緑と水の公園都市 三鷹市
このページは広報みたかのバックナンバーです。
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広報みたか2003年4月20日8面

■安田市長 退任あいさつ

退任にあたって 市長 安田養次郎
今月29日をもって市長の任期を満了し、退任することとなりました。
3期12年の任期中に、市民のみなさんにお約束した公約もほとんどすべてを成し遂げることができて安堵しております。
振り返ると、私が市長に就任した平成3年以来、任期中は、バブル経済の崩壊を受けて、ずっと厳しい財政状況の下にありました。
しかし、試練は新たな可能性を与えてくれる――この12年間、私はそう考えて、市政の運営に取り組んできました。新たな可能性を求めて、行政改革を積極的に進め、職員定数を削減するとともに、民間との協働によって、「三鷹の森ジブリ美術館」の開館や、学校インターネットの実験事業、「SOHO CITY みたか」構想の推進、公設民営の保育園の開設など、財政支出を極力抑えながら、規制の多い日本社会の中で、いかに創意工夫に満ちた新しい施策の展開を図るかに腐心してきました。これらは、自治体経営という視点から新しい方向性を示したプロジェクトであったと自負しています。
また、一昨年には、新しい三鷹市の基本構想と第3次基本計画が確定しました。これは、市が素案を作成する前の白紙の段階から市民がプランを作成し提言を行うという、全国的にも例のない新しい形での市民参加を得て策定したものです。
その中で、自治体経営の基本的な考え方として、これからの三鷹市の方向性を示しております。行政の役割を、これまでの直接的なサービス提供から総合的なコーディネート機能を重視したあり方へと転換するとともに、地域の人材や民間活力、自然、文化などのあらゆる資源を活用し、市民・NPO・事業者との協働によるまちづくりを積極的に推進するという考え方です。
今、厳しい経済不況が続く中で、人々の中に、経済的成長を追う単一の価値観から多様な価値観へと向かい、地域社会に目を向ける動きが出てきています。こうした変化を見ると、三鷹市の未来に向けた方向性が遠からず時代にマッチし、大きく花開いて、新たな市民社会が実現されるのではないかと考えているところです。
3期12年間の任期中に、このような流れの基礎をつくることができたことに、市役所入庁以来、行政にかかわってきた者として、この上もない喜びを感じます。そして、これが、これからの市民のみなさん一人ひとりの幸せにつながっていくことを願ってやみません。
三鷹市の名誉市民である武者小路実篤さんの言葉に、「この道より我を生かす道なし この道を歩く」というものがあります。まさに私は、半世紀近くにわたって三鷹市で地方自治一筋に生きてきたわけで、今、感無量であります。
長い間の協力に、心からお礼申し上げ、三鷹市のますますの発展を祈って、退任のごあいさつといたします。


■ジブリ美術館が入館者100万人達成

連日大賑わいを見せている三鷹の森ジブリ美術館の入館者が、4月3日、平成13年10月1日の開館以来449日目で100万人に達しました。
100万人目になったのは両親と一緒に来館した名古屋市中川区の加藤千奈津ちゃん(4)と将仁ちゃん(8)の兄妹。2人には美術館の宮崎吾朗館長から「千と千尋の神隠し」のセル画や美術館オリジナルグッズが記念品として贈られました。


■グラフみたか第15号発行

特集1「地名のある風景」
特集2 島屋敷[中世・近世編]
「地名」をキーワードに三鷹をのぞいてみると…地形や人々の暮らしがよみがえってきます。
「グラフみたか」第15号では、「地名」を特集。地名を元にした中原の紹介、地名レッドデータマップのほか、中級者には地名基礎語ガイドを用意、想像力はみなさんでご用意ください。
特集2は調査が進む「島屋敷」についてです。記録がほとんどない中世の三鷹市で、あの柴田勝家の一族が住んだ「島屋敷」はちょっと異色の存在です。不明な点だらけですが、調査報告を前に再現を試みました。
このほか、「ピナツボ復興むさしのネット」やSOHO「レンズ屋」の永田信一さんを紹介しています。
グラフみたか第15号は、市役所、市政窓口、図書館、社会教育会館、コミュニティセンターなどで配布しています。
◆バックナンバーあります
「グラフみたか」のバックンバーを差し上げています。
◇特集「学校にいこう」「天文台ワールド」「MITAKA STATION」「三鷹の住宅史」「井の頭公園」「三鷹―戦後50年史」ほか
※在庫のない号もありますのでご了承ください。
▼くわしくは広報課Tel.内線2133(市役所3階)へ。


※詳細はPDFをご覧ください。


【主】主催者 【人】対象・定員 【日】日時・期間 【所】場所・会場 【¥】費用(記載のないものは無料) 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保】保育あり

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