緑と水の公園都市 三鷹市
このページは広報みたかのバックナンバーです。
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広報みたか2004年6月6日12面

■三鷹のロートレックを捜せ ポスター・看板コンテストに独創的な54作品

地域の人たちが交流できる広場として平成14年10月にオープンしたコミュニティカフェ「雑多楽や」(下連雀3―33―13)で、「ロートレックを捜せ!」と銘打ったコンテストが開催されています。19世紀末のパリの酒場ムーラン・ルージュのポスターを描いたロートレックにあやかり、同店のポスター・看板を募集したところ、市内を中心に小学生から89歳までの独創的な54作品が集まりました。これまでに4組に分けて予選展示が行われ、訪れた客やホームページ(http://www10.plala.or.jp/zatta/)で約700人が投票。6月5日の予選終了イベントで各組の上位3作品、計12点が発表され、14日(月)〜25日(金)に店内で「決戦展示」されます。
開店1周年を記念して企画されたこのコンテストは、店長の森明司さんが、同店でイベントを開催したアーティストのタイムレスマシンさんの協力を得て発案したもの。「点数もさることながら、これほど質の高いユニークな作品が集まるとは思っていなかった。地域の潜在的パワーのすごさに驚いた」と森さん。素材も布や板、卵のケースなどさまざま。立体的な作品や観る人が参加して仕上げていく作品などもあることから、決戦は同店での投票のみとなります。問い合わせは同店Tel.42―8777へ。


■第20回太宰治賞決定! 志賀泉さん 「指の音楽」

三鷹市と筑摩書房の共同主催で復活後6回目となる太宰治賞の最終選考会が、5月14日にみたか井心亭で開かれ、選考委員の高井有一さん、柴田翔さん、加藤典洋さん、小川洋子さんにより、962編の応募作品の中から第20回太宰治賞が志賀泉さん(写真)の「指の音楽」に決まりました。
今回の受賞作「指の音楽」は、美術系大学映像学部三年生である主人公の子どもの頃、故郷の町で亡くなったろうあの少女の死をめぐるミステリーで、選考委員からは、「例年の作品と比べても受賞作として十分な作品。いろいろな読者に働きかける力を持った小説。リアリティがあり、今の若者の姿を良く描いているところが、一番の美筆」と評価がありました。
受賞した志賀さんは、福島県出身の43歳。二松学舎大学を卒業し、現在、出版社を経営、小平市に在住。
受賞の知らせを受け「本当に私ですか?とその時は実感が無く、疑わしかった」と語っていました。
授賞式は、6月17日(木)午後6時から東京會舘(千代田区)で行われ、正賞の記念品と副賞100万円が贈られます。
また、受賞者は、6月19日(土)に三鷹市芸術文化センターで行われる「太宰を聴く〜太宰治朗読会〜」の中でご紹介する予定です。
なお、受賞作および最終候補作のすべてと選考委員の選評などを収録した「太宰治賞2004」は、筑摩書房から6月中旬(予定)に刊行されます。
◇第20回太宰治賞最終候補作品
志賀泉「指の音楽」
小河畑愛「残骸の夜」
篁了「鹿ヶ谷」
◆「太宰治賞」
昭和39年に筑摩書房が創設した小説の公募新人賞で、この賞から、吉村昭さん(市内井の頭在住)をはじめ、加賀乙彦さん、金井美恵子さん、宮尾登美子さん、宮本輝さんなど多くの著名作家を世に送り出した。
昭和53年の第14回を最後に中断していたが、かねてから三鷹ゆかりの文人たちの文化の薫りを継承したいと考えていた三鷹市が、三鷹にゆかりの深い太宰治の没後50年を機に、筑摩書房に呼びかけ、平成10年に共同主催の形で復活したもの。
→コミュニティ文化室Tel.内線2511


