緑と水の公園都市 三鷹市
このページは広報みたかのバックナンバーです。
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広報みたか2003年6月1日8面

■映画「らくだ銀座」三鷹でオーディション

この夏、三鷹を舞台にクランクイン
商店街応援映画「らくだ銀座」
6月7日に出演者オーディション

 7月から、三鷹市内で映画の撮影がクランクインします。地域に密着した市民参加のユニークな製作・公開スタイルをとるこの映画「らくだ銀座」(監督・林弘樹)は、45年前の商店街誕生の秘密をめぐる個性豊かな店主たちの騒動を描く「商店街てんやわんやハートフルミステリー」。その出演者を地域で募集するオーディションが、6月7日(土)に開催されます。
この映画は、映画会社配給の劇場公開ではなく、商店街や公民館で開催するイベント仕立ての上映会で全国を「巡業公開」し、日本中の商店街に笑いと元気を届けようというもの。若手スタッフが集まる映画プロダクション「侍STARS」のこの企画に、三鷹商工会の観光振興事業委員会の池田健二郎委員長が共鳴したことがきっかけで、三鷹市がロケ地の一つに決定しました。
すでに、4月には予告編ショートムービーの撮影が市内16の商店会や井の頭公園、風の散歩道、国際基督教大学などで行われ、大勢の三鷹市民が出演して完成しています。
自らこの映画の三鷹エリアプロデューサーとなった池田さんは、「三鷹駅前に古くからあった書店や楽器店などが次々と消えていくなど、最近、元気の無い三鷹の商店街に、この映画をきっかけに目を向けてもらって、市民のみなさんと一緒に新しい文化をつくっていきたい」と意欲満々。撮影自体もイベント仕立てで、三鷹のまちを賑わせようとしています。応募は「とにかく出演したい!」という情熱をお持ちの方ならどなたでも。
◆オーディション
映画「らくだ銀座」製作委員会・三鷹商工会共催。6月7日(土)午前11時〜午後4時(受付は午前10時〜10時30分)、三鷹商工会館3階で。募集は少年役(小学校3〜6年生)、30〜60歳代の男女など。なお、本編のほか、三鷹商工会が今年度製作する観光ガイドビデオの出演者(助演女優を含む男優・女優数名)の審査も行います。事前応募は先着50人まで、当日応募先着10人まで。審査員は女優の斉藤こず恵さん・監督の林弘樹さんほか。参加費1人2千円。
応募方法はホームページhttp://www.samurai-stars.comからメール、または、三鷹商工会にある申込書に記入して直接申し込み。オーディション当日、全身とバストアップの写真(L判以上)・参加費・封筒と80円切手を持参する。問い合わせは同委員会Tel.03―3910―0799または三鷹商工会Tel.49―3111へ。


■市内の環境団体がヤゴ救出作戦

プールのヤゴをトンボに!
市内の環境団体がヤゴ救出作戦
防火用水として1年を通じて水が入れてあるプール。そこには多くの生き物が生息していますが、夏になる前に排水され、清掃されてしまいます…。6月7日(土)、市内の環境団体が、連雀コミュニティセンターのプールに生息するヤゴを救出し、手伝ってくれたみなさんと一緒にトンボに羽化させる作戦を実施します。作戦を企画した「みたか環境学習フォーラム」は、東京都の環境学習リーダー養成講座を受講した人たちが集まった団体です。
水泳の季節が終わり、プールの水から消毒薬が抜けると、その光る水面を頼りにトンボがやってきます。シオカラトンボや赤トンボが水面に直接産んだ卵から生まれた幼虫・ヤゴは、夏までにトンボになる一歩手前まで成長します。ところが、たいていのプールでは、ヤゴが水上に上がる木の枝などがないのでトンボに羽化できず、そのうち排水されてしまえば下水で死んでしまいます。そんな、"三鷹産"のヤゴを少しでも多くトンボにしたい、そんな気持ちではじまったのが今回のヤゴ救出作戦です。連雀コミュニティセンターの幼児用プールだけでも100匹以上のヤゴがいるそうです。
水位を低くしたプールにみんなで入り、網などで泥からヤゴをすくいます。捕まえたヤゴは家で飼います。水槽や、なければペットボトルなどに、ヤゴが羽化するための木を入れておけば、早ければ1週間くらいでトンボになります。お世話の仕方はフォーラムの人が教えてくれます。観察を記録する紙を配り、後日、結果を報告し合います。
フォーラムの代表・伊藤俊夫さんは「こうしたイベントが、身近な環境を見直すきっかけとなってくれれば」と話します。自分の家から飛び立っていくトンボの姿は、きっと感動と自然の大切さをみなさんの心に残してくれることでしょう。ご一緒にいかがですか?
▽6月7日(土)午後1時〜4時、連雀コミュニティセンター屋上幼児用プールで。汚れてもいい服、靴(サンダル類は不可)で。あれば目の粗めの網やヤゴを持ち帰る容器も。参加費200円(保険、資料代)。
▼事前に伊藤宅Tel.32―8047、井上宅Tel.0424―41―4828へ申し込む。
※保険加入のため、住所、氏名、年齢を教えてください。


