緑と水の公園都市 三鷹市
このページは広報みたかのバックナンバーです。
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広報みたか2003年10月19日12面

■玉川上水が国の文化財に指定

地元の財産が国の宝に
玉川上水が国の文化財に指定されました
三鷹市をはじめ都内の9市3区を流れる玉川上水(羽村取水堰〜渋谷区水路敷の約30|)が、8月27日付で、文部科学省から、国の「史跡」として指定されました。
玉川上水は、江戸時代初期の承応2年(1653年)、江戸の町の水不足を解消するために開かれました。羽村取水堰〜四谷大木戸は43|。この間の高低差はわずか92メートル、約5メートルで1センチの落差しかなく、また7カ月という短い工期ともあわせ、人力のみという条件では再現不可能といわれる優れた技術によって作られました。その後、小平監視所から下流は昭和40年に上水道としての使命を終えましたが、都市化が進む中に一筋の緑のオアシスを形作っています。
玉川上水は、今後、東京都が中心となり、文化庁の指導を得ながら保存管理計画を作って、水路、法面、堤などを中心に史跡としての保全を行っていくことになっています。

上水流域の市民などが開催
目指すは世界遺産!?
11月15日(土)玉川上水の
誕生350年を祝う会「竣工式」
玉川上水の開削工事が完成したことを記念し、祝うイベント「竣工式」がちょうど350年前のその日、上水流域の市民などによる団体「玉川上水ネット」により実施されます。
同ネットではこれまでも「設立総会」を幕府の決定のあったころの2月16日に、ネット立ち上げの「着工式」は史実より2日遅れの4月6日に実施しました。計画では、来年6月20日には、江戸市内などに水道が通じた「通水式」を予定しています。
このネットは、「みたか市民交流会」のイベントをきっかけに結成されました。
会則もなければ役員もいない、堅苦しい話は後にして、ただ玉川上水が好きなら参加できる、今ネットでは、羽村市から杉並区、その他地域の連絡を取り合う300人ちかい人数の名簿ができています。
ネットで事務局的なまとめをしている瀬能誠之さん(牟礼在住)は、「玉川上水の持つ魅力はすごい、それだけに思いもさまざまです。このネットは縛りがなく、いつでも、誰でも参加ができる、でも続いていく、そんな会にしたいと思っています」とネットについて話してくれました。
玉川上水が流れ続ける限り、このネットも続いていくのかもしれません。
◆見て見て写真展
▽11月10日(月)〜14日(金)午前10時〜午後6時、コミュニティひろば雑多楽や(下連雀3―33―13)で。
▼直接会場へ。
◆玉川上水の誕生350年を祝う会
「竣工式」
玉川上水ネット主催、江戸開府400年事業推進協議会、三鷹市ほか後援。
▽11月15日(土)正午〜午後4時30分、三鷹産業プラザ7階会議室で。見て見て写真展、交流・懇談会(おしゃべり会)、講演「玉川上水見直しの秋(とき)」、ハーモニカによるタンゴ演奏、合唱「ありがとう玉川上水」、玉川上水ネットの活動報告・表彰・意見交換会など。資料代300円。
▼当日、直接会場へ。
↓瀬能宅Tel.47・1128・http://
www.parkcity.ne.jp/~tama・net/


■チケットインフォメーション

チケットインフォメーション
三鷹市芸術文化振興財団
(三鷹市芸術文化センター内)
Tel.47-5122
http://mitaka.jpn.org/
チケットのお求め方法
●電話予約
芸術文化センターTel.47−5122
●窓口販売 芸術文化センター/三鷹市美術ギャラリー/三鷹市公会堂
※発売日初日は電話予約(午前10時〜午後7時)のみで、窓口販売はありません。
※学生券の方は当日学生証を拝見します。
●販売時間・休館日
10:00〜19:00 月曜日休館。
●プレイガイド
チケットぴあ Tel.0570−02−9999
友の会MARCL(マークル)
主催事業のチケットに関して色々な会員特典があります。(年会費2,000円)
(1)優先予約 (2)割引(1公演2枚まで)(3)無料郵送(口座振替ご利用の場合)(4)芸術文化センター内レストランの割引
申込即日から優先予約もできます。お気軽に芸術文化センターへ。
★印の公演には託児サービスがあります。
※料金500円、要予約、対象:1歳半から未就学児、定員10人
芸術文化センター風のホール
★声のオーケストラ
「シャンティクリア」
11月9日(日)15:00開演
全席指定
会員:S=4,500 A=3,600
一般:S=5,000 A=4,000
学生=2,500
曲目/シューマン:「6つの歌op.
33」、フォスター(ピュアリング編):「金髪のジェニー」、「さくら」「江戸の子守唄」「ずいずいずっころばし」ほか
男性12人によるアメリカのア・カペラのグループです。澄んだ声色と豊かなハーモニー、またそのレパートリーの広さは、クラシックから世界の民謡、ジャズ、ポップスと多岐に渡り、極上のエンターテインメントを魅せてくれます。
★沼尻竜典&トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ31
ヴィヴァルディ「四季」&ベートーヴェン:交響曲第9番
〜元イ・ムジチ合奏団コンサートマスター、アゴスティーニ氏を迎えて
11月29日(土)18:30開演
(18:30〜18:45は「みたかジュニア
・オーケストラ」によるプレコンサート
全席指定 会員=3,000
一般=3,500 学生=1,800
出演/沼尻竜典(指揮)、フェデリコ・アゴスティーニ(ヴァイオリン)、トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ(管弦楽)
曲目/ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」、ベートーヴェン:「交響曲第4番変ロ長調」
世界的に名高いイ・ムジチ合奏団の前コンサートマスター、アゴスティーニが、ヴィヴァルディの「四季」をトウキョウ・モーツァルトプレーヤーズと協演します。
芸術文化センター星のホール
映画上映+シネマ落語
ビリーワイルダー3作品連続上演
落語:立川志らく
各回14:00開演
全席指定
会員=1,800 一般=2,000
学生=1,500 
映画を鑑賞した後、その映画を落語化した噺(はなし)を聴くという史上初の試み。大胆な発想とスピード感、見事なストーリー展開をお楽しみください。
●10月19日(日)《お熱いのがお好き》
1959年
マリリン・モンロー、トニー・カーティス、ジャック・レモン
●11月8日(土)《情婦》1958年
タイロン・パワー、マレーネ・ディートリヒ、チャールズ・ロートン、
●12月6日(土)《アパートの鍵貸します》1960年
ジャック・レモン、シャーリー・マクレーン
三鷹市公会堂
友の会/10月23日(木)発売
一 般/10月30日(木)発売
★新春初笑い寄席
「春風亭小朝独演会」
2004年1月24日(土)14:00開演
全席指定
会員=2,700
一般=3,000
三鷹市公会堂に恒例の春風亭小朝が登場です。観客を引き込む小朝の話術で存分に笑って、新しい年の福を呼び込んでください。


