広報みたか2003年9月7日1面

■市立全小・中学校の学校図書館が地域開放

９月から　市立全小・中学校の学校図書館
土曜日午前に地域開放
市では、学校週５日制に対応するとともに、学校が地域の生涯学習の拠点となることをめざして、土曜日の午前に学校図書館の地域開放を行っています。９月から従来の11校に加えて新たに11校で開始し、すべての市立小・中学校（22校）で学校図書館が地域開放されることになりました。
平成７年度から順次整備を始め、昨年度末に全校で整備が完了した三鷹の学校図書館は、教室２〜３室分のスペースに暖かみのある木製の書架や机・いす、空調設備、子どもが寝そべることができるカーペット敷きの床（小学校）などを整え、開放感ある居心地のよい空間でくつろいで読書できるようさまざまな工夫が施されています。蔵書は全体で約22万冊を揃え、インターネットに接続したコンピューターが利用できるほか、子どもの読書・学習活動をサポートする専任の司書も配置されています。
このように市立学校の全校で司書のいる学校図書館が整備され、地域開放も行われている例は全国でも初めてで、各校とも整備前に比べて利用者・貸し出しが大幅に増えています。
土曜日の地域開放は、特に小学校では地域のみなさんの協力でおはなし会やさまざまな行事が工夫して取り組まれるなど、活発に利用されています。
また、９月からは学校図書館を支援するため、市立図書館からの図書の提供などの連携サービスが始まりました。
◆利用対象　各学校の児童・生徒、保護者など
◆開放日時　毎週土曜日の午前９時〜正午（夏休みなどの長期休業日、祝日、学校に特別の事情のある日を除く）
◆開放内容　図書の閲覧・貸出、司書による読書相談、蔵書の検索、インターネットによる市立図書館の資料検索など。
※学校により利用方法、開放内容が異なります。くわしくは各学校図書館司書へお尋ねください。
◇９月から新たに実施する学校　一小、二小、四小、五小、六小、七小、北野小、羽沢小、一中、五中、七中
三鷹図書館Tel.43―９１５１

■「市長と語り合う会」を開催

「市長と語り合う会」（プレ・タウンミーテング）を開催しました
８月26日に、第１回「市長と語り合う会」（プレ・タウンミーティング）が開催されました。清原市長をコーディネーターに、西児童館（深大寺二丁目）を会場として、公募の市民や同館で活動している母親クラブのみなさん、子どもたちの遊びのリーダーとなっている高校生・大学生のボランティアなど16人が参加。２時間にわたって語り合いました。この会では、できるだけ親密にじっくりと語り合うため、人数も限り、傍聴者も入れずに、日ごろの思いをみなさんに語っていただきました。
今回のテーマは『子どもにとって地域とは？』。
「学校や家庭以外の子どもの居場所、特に中学生、高校生にとって地域の中での居場所が、多くの方々にとって切実な大きな問題であることを肌で感じました」と清原市長。
会の運営に関してアンケートも実施しましたが、多くの方が「思っていることを話すことができた」「人数もこのぐらいが適当」と回答、傍聴やマスコミ取材に関しては「あってもよい」「無いほうがよい」がほぼ半々という結果でした。また、参加者のみなさんからは「いろいろな意見を聞けてよかった」「もう少し時間がほしかった」「有意義だった」などの声が寄せられました。
今月は同様の形式で、「敬老のつどい」に合わせて高齢者を対象とした第２回のプレ・タウンミーティング（参加者募集済）を実施し、結果を踏まえて、いよいよ10月からは本格実施を予定しています。
［市長と語り合う会（タウンミーティング）］
◆第１回「子育ての喜びと悩みについて」（仮題）10月実施予定
◆第２回「勤労者から見た三鷹市」（仮題）11月実施予定
◆第３回「新成人と市政を語る」（仮題）１月実施予定
※参加者募集については各回ごとに「広報みたか」などでお知らせします。
市長室Tel.内線２０１１

■市長コラム

敬老の日を迎えて　三鷹市長　清原慶子
差し出された手の甲に年輪が刻まれています。握る手のひらの力は、思いがけないほどに強く、歓迎の気持ちがずっしりと伝わって、感激が心にしみ渡ります。私は市長就任以来この４カ月、毎月、88歳（米寿）、99歳（白寿）および100歳以上の誕生日を迎えられた方に、長寿をお祝いして敬老金をお届けしてきました。こうした「手」との出会いは、訪問の際にたびたび経験していることです。これまでに78人、毎月約20人の方のご自宅や入所施設をお訪ねしています。
訪問の折にはご長寿の方に直接お目にかかってお祝いを申し上げるとともに、経験談や近況を伺ったり、家族のお話を伺い、場合によっては同行する高齢者支援室職員とともに、必要な支援について情報提供したりご相談にのらせていただいたりしています。
私にとって高齢者の皆様に直接お目にかかり、生活実態やお悩みの一端をうかがうことは、人生の深みを知るとともに、市政のあり方を改めて考え直す機会ともなっています。
その語らいは、たとえ短い時間であっても、その人生の重みを実感でき、私の元気の源泉のひとつとなっています。ですから、毎月ご長寿の方とお目にかかるのが楽しみですし、私は皆様が心から「老い」を誇りとされ、相互に敬意を持てるようなまちづくりを心がけたいと思います。

【主】主催者　【人】対象・定員　【日】日時・期間　【所】場所・会場　【￥】費用（記載のないものは無料）　【物】持ち物　【申】申込方法　【問】問い合わせ　【保】保育あり