広報みたか2004年1月1日1面

■新春特集・宇宙への入り口　国立天文台（三鷹キャンパス）

　星空の美しいこの季節、日常の世界を離れて、つかの間はるかな宇宙に思いを巡らす方も多いことでしょう。大沢二丁目にある国立天文台は、日本の天文学研究の中心。2000年７月からキャンパス内の一部が毎日見学できる常時公開が行われています。宇宙ってなに？　どんな風になっているの？　そんな天文学の入口をのぞいて見ませんか。
宇宙への入り口　国立天文台（三鷹キャンパス）
National Astronomical Observatory of Japan
国立天文台（三鷹キャンパス）は、国の内外に広がる日本の天文研究施設の本部があるところです。
ハワイに建設された口径8.2メートルの世界最大級の望遠鏡すばるからのデータの解析や最先端の重力波の測定をしている一方で、麻布板倉から移転してきた大正時代以来の観測機械や建物がいくつも残っています。また、天文学の最新成果をわかりやすく映像化した「４次元デジタル宇宙プロジェクト」の公開も実施されています。
■見学ガイド
◆所在地　大沢２−21−１　電話　34−3688（広報普及室）、http://www.nao.ac.jp/
◆交通　武蔵境駅から狛江駅北口、三鷹駅から調布駅北口、調布飛行場行バス、天文台前下車
◆常時公開　見学コースを見て回れます。午前10時〜午後５時（入場は４時30分まで）。12月28日（日）〜１月４日（日）は休み。
◆公開望遠鏡による定例観望会　毎月第２土曜日前日の金曜日と第４土曜日（月２回）。時間などは問い合わせを。
※そのほか、特別公開（10〜12月に１回）、質問受付、体験学習などがあります。
※駐車場はありませんので、バス、自転車などをご利用ください。お体の不自由な方などはお申し出ください。
※団体での見学、４次元シアター見学についてはお問い合わせください。
４次元デジタル宇宙シアター
最新の研究成果やスーパーコンピューターによるシミュレーションをわかりやすい３次元＋時間の映像として、立体投影システムを用いて見せてくる「４次元デジタル宇宙シアター」。地球への巨大衝突でばらまかれた破片が重力で集まって衛星を形成する「月の起源」や、太陽系の惑星運動をわかりやすく解説する「ケプラーシミュレーター」など、一般の人はもちろん、研究者も納得の迫力ある映像をお楽しみください。一般公開は月に１回（１月16日（金）、２月28日（土）、３月27日（土）など予定）行っています。事前に往復はがきでの申し込みが必要です。くわしくはお問い合わせください。

○すばる望遠鏡（ハワイ・マウナケア山）
1999年に完成した口径8.2メートルの世界最大級の日本の望遠鏡。数々の成果をあげていて、最近では宇宙が生まれたばかりの頃の赤ちゃん銀河を発見しています。
すばる望遠鏡で撮影した星の始まりと終わり
写真上：星形成領域Ｓ106（はくちょう座、2000光年）　中心にある重たい星から上下に吹き出した物質が星雲を作っています。この中から数百の暗い星が見つかりました。これらは生まれたばかりの若い星と考えられています。写真下：環状星雲Ｍ57（こと座、1600光年）　進化の末期にある星が、外側をゆっくりと吹き飛ばしたことでできたリング状の星雲、さらに外側には水素ガスがバラの花のように舞っているのがわかりました。中央にやがて消えて行く白色矮星が見えます。

■市長あいさつ

輝くまち三鷹をめざして
三鷹市長　清原　慶子
明けましておめでとうございます。
おかげさまで市長として初めての新年を元気に迎えています。
三鷹市では、厳しい経済財政状況にあって、市民の視点に立った効率的で開かれた自治体経営を進めるために、昨年11月に基本方針を策定し、更なる行財政改革を開始しました。
また、市民の皆さんが地域活動や市政に幅広く関わることができますように、昨年12月に待望の市民協働センターをオープンさせることができました。協働のまちづくりへの取り組みがこのセンターをきっかけにして、一層充実するよう努めていきます。
市民が働き、学び、暮らす場として、三鷹のまちが、さまざまな願いや思いの出会いを大切にし、創造のための歩みを共にするような地域であり続けることを願っています。
市民の皆さんお一人おひとりにとって、健康で笑顔が輝く一年でありますことを心からお祈りいたします。

■４・５号面に久保純子さん＆市長対談

新春号の特集は、アナウンサー以外にも幅広い活躍をされている久保純子さんと清原市長の対談です。
話題は、子育てから老後、三鷹市政までといろいろ。どうぞご覧ください。

【主】主催者　【人】対象・定員　【日】日時・期間　【所】場所・会場　【￥】費用（記載のないものは無料）　【物】持ち物　【申】申込方法　【問】問い合わせ　【保】保育あり