緑と水の公園都市 三鷹市
このページは広報みたかのバックナンバーです。
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広報みたか2004年2月1日12面

■エコ野菜

野菜を作る人と食べる人の顔が
お互いに見える安心感
〜エコ野菜地域循環モデル事業
1月21日に、JA東京むさし三鷹地区青壮年部のみなさんから大沢台小学校の子どもたちに、あおあおとした市内産のホウレンソウが配られました。このホウレンソウは、同校と中原保育園から出された生ごみを原料としてできた堆肥で作られた新鮮な市内産野菜です。
現在、市内から大量に出る生ごみは、ごみ処理場で焼却して無機質の灰になります。ごみ焼却場の処理量が有限であるためにごみの減量は社会全体の課題になっています。生ごみの有効な使い道はないか。社会のしくみの中で循環させることができないか。それが、生ごみを使った堆肥づくりというこのエコ野菜地域循環モデル事業の発想の発端になっています。
もし、ごみ焼却場で焼却している生ごみを畑の肥料として役立てることができれば、単にごみの減量につながるだけではなく、農家にとっても肥料の費用も少なくて済むのではないかと考えた市の呼びかけに、JA東京むさし三鷹地区青壮年部のみなさんが熱心に応え、今回の市内産のホウレンソウの誕生になりました。
青壮年部長の石井さんは「エコ社会の実現に多少とも役立てばという気持ちももちろんありましたが、もう一方では、三鷹の農業をもっと市民のみなさんに理解してもらいたいという気持ちがありました。野菜を作る人と食べる人の顔がお互いに見える安心感。可能なかぎり自然栽培で育てられた野菜は、実際に食べても美味しいということに気づいてもらいたかった。」と語ってくれました。
大地から生まれた野菜が私たちの食卓を彩り、そのごみは再び土に帰り、また新しい野菜を育てる…という、農産物の生産と消費、そして資源化の輪を、地域社会の中に根づかせていくことは、市にとってだけではなく、日本の社会全体にとってとても大切なことです。本来は土に戻るべき落ち葉や枯れ枝、あるいは生ごみが、現在ではごみとして焼却処分され捨てられてしまっています。本当にこのままでいいのか。そんな疑問をみなさんに感じていただくきっかけになれば幸いです。
◆市内産ホウレンソウをお配りします
2月16日(月)午後2時から、三鷹駅南口中央通り沿いで、市内産ホウレンソウ420束(おひとり1束)を配布します。数に限りがありますので品切れの際はご容赦ください。
↓ごみ対策課Tel.内線2533


■ありがとう、学校農園10年間

10年間学校農園ありがとう
学校から農園主に表彰状
種まきから収穫まで、一連の農作業を小学生が体験し、収穫の喜びや働くことの大切さを経験する学校農園。
一小の学校農園主として、平成6年から10年間、子どもたちに畑での農作業を指導してくれた須藤晃平さんが今年度でやめることとなり、1月19日の児童朝会で感謝の会が行われました。
当日、代表児童の6年生から「10年間どうもありがとう」と気持ちをこめた作文と花束を渡されると須藤さんは、「とても楽しかったです。あっという間の10年間でした。私にも良い経験でした。」と笑顔で答えていました。
来年度からは根岸一巳さんが新しく農園主になってくださいます。


■学生インターン、サービス・ラーニング・シンポジウム

 学生が奉仕活動で市役所などを経験
学生が一定の期間、公共機関や非営利機関で奉仕活動を行い、教室では学べない体験を学習をするというサービス・ラーニングという教育を国際基督教大学が行っていますが、そのシンポジウムが1月26日に同大学で開かれました。
当日は内容についての講演や学生の体験発表、また三鷹市をはじめとする受け入れ機関への感謝状授与などがあり、そうした機関や他大学関係者など200人近くの出席者がありました。
職業体験ではなく社会奉仕を重視するため、派遣先は公共性のある組織が多く、地元、三鷹市役所でも5年間で22人の学生が、窓口での対応やゴミの回収、保育士助手など多様な仕事を体験しています。この日も学生が「市役所で働いて、三鷹にたいする理解も深まり、自分も成長できました」と語っていました。
活動は30日以上なので夏休みなどに行います。市民のみなさんもどこかで彼らに会っているかもしれませんね。
↓同大学サービス・ラーニング・センターTel.33―3687


