緑と水の公園都市 三鷹市
このページは広報みたかのバックナンバーです。
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広報みたか2003年5月18日10面

■在宅介護支援センターをご利用ください

介護で「困ったな」と思ったらお近くの在宅介護支援センターをご利用ください
在宅介護支援センターは、在宅のねたきりなどで介護を必要とする高齢者やその介護者のみなさんの在宅介護に関する総合的な相談に応じ、ニーズに対応した各種の保健・医療・福祉サービスが総合的に受けられるように調整する窓口です。
◆サービス内容
(1)在宅介護についての相談
(2)サービス情報の提供や利用手続きの援助
(3)介護保険のサービスなどに対する苦情相談
(4)介護用品、福祉用具の展示(地域型センターや住宅改造についての相談および助言)
◆利用時間 訪問・来所相談 
午前9時〜午後5時
※電話相談は時間外でも受け付けています。
くわしくは高齢者支援室Tel.内線2622〜2624へ。


■医師会コラム「乳がんの早期発見と乳房温存術」

小さく切って大きく残そう
〜乳がんの早期発見と乳房温存術〜
乳がんは他人ごとではなくなりました。ほかのがんが横ばいから減少に転じている中、まさに右肩上がりで増え続けています。昭和40年と比べると現在は7倍以上、3万人以上の方が乳がんにかかり、毎年9千人以上の方が亡くなっています。これは学校の同級生1クラス45人にたとえると、そのうち2人が乳がんになり、2クラスのうち1人は亡くなる計算です。
乳がんは欧米諸国、とりわけ北欧の罹患率が高いのですが、動物性脂肪の摂取が多いことが乳がんの罹患率に相関があることを示しています。もともとアジア・東欧・中南米諸国では乳がんにかかる人は低率でした。罹患率の急激な上昇は、食生活の欧米化に由来するところが大きいのですが、女性の社会進出に伴う晩婚化、初産年齢の上昇なども関係があると考えられています。
乳がんが見つかるケースは、80%以上がご自分で何らかの異常を訴えてこられる方で、残りは検診などで発見されています。したがって、多くの方がしこりを自分で見つけられていることになります。乳がんにかかりやすい年齢のピークは40歳代で、ついで50歳代となっています。働き盛り世代が罹患しやすいのも、恐れられているゆえんでしょうか。しかしながら、乳がんの診断技術は近年急速に進歩し、女性の意識の向上ともあいまって早期がんの発見率が徐々に向上してきています。マンモグラフィー(乳房のX線撮影)と超音波断層撮影を併用した検診では1センチ程度の小さな乳がんも発見することができます。
乳がんの治療をする場合、どこにがんができて、どこまで広がっているかの判断が大きなポイントになりますが、MRI(磁気共鳴断層撮影)を用いると、触知可能な範囲を超えてがんが広がっていたとしても見逃しません。これは乳がんの治療成績の向上に大いに貢献しています。
乳がんは、乳腺に生じた病変で切り取ることがすべてという旧来の考え方から、近年は、乳腺に生じた全身病というとらえ方に変わってきています。すなわち、手術・放射線照射などの局所の治療と、薬物療法などの全身の治療を組み合わせて行っていく方法が主体となってきました。なぜなら、乳がんはほかのがんに比べて薬が効きやすい性質を持っているからです。
かつて、乳がんの手術法は胸の筋肉をも取り去るハルステッド法が主流でした。多くの患者さんの長期成績から、再発を恐れてのことでした。抗がん剤やホルモン療法剤の開発が進むにつれ、それらの併用によって、乳房やその周囲の組織を大きく切り取らなくても治療成績が変わらないことがわかってきました。最近はこの乳房温存術が40%以上を占めるようになっています。さらに、手術の前に抗がん剤を使ってがんを小さくさせ、少しでも温存できる範囲を広めようといった治療も行われています。また皮膚面に傷を少なくするため、内視鏡を併用した手術も一部の施設で試みられています。
現在、おおむねの目安としてがんの広がる範囲の直径が3センチ以下程度であれば温存術が可能となっています。しかしながら、一概にご本人の希望で行われるといったわけではありません。がんの組織の性質、リンパ腺への転移、ほかの臓器への転移の可能性など総合的な判断を基に手術法が選択されるべきものです。大切な乳房を失わないためには、早期発見はきわめて重要です。毎年1度は検診を受けるように心がけ、時々はご自分でしこりがないかを触ってみてください。   
(三鷹市医師会)


■家族介護者を観劇・1泊旅行にご招待

キリン福祉財団主催。寝たきりの高齢者を常時在宅介護しており、過去にこの行事に未参加の方が対象(1家族から1人)。
※集合場所までの往復交通費、代替介護費用は自己負担。
◆昼食と懇親会(東京インターコンチネンタルホテル)
Aコース=9月3日(水)午前11時から、Bコース=9月4日(木)午前11時から
◆1泊旅行
Cコース=鐘山温泉(山梨県)9月25日(木)・26日(金)、Dコース=鬼怒川温泉(栃木県)10月15日(水)・16日(木)、Eコース=下田温泉(静岡県)10月30日(木)・31日(金)
◆観劇会
Fコース=芸術座「放浪記」(森光子主演)11月14日(金)午前10時30分から、Gコース=帝国劇場「十二夜」(大地真央主演)11月20日(木)午前11時から
▼5月29日(木)までに、往復はがきに希望コース(必ず第2希望まで記入)・参加者氏名(ふりがな)・性別・年齢・住所・電話番号・寝たきりの方との関係(妻と夫、母と息子など)・介護年数と寝たきりの方の介護度、病状など記入し「〒181―8555三鷹市社会福祉協議会在宅係」へ申し込む。定員2人(定員を超えた場合は抽選)。
同会Tel.79―3505


