPDFファイルをご覧下さい。

「追跡・太宰治」 市川渓二 著/北の街社
青森県北津軽郡金木村で津島修治が生まれ、太宰治として世に知れわたるまでの思想と行動を考察しています。著者が綴った太宰に関するエッセイ集も収められています。
※写真はPDFファイルをご覧下さい。

「太宰治 変身譚」 出口裕弘 著/飛鳥新社
「太宰は譚(はなし)作りの稀代の名手だ」と著者が語るように、「葉」から「人間失格」までの作風に応じて変身していく作品の様子などが鮮明に解説されています。
※写真はPDFファイルをご覧下さい。

「蕩児の肖像・人間太宰治」 高山秀三 著/津軽書房
「津軽の少年」、「迷走する天才」、「生活者太宰」、「蕩児の家」の4部から構成され、39歳で亡くなるまでの生涯について、さまざまな視点から人間太宰治について記されています。
※写真はPDFファイルをご覧下さい。

→三鷹図書館TEL43-9151

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●第215回(6月5日〜18日放送)6月は「環境月間」/三鷹の森ジブリ美術館「アルプスの少女ハイジ展」

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