緑と水の公園都市 三鷹市
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広報みたか2004年3月7日2面

■平成16年度予算案 協働、感動、躍動、「輝くまち三鷹」の創造に向けて

「選択と集中」による6つの重点課題への展開
平成16年度予算案の概要
平成16年度予算においては、平成7年度と8年度に借り入れた住民税等減税補てん債の全額借り換えのための経費(45億4,000万円)が、歳入の市債と歳出の公債費に重複計上されています。各表の( )内の表記および円グラフは、この重複計上を除いた実質的な数値を使用しています。
また、平成15年度予算額は、当初予算が骨格予算であったため、6月補正後の予算額を使用しています。

ITの活用
住民記録を中心とした基幹系システムの老朽化に伴う再構築をはじめ、文書管理およびグループウェアシステム開発、戸籍事務のシステム化、公的個人認証サービス、東京電子自治体共同運営協議会への参加による電子申請および電子調達の共同運営など、市民の利便性向上、行政の効率化などを前提とした、電子自治体構築への取り組みを進めます。
こうした行政のIT化の推進に際しては、個人情報の保護を含む行政情報の適正な管理が欠かせないことから、15年度に、情報の取り扱いに関する国際的な認証(BS7799など)を取得することを含めて、情報セキュリティマネジメントシステムの構築を進めました。16年度はそのシステムの運用を図るとともに、さらに国際的認証取得の対象部署を拡大します。
また、国の学校インターネット事業が終了するため、これを教育ネットワークセンターとして再構築し、市内小中学校のネットワークの接続拠点として引き続き運営します。あわせて、教育センターがあらたな文部科学省の「ネットワーク配信コンテンツ活用事業」の全国ネットワーク拠点となるよう、引き続き場所の提供を行います。
このほか、図書館のIT化として、電子図書資料の収集およびインターネットを利用したオンラインデータベース検索サービスを開始するとともに、ホームページを通じた介護保険事業者情報の提供などを行います。
◆基幹系システムの再構築                 197,771,000円
◆戸籍システムの開発                    24,231,000円
◆情報セキュリティマネジメントシステムの運用        9,000,000円
◆教育ネットワークセンター管理運営費            38,837,000円
◆図書館のIT化関係費                   2,627,000円

基本計画における主要事業
再開発事業の推進として、現在の三鷹駅前広場を約2倍の広さに拡張し、市の表玄関にふさわしいものとする整備に着手します。平成18年3月完成を目指し、駅前の交通機能の充実やデッキによる歩行者の安全性の確保、バリアフリーへの対応、玉川上水と一体となった景観整備などを行い、良好な広場環境を創出します。
環境保全の推進としては、ESCO事業による芸術文化センター、環境センター、東部下水処理場における省エネルギー対策事業の実施、環境センターでの環境マネジメントシステムの国際標準であるISO14001の認証取得や、環境基金を活用した先導的環境活動支援事業を実施します。
資源循環型ごみ処理施策の推進としては、資源化の促進と最終処分量の削減を図るため、平成17年2月から市内全域でペットボトル・プラスチック・雑紙の分別収集を実施すべく準備を進めます。それに伴い、地区ごとの収集日を整理するなど、市民にとって分かりやすく効率的な収集方法に改めます。また、ごみ減量化、資源化促進のため、家庭系ごみ有料化に向けた調査・検討を、16年度に近隣市で実施される動向を参考にしながら行います。
そのほか、男女平等参画条例(仮称)の制定を目指した取り組みや、軽自動車税のコンビニエンスストア収納事務の開始、小口事業資金融資の限度額の引き上げ、福祉サービスにおける第三者評価事業、在日外国人高齢者・障害者等福祉給付金事業などを実施するとともに、歯周疾患検診の対象者および歯科健康診査の受診勧奨対象者の拡大を図ります。
また、三鷹都市計画道路3・4・13号線(牟礼)整備事業や、丸池の里公園、大沢坂上公園(仮称)などの用地取得、大沢の里整備のための基本設計、農業公園の開設および農作業体験講習会等諸事業の実施、市民センター第一分庁舎等建替事業、三鷹商工会が実施する新選組関連事業への助成、新選組と多摩の民権展事業、中近東文化センター美術展事業などに取り組みます。
◆男女平等参画条例(仮称)制定関係費            398,000円
◆三鷹駅南口駅前広場整備事業費            1,073,392,000円
◆商工振興事業費補助金(新選組関連事業分)        3,000,000円
◆新選組と多摩の民権展事業費               8,046,000円
◆三鷹都市計画道路3・4・13号線(牟礼)整備事業費   267,011,000円
◆農業公園管理運営費                   11,649,000円
◆都市公園整備事業費                  421,210,000円
◆収集運搬体制整備事業費                165,658,000円
◆コンビニ収納の開始                   1,014,000円