■「越中おわら節」全国チャンピオン若瀬弥生さん

「おわら風の盆」で有名な富山・八尾町の「越中おわら節」。八尾町出身のお父さんに民謡を習った三鷹生まれの三鷹育ち、若瀬弥生さん(写真)が5月25日、NHKホールで開催された第16回日本民謡フェスティバル((財)日本民謡協会)でおわら節を熱唱しました。
若瀬さんは、父・進一さんの指導で5歳から兄・姉と一緒に民謡を始め、平成4年、18歳でテイチクレコード民謡大会青年の部、翌年コロムビアレコードコンクール成年の部で優勝。以後、日本郷土民謡協会春季大会総合優勝、同協会「日本の祭り」ハイライト戦優勝など受賞多数。ふだんは平日会社勤めをしながら、土曜日に浅草の民謡酒場で歌っています。
「日本民謡フェスティバル」は、毎年全国各地で行われている約200の郷土民謡大会の前年の優勝者から、厳しい審査を経て選ばれた30人が出場できるというものです。昨年、筑波山唄(茨城)、十日町小唄(新潟)、越中おわら節(富山)の3つの大会で優勝した若瀬さんは今年、「おわら節」でこの舞台に立つという長年の夢をかなえることができました。
民謡は、その土地に暮らす人々にとって、古くから大切に守り育んできたいのちともいうべき特別な存在。地元で開催される「おわら節」の大会に8年間出場した若瀬さんは、はじめのうち「"よそ者"の自分が肩身がせまかった」といいます。それでも、尊敬する師匠・父の故郷の歌には自分も思い入れがあり、「どうしても自分の歌を認めてもらいたい」という気持ちから挑戦を続けました。そのうち、主催者や地元の常連も「毎年東京から来る女の子」を覚えてくれるようになり、ついに昨年、大会で初めての県外チャンピオンに輝きました。今では地元のみなさんに「東京でもおわらを歌って」と声をかけられます。先月の「日本民謡フェスティバル」では、父の唄ばやし、兄・姉の三味線で、自分の「おわら節」を精一杯歌いました(当日の模様は、8月ごろNHK総合・BS・ラジオで放映予定)。
「これまで、ただ一生懸命練習してきたが、これからは歌に自分のカラーを出せるように磨きをかけていきたい」という若瀬さん。三鷹では毎年春・秋2回、市公会堂で三鷹市民謡連合会主催の「民謡大会」に出場し、昨年は社会教育会館で民謡教室の講師も務めてくれました。「私の地元・三鷹でも、素晴らしい日本文化・民謡をもっともっと伝えていきたい」と笑顔で語ります。


■図書館の本棚から171

「水」を感じる
東京では例年、6月は梅雨入りの月です。湿度も高くなり、雨の日も続くようになります。またこれから夏に向けて暑い日も多くなり、何かと水に触れる機会も増えてくるのではないでしょうか。
そこで今月は水や雨に関する本を紹介します。水の不思議を感じてみませんか。
◆「日本の名随筆33 水」 井上靖編 作品社
花・鳥・猫などのテーマで作家たちの随筆をまとめた「日本の名随筆」シリーズ全100冊の中の1冊で、「水」をテーマにしたもの。茶わんの湯を見る寺田寅彦、大川の水の声になつかしさを感じる芥川龍之介、雨の声をきく鏑木清方など、水に関する題で38人の随筆をまとめた本です。作家たちの水に対する感性に触れることができます。
◆「小事典 暮らしの水」 建築設備技術者協会編 講談社
おいしい水の客観的な(数値で表せる)条件は、水温が10〜15度、ミネラル成分の量が10〜100ミリグラム/リットル、溶けている炭酸ガスの量が3〜30ミリグラム/リットル、嫌な臭いがない(臭気3度以下)ことだといわれます。このように、人の暮らしに欠かせない水を、技術者の立場から科学的に書かれているのがこの本の特徴です。
◆「図解雑学 水の科学」 上田壽監修 三島勇・増満浩志著 ナツメ社
水そのものの説明から地球規模の環境問題まで、水に関する雑学集。1ページ1項目づつでまとめられており、図やイラストを交えて理解しやすいように工夫されています。水について、現在分かっている知識を総合的に提供している1冊です。
◆「雨の名前」 高橋順子文 佐藤秀明写真 小学館
「牛脊雨(ぎゅうせきう)」とは、牛の背の片方が雨で反対側には日が差しているという意味で、晴雨域をはっきり分けて降る雨のことです。このほか、「青梅雨(あおつゆ)」「暴れ梅雨(あばれつゆ)」など10種類以上の梅雨の名をはじめ、季節ごとの雨の名前が紹介されています。雨の情景を思い浮かべながら、四季の雨を味わってみませんか。
◆「東京の湧水」 平松純宏写真・文 のんぶる舎
東京は、多摩川の浸食でできたいくつもの段丘が重なる独特の地形をしており、そうした段丘や台地の崖下から豊富な水が湧き出ています。
この本では東京の湧水100カ所を選び、湧水にまつわるエピソードなどとともにカラー写真と地図で分かりやすく紹介しています。三鷹市の野川公園とホタルの里三鷹村も紹介されています。
三鷹図書館Tel.43―9151


※詳細はPDFをご覧ください。


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