■スキーでインターハイ出場

 インターハイと国体冬季大会にスキー大回転で出場!
小林樹生(みきお)さん(牟礼在住)
牟礼在住の小林樹生さん(成城学園高校3年)が、2月6日〜10日に北海道で開催される全国高等学校スキー大会(インターハイ)と、21日〜24日に山形県で行われる国民体育大会冬季大会(少年の部)で、アルペンスキー大回転に東京都代表として出場します。
東京都予選大会を勝ち抜いて代表選手7人に名を連ねた小林さんは、三鷹生まれの三鷹育ち。スキーは幼稚園のころから経験していましたが、中学校でスキー部に入部し競技スキーに接して、どっぷりとはまりました。中学3年生で初めて東京都代表となり、以来ずっと都の強化指定選手として、シーズン中は合宿、オフシーズンには陸上トレーニングや水泳に励み、毎年インターハイに出場するなど活躍を続けています。
長野県や北海道などが圧倒的に強い競技スキーの世界。東京都の選手も多くは雪国に親類がいたり両親に競技経験があったりする中で、小林さんのように雪とは縁のない環境で生まれ育った選手は珍しいといいます。
「インターハイでの目標は30位以内に入ること」――スキー場のない東京都の選手には、雪国の選手に比べて練習量でハンデがありますが、30位以内に入る選手が増えると東京都の出場枠が増えるので、多くの後輩たちが出場できるよう好成績を目指しています。「楽しく滑ってきたい」という小林さん、日ごろの練習の成果を発揮してくれることでしょう。地元三鷹のみなさんの熱い声援をお願いします!


■ほんはともだち

動物たちと仲良くなろう
最近、「癒し」という言葉をよく耳にします。動物たちとふれあい、心や体を癒す「アニマルセラピー」もその一つです。動物たちと本の中で出会い、仲良くなってみませんか。
◆「きいろいばけつ」 もりやまみやこ作 つちだよしはる絵 あかね書房

きつねの子が見つけたきいろいばけつ。きつねの子は、ばけつがじぶんのものになった時のことを思い浮かべ何度もばけつを見に行きます。ばけつによせる思いが、幼い子どもの視点で描かれています。
◆「ポリーとはらぺこオオカミ」 キャサリン・ストー作 河本祥子表紙絵 掛川恭子訳 岩波書店

オオカミは、おとぎ話の「三びきの子ブタ」の真似をして家を吹き飛ばす練習をしたり、なんとかポリーを食べようとします。けれどもおとぎ話のようにうまくいかないオオカミは、いつもお腹を減らしています。姉妹編に「はらぺこオオカミがんばる」があります。
◆「トガリ山のぼうけん(1) 風の草原」 いわむらかずお文・絵 理論社

トガリネズミのキッキとセッセ、クックはトガリじいさんの話が大好きです。おじいさんからトガリ山の話を聞いている3匹の会話や想像もゆかいです。トガリ山の自然描写が美しい絵物語です。全8巻。
◆「ロバになったトム」 アン・ロレンス作 イオニクス挿絵 斎藤倫子訳 徳間書店

「あなたって、まぬけなロバね!」とジェニファーがいうと、今までトムがいた所に、ロバが現れました。民話風の話の中に、自らの力で運命を切り開いていくジェニファーとトムの成長物語。
◆「猫ねこネコの物語」 ロイド・アリグザンダー作 ラツロ・クビニー絵 田村隆一訳 評論社
いやな代官を追い払うために、町長は賢いネコに相談をしました。そして代官が見た町は…。町の代表者はネコ。町なかでは、ネコが洋服を作り、人間の床屋と肉屋はニャオニャオとないて喧嘩をしていました。他にユーモラスなネコの話が7編あります。
↓三鷹図書館Tel.43―9151


※詳細はPDFをご覧ください。


【主】主催者 【人】対象・定員 【日】日時・期間 【所】場所・会場 【¥】費用(記載のないものは無料) 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保】保育あり

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