広報みたか2004年6月6日1面
■仙川沿いの丸池公園第2期整備プラン
子どもたちも多数参加 ワークショップでまとめて提言
仙川沿いの丸池公園第2期整備プラン
仙川沿いに拡張される丸池公園(新川3丁目・5丁目)第二期整備の公園プランが、5月22日、ワークショップに参加した地域の子どもたちから市長に手渡されました(写真)。
今回のワークショップは、昨年11月から6回、延べ450人により実施されました。特に今回は延べ250人という大勢の小・中学生が大人に交じって参加、意見集約へも積極的に加わって、地域のみなさんの丸池への思いを受け継ぎました。
丸池公園の第二期整備は、この提言に沿って今年度中に実施設計が行われ、平成17年秋に着工、完成は18年3月になる予定です。
丸池公園(丸池の里)
丸池公園は、かつてあった湧水池を復活しようという地域の人々の願いから出発し、延べ1千人以上が参加した「丸池復活プランづくりワークショップ」「実施設計ワークショップ」をもとに平成12年に開園しました。
現在の公園面積は約1万7千平方メートル(図1参照)。
丸池公園(第一期整備部分)、みはらし山ゾーン、はらっぱゾーン、雑木林ゾーン、梅林ゾーンなどからなっています。
仙川沿いに変化に富んだ豊かな自然をみせるこの丸池の里では、復活ワークショップの参加者たちがその後につくった市民グループ「丸池の里わくわく村」が月2回の清掃をはじめ管理運営やイベントなどを行っており、地域の一小、中原小、北野小、東台小などでも、総合学習の教材としてさまざまな形で取り上げられています。
第二期整備予定地は、第1期整備で復活した丸池の西側3千262平方メートル。
まとめられた提言には、のびのびと遊べる芝生広場やはらっぱ、丸池につながる小川、みんなで米作りを体験する水田、果樹園、シンボルツリーなどが盛り込まれ、丸池の里の魅力を一層高めるプランとなっています。
ワークショップは昨年11月から6回に渡って実施され、丸池公園のオリエンテーリング、かつての丸池やこれまでの公園づくりの経過の物語、「公園でしたいこと」「公園に欲しいもの、いらないもの」などのアンケート、模型作り、現地確認などを行いながらプラン作りを行いました。
「丸池の里わくわく村」の代表でワークショップ運営委員会委員長の井上利明さんは、「今回のワークショップは子どもたちが大勢参加したことが特徴。公共のプランをまとめるとはどういうことなのか、貴重な勉強になったと思う。いつか彼らがこの公園を自分の子どもと訪れ、そのことを語ってほしい」と話しています。
↓公園の整備については緑と公園課Tel.内線2835・ワークショップの概要については(株)まちづくり三鷹Tel.40・9669へ
★ワークショップ概要と提言の内容については、(株)まちづくり三鷹ホームページhttp://www.mitaka.ne.jp/tmo/の「まちづくりワークショップ」欄でご覧になれます。
■市議会議長、副議長、監査委員がきまる
5月19日の第2回市議会臨時会で、市議会議長に久保田輝男氏が、副議長に石井良司氏が選出されました。
また、市議会選出の監査委員は谷真一朗氏の留任となりました。
◆久保田輝男氏 公明党 59歳 当選7回
◆石井良司氏 政新クラブ 51歳 当選4回
◆高谷真一朗氏 民主市民連合 31歳 当選2回
■三鷹市長コラム「みどりの風を受けながら自転車に乗って
5月のある日の午前、私は、2人の助役、それに企画部長、財政課長たちと一緒に、三鷹市内の東部地区を自転車で巡りました。ちょうど1年前は、市長に就任直後の初めての6月定例議会を控えて、政策的予算や投資的予算を検討する資料として、上連雀、下連雀地域を中心に自転車で視察しました。今年は、昨年度の取り組みの確認や今年度予算の実行に向けて、東部の北野、新川地区を中心に回りました。
自転車は市民にとって大変身近な交通手段です。自転車利用者、あるいは歩行者の視点から、道路の傾斜や歩道と車道との接合部分などの様子にも気配りをしながら移動しました。樹林や畑の間を通り抜けると、緑や花のかおり、そして土のにおいなども感じることができます。まちの姿が、さわやかな風と共に、いきいきと、そしてくっきりとわかってくるような気がします。
今年、国際的な環境基準であるISO14001取得の取り組みを実施する「環境センター」、省エネのためのESCO事業を行う予定の「東部下水処理場」を訪ね、施設見学をしながら、職員から現状説明を聞きました。処理場の庭には季節の花が咲きそろい、仙川の水辺にはカルガモもいました。さらに先月、小学生を含む市民の皆さんから提言書を受け取った丸池公園をゆっくり探索しました。バリアフリー工事が完成した道路の整備状況も確かめることができました。
移動の途中には、市民の皆さんや職員とも出会い、声を掛け合いました。5月の風を肌で感じながら、改めてまちづくりの大切さを考える経験となりました。
【主】主催者 【人】対象・定員 【日】日時・期間 【所】場所・会場 【¥】費用(記載のないものは無料) 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保】保育あり