子ども・子育て支援
子どもが抱える課題の解決に向け、15年度に設置した「教育・子育てのまち三鷹を考える懇談会」において、「三鷹市における教育・子育て支援のあり方について」を全体のテーマとし、専門家などによる検討を行います。
小・中一貫教育のモデル校については、平成17年4月を目途に開設する予定ですが、保護者・市民への説明会や意見交換会などの随時開催、アンケートの実施や教員、市民、関係者などによる開設準備委員会の設置を図り検討を進めるなど、十分な意見の集約・反映に努めます。また、第一小学校スーパーリニューアル事業に着手するとともに、教育用コンピュータの整備、普通教室天井扇風機設置、食器改善事業など教育環境および施設の整備に取り組みます。
絵本館(仮称)については、絵本や児童文学などに親しむ拠点施設としての整備に向けて調査研究を実施します。
公設民営により運営する3園目の保育園として牟礼保育園を4月に開設し、待機児の解消に努めます。このほか、公立保育園における延長保育実施園の拡充および障害児保育の対象年齢の拡大を図るとともに、児童手当の支給年齢の引き上げ、ひとり親家庭の自立支援にかかる事業および地域子どもクラブモデル事業を推進します。また、一小学童保育所について、増設による定員の拡大を図ります。
このほか、産後支援ヘルパー事業、新生児聴覚検査の事業拡充や、国民健康保険事業における出産資金貸付制度の創設などを行います。
私立幼稚園関係では、園児保護者補助金(入園料)および私立幼稚園協会に対する施設・設備充実事業補助金を増額し、市立幼稚園廃園を踏まえた助成の充実を図ります。
◆教育・子育てのまち三鷹を考える懇談会関係費        2,420,000円
◆絵本館(仮称)関係費                   1,000,000円
◆産後支援ヘルパー事業費                   696,000円
◆牟礼保育園運営費                    108,110,000円
◆小・中一貫教育校開設準備関係費              44,463,000円
◆第一小学校スーパーリニューアル事業費          362,235,000円

協働のまちづくり
井の頭コミュニティセンター本館前広場の用地を取得し、分離施設の整備を実施します。これにより、昭和49年2月に大沢コミュニティセンター開設以来取り組んできたコミュニティセンター施設整備が終了します。
平成15年12月にオープンした市民協働センターでは、企画運営委員会を設立して運営方法の検討を進めるとともに、市民活動支援セミナー、NPO法人設立のための講習会や法律などの専門相談事業を実施いたします。
市民・企業・大学・関係機関や行政などの協働によって「電子総合窓口」やITを活用した、「e市民参加」の調査・研究などを推進している「あすのまち・三鷹」プロジェクトでは、平成16年秋から加盟大学・研究機関の参加を得て「三鷹ネットワーク大学(仮称)」の市民向け生涯学習講座を試行的に開催します。これを受けて、17年度に三鷹駅南口地区に建設予定の三鷹駅前協同ビルでの開設をめざし、市民にとって有益な事業内容についての調査研究および設立準備を行います。
地区計画などまちづくり推進事業では、まちづくり推進地区の指定および当該地区住民との協働による地区計画などの策定について、推進体制を強化して取り組みます。このほか、NPO事業資金貸付金利子補給事業、ボランティア養成講座およびガーデニング講習会を実施する緑のボランティア育成事業、違反広告物撤去活動等事業など、多角的に事業を推進していきます。
市民協働センター、自治基本条例(仮称)などの検討を進めてきた三鷹市まちづくり研究所では、既存分科会に、地域配送サービスを検討する分科会などを加え、調査研究活動を推進します。
◆井の頭コミュニティセンター分離施設整備事業費      846,498,000円
◆三鷹ネットワーク大学(仮称)関係費            7,030,000円
◆NPO事業資金貸付金利子補給事業費             390,000円
◆地区計画等まちづくり推進関係費              3,891,000円
◆緑のボランティア育成事業費                 184,000円
◆違反広告物撤去活動等事業費                11,399,000円

