広報みたか2003年3月2日12面
■第一小学校スーパーリニューアル市民検討会議が提案書提出
第一小学校で平成16年度から実施される校舎のスーパーリニューアルに向けて、工事内容の基本計画づくりのために昨年10月から検討を続けてきた児童、教職員、PTA、地域住民の要望・意見がまとまり、2月22日に同校体育館で全体発表会が開催されました。
「スーパーリニューアル」とは、校舎の総合的な大規模改修工事のことで、約10億円の工事費をかけ、3年間にわたる工事で、(1)耐震補強および地域防災の拠点化、(2)魅力的な教育環境の創造、(3)緑と水の公園都市としての拠点化を目指して、現在の校舎をまったく新しい姿に生まれ変わらせようというプロジェクトです。この方式では、校舎で授業を続けながら夏休みなどを使って工事を行うため、仮校舎の建設や移転もなく、経費を節約して予算を効率的に使うことができます。
市民検討会議には、PTA、同窓会などの学校関係者をはじめ、地域団体、近隣市民などが参加。8回にわたる会議や視察、アンケートの実施などにより検討を続けてきました。耐震補強の方法、バリアフリー化、空調設備、IT化、緑化など、さまざまな項目が話し合われました。また、一小の子どもたちは「こんな学校にしたい」という思いや願いを絵や文章で表現し、教職員・PTAもそれぞれに意見・提案をまとめました。
全体発表会では、それぞれが提案を発表し、A4判74ページにまとめられた冊子「提案集」を、同会議代表の高麗和夫さんが岡田行雄教育長に手渡しました。
平成15年度からは、これらの提案を盛り込んだ総合的な大規模改修工事の実施設計を行い、16年度〜18年度に工事を実施する予定です。
なお、市では一小に続き、同様のスーパーリニューアルを第二小学校でも予定しています。
■「広報みたか」の配布方法が変わります
4月からシルバー人材センターが各戸にお届け
本紙「広報みたか」は、これまで新聞折り込みによって配布してきましたが、4月から、社団法人シルバー人材センターの会員が直接、各戸のポストにお届けすることになりました。
新聞折り込みによる配布は、実際に全世帯に配布する場合より約3千部ほど少なく、これまでは、こうした新聞を購読していない世帯などのために、公共施設や配布協力店、公衆浴場などに配布補完場所を設け、郵送するなどの方法をとってきました。
4月からの配布方法の変更によって、市内のすべてのご家庭に確実に「広報みたか」がお届けできるようになります。
なお、配布は、発行日(第1・第3日曜日)の2日前の金曜日から
発行日当日の正午までの間に行うことになります。
広報課Tel.内線2133
■今学校で
第二小学校の1年生が新1年生を迎えて
「学校のことを知らせる会」
2月17・20・21日の3日間、第二小学校の1年生が、4月から小学校に入学する幼稚園や保育園の子どもたちを招いて「学校のことを知らせる会」を行いました。この行事は、自分の成長に気付くことを狙いとした生活科の授業の一環でもあります。
招待された子どもたちは、野崎保育園、木の実保育園、鶏鳴幼稚園、みずほ幼稚園、双葉幼稚園、若葉幼稚園などの園児・総勢225人。二小では数年前から、隣接する野崎保育園とはこうした交流を行ってきましたが、ほかの保育園や幼稚園の父兄からも「ぜひうちの園でも」という声があがり、参加する園が増えてきているそうです。
1年生がクラスごとにグループに分かれて準備したプログラムは、クイズ、人形劇、縄跳び、鍵盤ハーモニカ、詩の音読、ゲームなど。クイズ班や人形劇班では、「二小は何歳でしょう」「二小の児童は何人でしょう」などの質問や、「5分休みにはトイレに行くんだよ」「給食はとってもおいしいよ」など劇のセリフを通して学校や学校生活を紹介し、縄跳びなどの発表では、「1年でこんなに上手になった」ことを披露します。
体育座りで熱心に見ていた園児たちは、二小が110年もの歴史をもつことを知ってびっくりしたり、縄跳びの二重飛びや鍵盤ハーモニカの合奏に感心したり、面白い詩に、けらけらと笑い声をあげたり。最後のゲームでは1年生と一緒に教室いっぱいに走りまわり、大喜び。お別れには手作りのペンダントをかけてもらい、お兄さん・お姉さんが手をつないで昇降口まで送ってくれました。
