広報みたか2004年1月18日12面

■親子作品展示「ギャラリーＳＨＩＲＯＬ」

自宅が美術ギャラリーに！
昨年秋、下連雀の仲町通りに面した自宅に城井信正さんが「ギャラリーＳＨＩＲＯＩ」をオープンさせました。
ギャラリーは現在海外留学中のお嬢さん友紀さんの部屋を利用しています。
ご主人の信正さんは、自動車会社でデザイン部に所属していた関係で、以前から絵に関心があったそうです。15年ほど前からライフワークとして本格的に絵を始めていて、お嬢さんが留学することになったのを機に、どうせ部屋を空けるなら今まで描いてきた作品をみなさんに見てもらおうと思い立ち、今回のオープンとなりました。
ギャラリーには、信正さんの作品が中心に飾られています。目を引いたのは、風景を描いた作品。信正さんは、ものなどを観察するのが好きだとおっしゃるだけあって、対象となるものの細部までとても丁寧にやわらかく描いています。
また、絵のほかに「光るクリスマスツリー」など科学の要素も楽しめる工業デザイン製品の展示もあります。
ところで、城井さん一家は信正さんだけでなく、妻の藍子さん、友紀さんも絵を描くという美術一家。「娘の友紀の絵が一番アーティスティックかな？」と信正さん。
これからは、藍子さんや友紀さんの絵を中心に展示したりといった工夫もしていきたいとか。そういったことができるのも、自宅を使っているからこそ。
絵画鑑賞というと敷居が高くてと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、城井さんご夫婦は「難しいことは抜きにして、肩ひじはらずに気軽に観に来てほしい」。
ギャラリーでは、作品の購入もできますので、気に入った作品をみなさんの自宅に飾ってみてはいかがでしょうか？
今後は、こうした気軽に絵に親しめる”まちかどギャラリー”が増えて、街が絵でいっぱいになればというのが城井さんご夫婦の願いだそうです。
ギャラリーは平日午前10時〜午後３時、午後６時〜９時（月曜日定休）。
問い合わせはギャラリーTel.47―１０４４へ。

■三鷹市美術ギャラリー企画展「あるサラリーマン・コレクションの軌跡」

　２月１日（日）まで
(財)三鷹市芸術文化振興財団・三鷹市美術ギャラリー主催。
◆会場　三鷹市美術ギャラリー（三鷹駅南口コラル５階）
◆観覧時間　午前10時〜午後８時（入館は７時30分まで）
◆休館日　月曜日
◆観覧料　一般500円、学生（中・高・大）300円。65歳以上、小学生以下、障害者手帳などをお持ちの方は無料。20人以上の団体（一般）は２割引。
★この記事を切り抜いて展覧会にお持ちください。２人まで一般入場料500円を400円に割り引きます。
■次回企画展予告
「ミレーとバルビゾン派の作家たち」展
２月14日(土)から３月28日(日)
「農民の画家」として名高いジャン＝フランソワ・ミレー。本展では、ミレーの油彩画、版画、デッサンと、バルビゾン派の画家たちの作品をご紹介します。
◆観覧時間　午前10時〜午後８時（入館は７時30分まで）、三鷹市美術ギャラリー（月曜日休館）で。
◆観覧料　一般800円　学生（中・高・大）500円
※65歳以上、小学生以下および障害者手帳等をお持ちの方は無料
※20人以上の団体（一般）は２割引
↓三鷹市美術ギャラリー　Tel.79―００３３・http://mitaka.jpn.org

■田村緑さんの「ふれあい“街角”コンサート

　三鷹市出身のピアニスト、田村緑さんが１月18日(日)に連雀コミュニティセンターのロビーを会場に出前コンサートを行います。ロンドンのギルドホール音楽院を首席で卒業、第４回インターカレッジ・ベートーヴェンピアノコンクール第１位を受賞するなど国内外で活躍、阪神大震災の被災者支援や障害者のためのコンサートなどを積極的に行ってきた田村さんは、「クラシック音楽をもっと気軽に」と、音楽ホール以外のさまざまな場所での演奏活動にも取り組んでいます。
このコンサートでは、子どもたちにも楽しいチャイコフスキーの「くるみ割り人形」組曲から「トレパック」ほかを演奏するとともに、模型を使ってピアノの音の出るしくみを解説するなど、気軽にピアノに親しめる内容です。午後２時開演、無料。当日、直接会場へ。三鷹市芸術文化振興財団と連雀地区住民協議会の共催。
また、１月22日(木)には第七小学校、27日(火)には鶏鳴幼稚園への訪問演奏会が予定されています。
なお、２月７日(土)には、芸術文化センター風のホールで「音楽の絵本」と題した田村さんのコンサートが開催されます。くわしくは下欄「チケットインフォメーション」をご覧ください。