安全と安心のまちづくり
15年度にスタートした職員を中心とする「安全安心パトロール」の拡充を図るとともに、市民、事業者、行政が相互に連携した「安全安心・市民協働パトロール」を実施します。
また、市内15の小学校の通学路を中心に、地域の危険箇所のチェックなどによる地域安全マップの作成を行うほか、市立保育園の玄関ドアに電気錠システムを導入する保育園安全確保事業、小・中学生への防犯ブザー貸与事業、違反広告物撤去活動等事業など、15年度に緊急に取り組んだ事業を継続するとともに、自転車利用者のマナー向上を図るための講習会を実施し、受講者に対して自転車安全運転証を交付します。
また、防災対策事業として、消防団詰所等整備事業、防災行政無線固定系更新のための設計のほか、堀合地下道の耐震化整備、第一小学校スーパーリニューアル事業における耐震化、第六小学校耐震補強事業、石綿セメント管管種変更事業、石綿セメント製給水管耐震化事業を実施します。市庁舎の非常用電源設備改修事業では、発電設備のレベルアップを図り、非常災害時などにおける防災拠点施設としての機能を強化し、これにより停電時において住民基本台帳システムなども稼動できるようにし、電力不足などによるサービス低下への不安に対応いたします。
◆生活安全推進協議会関係費                 26,969,000円
◆自転車利用のマナー向上                  4,949,000円
◆保育園安全確保事業費                   4,311,000円
◆防犯ブザー貸与事業費                    455,000円
◆非常用電源設備改修工事費                149,327,000円
◆消防団詰所等整備事業費        139,099,000円

地域ケアの推進
高齢社会における総合的な地域ケアシステムのあり方などについての調査研究事業、地域住民と市との協働・連携による支援システムと支援体制の確立を図る高齢者等地域ケアサポート推進モデル事業など、人々が住み慣れた地域でできる限り自立して生涯を全うできるまちを目指して事業を推進します。
また、介護を要する難病患者などへのホームヘルプサービス事業、調布基地跡地に開所する3市共同利用の身体障害者デイサービスセンターみずき助成事業を実施するほか、地域型在宅介護支援センターの相談体制の拡充および給食サービス事業の拡充を行います。
◆高齢者等地域ケアサポート推進モデル事業費         6,646,000円
◆地域ケア拠点調査研究関係費                3,000,000円
◆地域型在宅介護支援センターネットワーク整備事業費     13,200,000円
◆難病患者等ホームヘルプサービス事業費            607,000円
◆給食サービス事業費                    3,593,000円

バリアフリーのまちづくり
15年度に策定したバリアフリーのまちづくり基本構想などに基づき、バリアフリー化改善事業をはじめとして総合的な視点に立ってバリアフリー化を推進します。
そのほかの事業としては、市道第89号線および市道第410号線歩道設置事業、市道第134号線(天神山通り)歩道整備事業、バス停上屋等設置事業、中原地区公会堂における身体障害者用トイレなどの整備を進めるほか、心のバリアフリー啓発活動事業を実施します。
また、16年度から着工する三鷹駅南口駅前広場整備事業については、バリアフリーに配慮した整備を進めます。
◆バリアフリー化改善事業費                 40,000,000円
◆歩道設置(バリアフリー化)事業費(市道第89号線および第410号線)27,686,000円
◆歩道整備(バリアフリー化)事業費(市道第134号線)    50,162,000円
◆バス停上屋等設置(バリアフリー化)事業費         3,000,000円
◆地区公会堂改修工事費                   2,998,000円

平成16年度予算の編成にあたっては、(1)第3次基本計画の改定、(2)行財政改革の推進、(3)自治基本条例(仮称)の「3つの改革の柱」を示すとともに、「第3次基本計画」に掲げた4つの最重点プロジェクト(1)バリアフリーのまちづくり、(2)子ども・子育て支援、(3)協働のまちづくり、(4)ITの活用の4つに、15年度に新しく取り上げた(5)安全と安心のまちづくり、(6)地域ケアの推進を加えた「6つの重点課題」を中心に施策の重点化を図り、「高環境・高福祉のまちづくり」に向けて積極的かつ効果的な事業展開を図ります。ここでは、「6つの重点課題」を中心に平成16年度予算の主な事業を紹介します。

※清原市長の施政方針、平成16年度予算のくわしい内容は三鷹市ホームページでご覧いただけます。

図表など更に詳しい内容はPDFファイルにてご覧ください。


※詳細はPDFをご覧ください。


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