第六小学校で6年生の卒業を祝う「餅つき大会」
2月22日、第六小学校で6年生の卒業を祝う餅つき大会が行われました。地域の青少対が主催し、今年で36回目を迎えたこの餅つきは、教員、保護者、地域の人たちが大勢参加し、6年生の門出を祝う六小の伝統行事です。今年から完全学校週5日制のため休日の開催となり、出席率が心配されていましたが、ほとんどの子どもが参加しました。
子どもたちは、郷土芸能「新川囃子」の舞台を鑑賞した後、昨年から総合学習の時間のゲストティーチャーとしておなじみの「米博士」松井和夫さんによるお米の話や、青少対委員のみなさんの餅つき実演の後、いよいよ3人1組で餅つきを開始。はじめはおっかなびっくりで、杵を上げるとき餅がくっついたりして苦労している様子でしたが、だんだん息が合い、大きな掛け声に合わせて、約1時間かけて60キロのもち米をつき上げました。つき上がったお餅はちぎって、きなこやほうれん草、大根とあえていただきます。霜や雪でうま味・甘味が増したホウレンソウや大根は、地元農家・田中権重郎さんの畑でとれたてのもの。たくさん食べたくて、餅をわざと大きくちぎる子もいたようです。
楽しかった餅つき大会は、つきたてのお餅の味と一緒に、子どもたちそれぞれの小学校生活の思い出の1ページとして残ることでしょう。
「思いきりつけて気持ち良かった」
■図書館の本棚から
「四季と天気」
3月は、「啓蟄」(蟄虫、冬ごもりの虫がはい出る意)、「彼岸」、「春分」など季節の変わり目となる時期ですが、同時に天気(気候)の変わる時期でもあります。
日本は四季の変化がはっきりしている国であり、日本人は挨拶も天気の話題から入るように気象への関心は高いのですが、意外に間違った知識をもっている場合があります。
今月は天気や季節の変化が及ぼす影響や気象に関する本を紹介します。
◆「そこが知りたい! 気象の不思議」 村山貢司著 かんき出版
日本の四季の変化とその時々の季節現象はどうして起きるのでしょうか?
さまざまな気象現象がどのような仕組みで起きているのか、それに伴って自然や私たちの生活がどのような影響を受けているのかなどの疑問や、その時々の季節の楽しみ方と気象や自然の知識、台風などの気象災害に備える方法を分かりやすく解説しています。
この本を読めば、天気予報がより身近でわかりやすいものになるかもしれません。
◆「季節の366日話題事典」 倉嶋厚著 東京堂出版
自然から離れがちな都市では天気や季節の会話は昔に比べると少なくなったように思います。
1月1日から12月31日まで1年366日の毎日に、その季節にふさわしい話題をとりあげて季節の移り変わりを俳句、和歌、格言、ことわざなどを交えて解説。
日本の季節を語るときに欠かせない、「二十四(節)気」にその時々の気候の話題を添えた物語付きです。
◆「日本列島四季ごよみ」 中村次郎著 集英社
NHKの天気予報で長年お茶の間に親しまれてきた著者が日本人の生活様式、風習、伝承、ことわざなどとお天気の関係を四季(四つ)の章に分けて、軽妙な語り口で語る歳時記風のエッセー。
◆「天気を味方にして健康をつくる本」 石川勝敏著 中経出版
気象や気候が健康に影響することは古くから知られていますが、実は命に関わるほど重大な影響を人体に与えているのです。
気象・気候の特性を知り、毎日の気象情報の見方を変えて、新しい生活管理法として活用してみてはいかがですか?
◆「お金が空から降ってくる」 森田正光 荻原博子共著 小学館
天気とお金。全く関係ないように思われますが、どちらも「正確な予想が必要」という点で共通しています。
また、日常生活と天気は、切っても切れない関係にあります。お天気は、昔から人々の生活を左右し、今でも暮らしに大きな影響を与え、また先々の経済活動にも大きな影響を与えます。
天気と経済というのは密接なつながりがあり、天気予報をうまく利用することによって、生活の上でも便利になったり得をしたりする事がたくさんあります。そうした暮らしの技術も紹介されている「お天気経済学」です。
三鷹図書館Tel.43―9151
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