■箱根みたか荘に 好評! 紙飛行機

箱根みたか荘に置いてある紙飛行機が宿泊されたみなさんに好評です。この紙飛行機は、井口在住の桑原宏支さん(写真)が作ったもの。
桑原さんは、「倶楽部原っぱ」という紙飛行機愛好者の集まりに所属し、休日は近くの公園で初心者にアドバイスをしたりしているそうですが、日ごろからよく利用する箱根みたか荘に、「子どもたちが楽しんでくれたら」という思いから紙飛行機を置くようになったそうです。
紙飛行機というと、新聞などを折って飛ばすものを想像しますが、この紙飛行機は、約20秒も飛びつづけるという本格的なもの。
箱根みたか荘では、置いたらすぐになくなってしまうほどの人気だそうで、新たな名物になっています。
箱根みたか荘についてくわしくは、市民課Tel.内線2323へ。8月分の抽選申し込みは6月7日(月)(消印有効)まで。
◆箱根みたか荘関連情報
箱根みたか荘では、宿泊された方に、次のようなサービスを行っています。
◇記念日(誕生日、結婚記念日や米寿のお祝いなど)の方に”思い出”をプレゼント。
◇みたか荘自慢の源泉をお分けしています。1人4リットルまで。ペットボトルなどの容器をお持ちください。
◆箱根イベント情報
◇湖水祭 7月31日(土)
◇箱根大文字焼き 8月16日(月)


■いま・むかし おもちゃ大博覧会 ―入江正彦 児童文化史コレクション―

(財)三鷹市芸術文化振興財団・三鷹市美術ギャラリー主催、NHKプロモーション共催、NHK後援
◆会場 三鷹市美術ギャラリー(三鷹駅南口コラル5階)
◆観覧時間 午前10時〜午後8時(入館は7時30分まで)
◆休館日 月曜日
◆観覧料 一般600円、学生(中・高・大)300円。65歳以上、小学生以下および障害者手帳などをお持ちの方は無料。20人以上の団体(一般)は2割引。
★この記事を切り抜いて展覧会にお持ちください。2人まで一般入場料600円を480円に割り引きます。
→三鷹市美術ギャラリーTel.79─0033


■図書館の本棚から

ビジネス支援
事業を起こして新しい仕事をやってみたい、そんな人たちのヒントや手がかりになるような本を今回は紹介します。

◆「二十一世紀残る経営、消える経営」 大久保寛司著 中央公論新社
明快、率直に著者の視点で語られる企業の経営理念が収められています。時代の変化を恐れず的確に状況を認識し、何よりも顧客(お客様)第一主義の理念を浸透させることが重要だと提言しています。また、「顧客に価値を届ける」という言葉の意味を理解し実践できる企業が21世紀を乗り越えていく手がかりになる、と著者は結んでいます。
◆「スロービジネスのすすめ 7か条」 NHK出版
7社の起業家が自分らしく生き生きと働くことができる環境を目指し、長期的な視野にたってそれを実践してきた体験を綴っています。膨れ上がった企業組織の中では、短時間で効率よく結果を出すことを要求されますが、そういった時にこそ無駄や不要と思われてしまったことが、未来へ繋がる利益になるのではないかと述べています。ここで使われている「スロー」は、市場一辺倒の企業の発想をも転換させるキーワードになっていくかもしれません。また、各章に登場する7社の企業家の顔写真と手の写真が印象的です。
◆「ビジネスを変えた7人の知恵者」
ジェフリー・A・クレイムズ著
角川書店
グローバルな視点からビジネスをとらえ、世界の情報化社会をリードしてきた7人のCEO(最高経営責任者)が、自らの経験をもとに築き上げてきた知識や価値観、信念、主義をわかりやすく丁寧に語っています。第一線で活躍し続ける企業家のたどってきた道のりは、この現代社会を生きるうえでのヒントになると思います。
◆「田舎で起業!」 田中淳夫著
平凡社新書
タイトルを見ただけで、田舎で新しく事業を起こすという発想に興味が惹かれます。田舎にはお米や野菜などを育てる農業だけでなく、木材や木炭を製造する林業、ペンションなどを経営する観光業といった現実味のある転職先があります。それらをどのように具現化していけばよいのかを示し、これまでの「田舎暮らし」「第二の人生」とは異なった職業の在り方も紹介されています。
◆「個ビジネスわくわく発想法」
富樫康明著 日本地域社会研究所
ひとりひとりが何気なく日常生活を過ごす中で、ふとしたきっかけで生まれたアイデアやひらめきを、埋もれさせてしまっている経験を持つ人は少なくないと思います。目に見えないそういった知識や経験を独自の財産として、実際に世の中に発信する方法や、個性を生かした個ビジネスというものを実践し、軌道にのせた体験談などが載っています。思わず、自分の日常生活を顧みることになるかもしれません。
ここで紹介した本のお問い合わせは、図書館へ。
→ 三鷹図書館(本館)Tel.43│9151


※詳細はPDFをご覧ください。


【主】主催者 【人】対象・定員 【日】日時・期間 【所】場所・会場 【¥】費用(記載のないものは無料) 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保】保育あり

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