■「三鷹の女性史」発行

激動の時代を生きた44人の人生
10年がかりでまとめた聞き書き
「三鷹の女性史」発行
明治31年〜昭和5年生まれの44人の女性に実際に会い、その人生を聞き書きした「三鷹の女性史」が出版されました。編集をしたのは、市内にお住まいの大瀧よし子さん、佐々木たか子さん、山下岸子さんでつくる「三鷹市女性史聞き書きの会」。戦争をはさんで三鷹で生まれ育った方、嫁いで来た方、戦後、家族と新生活を始めた方、職業をもった方、農家の方など、収められた声のひとつひとつが、困難な時代に精一杯生きた様子を伝えています。また、これまで市史の表舞台には出てこなかった「普通の女性たち」が、戦後の子どもの教育環境やコミュニティづくりなどに力を注ぎ、着実に現在の三鷹をつくってくれたことがうかがえます。
「聞き書き」が始まったきっかけは平成6年、市と「三鷹市女性問題懇談会」が共催で開講した「女性史講座」でした。初めて「聞き書き」を体験した約20人の受講生は、先輩たちの生き様に「感銘を受け」「励まされ」、「三鷹にくらしいろいろな経験をしてきた女性たちのお話をもっと集めておきたい」という想いにかられたといいます。講座終了後も有志が活動を続けましたが、そのうちメンバーも少なくなり、「貴重な記録をどうしても残さなければ」と考えた3人が、本として出版するために新たに「女性史聞き書きの会」を立ち上げ、さらに15人ほどの聞き取りと本づくりの準備を始めました。ちょうどそのころ、地元の出版社が企画するシリーズ「むさしの文庫」刊行準備会と出会い、「聞き書き女性史」が、「まちの未来を語り合うために、過去や現在の姿をできる限り残していこう」という同文庫の趣旨にぴったりだったことから、この10年にわたる集大成が、同文庫の「創刊準備号」として発行される運びになったのです。
同書は定価1千円。お問い合わせはぶんしん出版Tel.60―2211へ。市立図書館各館でも貸し出しています。


■市内の昭和初期の民家で佐藤忠良スケッチ展

昭和初期の洋風建築の家(下連雀一丁目)で世界的な彫刻家・佐藤忠良の作品展
11月3日(祝)まで
井の頭公園の近く、吉祥寺通りを西に入った閑静な住宅街に佇むツタのからまる素敵な洋風建築のお宅。玄関で靴をぬいであがると、シックな板の間の白い壁や畳の部屋にたてられたキャンバスに、彫刻家・佐藤忠良のデッサン画の額縁が並び、出窓やピアノの上にはブロンズ像が飾られています。
この家は昭和15年ごろ建築の洋風木造住宅で、2年前から高齢者の外出支援活動の場として1階部分を開放してきましたが、このたび初めての美術展が開かれることになりました。
佐藤忠良は、昭和56年にフランス国立ロダン美術館で個展を開催するなど世界的に評価された彫刻家で、91歳になる現在も制作を続けています。絵本「おおきなかぶ」の挿絵などでも知られ、彫刻の手を休めたときなどに描くという身近な樹木や花、果実などの素描作品は、対象と出会った新鮮な感動を伝える魅力に溢れています。今回の企画は、佐藤さんがたびたび訪れるという井の頭公園の「欅」などのデッサンを中心に、作家自選の約40点を入れ替えながら展示するものです。
「美術館やスタイリッシュなギャラリー空間での鑑賞とはまた違った、作品との親密な時間を楽しんでもらえれば」と主催者。秋の1日、散策がてらぜひお立ち寄りください。
◆「土の手をやすめて 佐藤忠良のスケッチブック」 11月3日(祝)までの午前11時〜午後6時、スペースS(下連雀1―20―3・玉川上水「万助橋」近く)で。直接会場へ。
くわしくはヲアートシードTel.03―3953―8500へ。


※詳細はPDFをご覧ください。


【主】主催者 【人】対象・定員 【日】日時・期間 【所】場所・会場 【¥】費用(記載のないものは無料) 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保】保育あり

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