■歯の衛生週間「愛歯のつどい」

6月21日(土) 三鷹産業プラザ
三鷹市歯科医師会では6月4日〜10日の「歯の衛生週間」にちなみ、講演会と歯科相談を実施します。ぜひ参加ください。
▽6月21日(土)、三鷹産業プラザ7階会議室で。
◆講演会「豊かな人生をたのしむために」〜歯と体のイキな関係〜(午後2時から)
歯と体の関係を理解し、これからの人生を豊かでより楽しいものにしましょう。講師は「子供のための 歯と健康づくり」、「おとなのための歯と健康づくり」などの著者で明海大学教授・同大学病院長の安井利一さん。
▼当日、直接会場へ。先着200人に記念品贈呈。くわしくは三鷹市歯科医師会Tel.45―2715へ。
◆個別歯科相談(午後1時30分〜3時)
歯周病・入れ歯・歯並びや噛み合わせなど、歯科医師会の各専門医が個別の相談に応じます。
▼当日、直接会場へ。先着50人に記念品贈呈。くわしくは総合保健センターTel.46―3254へ。


■精神保健相談

三鷹保健所 精神保健相談
専門医と保健師による個別相談。
◆一般精神保健相談=6月16日(月)、19日(木)、23日(月)。眠れない、何もしたくない、家に閉じこもりがち、人と接するのがつらいなどでお悩みの方。
◆老人保健相談=6月9日(月)。お年寄りの心の問題や行動の変化など。
◆思春期相談=6月18日(水)。思春期〜青年期の心の悩みや家族問題など。
◆アルコールミーティング=6月5日(木)、アルコールクリニック=6月24日(火)。アルコール依存症などを克服し、生活を改善するため、本人や家族がどのようにすればよいかなどを話し合います。
▽いずれも時間は午後2時〜4時。場所は武蔵野・三鷹と分かれることがありますので、必ずご確認ください。
▼事前に三鷹武蔵野保健所保健サービス課Tel.54―2161へ申し込む。相談日以外でも保健師が相談に応じます。


■夜間精神保健電話相談

平日の午後5時30分〜8時。専用電話Tel.54―2162


■保健所の土曜日サービス

毎月第1土曜日(祝日の場合は第2土曜日)に、健康相談、医療費助成申請などの各種申請受付を行っています。
◆受付時間 午前9時〜午後5時
くわしくは三鷹武蔵野保健所Tel.54―2161へ。


■障害者のためのホームページ

https://www.city.mitaka.lg.jp/syougai/index.html

サービス案内や一部の申請書についてのダウンロードサービス、メールでの相談受け付けなど。ぜひ一度ご覧ください。
※三鷹市ホームページの「障害者のためのホームページ」ボタンからもアクセスできます。
地域福祉課障害者相談係Tel.内線2656・2657 メールでの相談を受付中


■市民文芸・4月の秀歌

三鷹市芸術文化協会加盟の短歌会、俳句会の作品を順次掲載しています。
三鷹短歌会4月の秀歌
(選と評) 金田 義直

やうやくに池の水温十度となり目高の猛者は初泳ぎする  浅野 寿子
【評】目高の中にも「猛者」がいると言う発想がユニークで面白い。その目高の猛者連の初泳ぎに春の到来を感じ、心弾ませる作者の気持ちがよく出ている。「猛者」以外の目高には水温十度は、冷た過ぎるのかも知れない。
 
五円玉を出世稲荷の境内に拾ひて思ふ何の縁や      大平 光子
【評】五円はご縁に通じるところから、お賽銭での縁起物? さぞかし縁起がよいと喜んでいると思いきや「何の縁や」と考え込んでいるのだ。結句で深みのある歌になった。
 
海棠の芽ぐむ赤芽をふくらませ春告ぐる雨あたたかく降る 松村恵美子
【評】海棠の赤芽の膨らみを通して、季節感を過不足なく詠いあげている。「春告ぐる雨あたたかく降る」の抒情的な把握が一首を生かしている。
 
厚き衣一斉に捨て真綿色の辛夷の花は朝陽に眩し     神宝満智子
【評】真綿色が似合うのは布施明が唄ったシクラメンの花だけではない。白色六花弁の大花が朝日に映える辛夷の花も、まさに真綿色なのだ。初句の「厚き衣」は花弁を包んでる蕚。よく見て詠っている。
 
をりをりに見かける人と目の合ひぬ会釈交はしてすれちがひゆく 棚木 玲子
【評】行為だけが詠われているが、二人の心の内が読み取れて面白い。人はこうして知り合って行くのだろう。温かいムードが感じられて好感。
 
土産物見に行く友と別れ来て雨の寿福寺に一人詣でぬ   遠藤多満江
【評】リズミカルだが、弾み過ぎない表現が心地よい。「一人詣でぬ」の「一人」は不用。
 
散歩中うぐひすの初音聞きにけりまた聞きたくて歩を止めて待つ 大平 牧子
【評】下の句の、たどたどしい表現が、一首を味のある作品にしている。特に「また聞きたくて」の率直な表現が効いている。


※詳細はPDFをご覧ください。


【主】主催者 【人】対象・定員 【日】日時・期間 【所】場所・会場 【¥】費用(記載のないものは無料) 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保】保育あり

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