■近藤勇の幟が完成

　近藤勇の里・大沢
ＮＨＫ大河ドラマ「新選組！」の放送開始に合わせて、昨年末から、近藤勇の墓所のある龍源寺周辺の人見街道に、「近藤勇の里・大沢」の旗が掲げられました。地元の大沢宿町会が新選組の隊服にちなんだあさぎ色と紺色の桃太郎旗100本を作成し設置したものです。
同町会会長の藤橋多一郎さんは、「近藤勇の幼年・少年時代は大沢村が生活圏。三鷹にもゆかりの深い人物だという歴史を伝えたい」と話しています。近藤勇の生家（調布市上石原）をはじめ、野川公園や市内唯一の田んぼや江戸時代に創設された水車、古墳時代の横穴墓保存公開施設など見どころの多い大沢は今、観光スポットとして大いに賑わっています。

■チケットインフォメーション

三鷹市芸術文化振興財団（三鷹市芸術文化センター内）
Tel.47-5122　　http://mitaka.jpn.org/
チケットのお求め方法
●電話予約
芸術文化センターTel.47−5122
●窓口販売 芸術文化センター／三鷹市美術ギャラリー／三鷹市公会堂
※学生券をお求めの方は当日学生証を拝見します。
●販売時間・休館日
10：00〜19：00 月曜日休館。
●プレイガイド
チケットぴあ Tel.0570−02−9999
友の会ＭＡＲＣＬ（マークル）
主催事業のチケットについて(1)優先予約、(2)割引（１公演２枚まで）、(3)無料郵送（口座振替ご利用の場合）や、(4)芸術文化センター内レストランの割引などいろいろな会員特典があります（年会費2,000円）。申込即日から優先予約もできます。お気軽に芸術文化センターへ。

★印の公演には託児サービス（１歳半〜未就学児、500円、定員10人、要予約）があります。
芸術文化センター風のホール
★「茂木大輔隊長と名曲の森探検隊」
ＮＨＫ交響楽団首席オーボエ奏者茂木大輔が指揮棒を持ち、広く知られた名曲の知られざる魅力を解き明かすレクチャーコンサートの新シリーズです。
全席指定　各回とも　会員＝3,000円　
一般＝3,500円　学生＝1,800円　
３回セット券　会員＝8,100円　
一般＝9,600円
芸術監修／池辺晋一郎
出演／茂木大輔、オーケストラアンサンブル「風」
第１回　２月15日(日)15：00開演　「新人・初演・新世界」〜ドヴォルザーク「新世界」
第２回　３月７日(日)15：00開演　「パリのハイドン」〜ハイドン「Ｖ字」
第３回　３月27日(土)15：00開演　「運命」徹底解説〜ベートーヴェン「運命」
〈プレトーク〉
各公演の前にその回にあわせた内容のプレトークを行います。
料金：各回とも　会員＝800円　
一般＝1,000円　（予約方法は本公演と同じ）　
３回セット券　会員＝1,800円　
一般＝2,400円
定員：各回80名
第１回　２月11日（水・祝）18：00〜　第一音楽練習室　講師：池辺晋一郎（作曲家）
第２回　３月５日(金)19：00〜　風のホール・ステージ上　講師：大崎滋生（桐朋学園大学教授）
第３回　３月25日(木)19：00〜　第一音楽練習室　講師：茂木大輔

★田村　緑の親しみやすい
ピアノ・コンサート「音楽の絵本」
２月７日(土)15：00開演
全席指定　会員＝2,000円　一般＝2,500円　学生＝1,300円　小学生以下＝700円
※４、５歳のお子さん同伴のお客様は、２階の親子席をご利用ください。
出演／田村　緑（ピアノ）、家田　淳（脚本・朗読）
曲目／エルガー：愛の挨拶　ショパン：バラード第１番　チャイコフスキー：「くるみ割り人形」組曲　ほか
親しみやすい名曲を集めた風のホールでのコンサート。「くるみ割り人形」組曲は、舞台上のスクリーンに情景画を映し出し、書き下ろしの物語の朗読と共にお届けします。ぜひご家族でどうぞ（入場は４歳以上、託児サービスあり）。
◎聴覚障害・視覚障害の方ご招待します◎
このコンサートにはパイオニア（株）の協力によりボディソニック席をご用意します。また「たかの会」による手話通訳もあります。そこで、聴覚障害の方と視覚障害の方を各10名ご招待します（それぞれ付き添い１人も無料）。ご希望の方は芸術文化センター（Tel.47―5122）へ。

三鷹市公会堂
●第十五回　みたか弥生能

　２月28日(土)　16：00開演
全席指定　会員＝3,150円　
一般＝3,500円
演目・出演／能「通小町（かよいこまち）」高橋章
狂言「察化（さっか）」山本東次郎
仕舞「嵐山」「網之段」「藤戸」
解説／片桐登（元法政大学教授）
11：00から、三鷹市能楽会による番組もございます。みたか弥生能のチケットでご覧いただけます。
三鷹に春の訪れを告げる弥生能。宝生流による今年の演目は「通小町」。番組の前に解説が行われますので、初めて観る方にも十分お楽しみいただけます。

【主】主催者　【人】対象・定員　【日】日時・期間　【所】場所・会場　【￥】費用（記載のないものは無料）　【物】持ち物　【申】申込方法　【問】問い合わせ　【保】保育あり