広報みたか2003年1月1日1面
■三鷹の森ジブリ美術館新企画展紹介
一昨年10月、井の頭公園西園にオープンした「三鷹の森ジブリ美術館」（宮崎駿監督企画・プロデュース）では、現在、新作アニメーション「めいとこねこバス」や、新しい企画展示「天空の城ラピュタと空想科学の機械達展」が公開されています。
◆チケット購入方法
完全予約制。毎月10日、翌月１カ月分をコンビニエンスストア「ローソン」の店舗またはローソンチケットTel.0570―00―0034（初日）・Tel.0570―00―0403（２日目以降予約のみ）で販売します。
◇入場時間
（１）午前10時・（２）正午・（３）午後２時・（４）午後４時（午後６時閉館）。
◇休館日
火曜日と年末年始（12月26日〜１月２日）
◇入場料金
大人・大学生1,000円、高校・中学生700円、小学生400円、幼児（４歳以上）100円
◆市民特別枠があります
市民のみなさんを対象に、毎月土・日曜日・祝日の正午入場分50枚・午後４時入場分50枚を一般とは別枠で販売しています。
▼「〒181―8525下連雀３―38―４株まちづくり三鷹」へ往復はがきで申し込む（合計４枚まで）。現在、３月分を１月14日(火)（必着）まで受付中です。くわしくは株まちづくり三鷹Tel.40―9669へ。
▲ジブリ美術館が自主開発した初級オーニソプター（※）「アルシオーネ」の実物大模型（全長約3.5メートル、全幅約5.5メートル）。体重35キログラムのパイロットを乗せて１時間の飛行を可能にすることをイメージして制作されました。いつの日か、展示室を抜け出して大空を舞う日が来るかもしれません…。
※オーニソプター：翼や羽根をはばたかせて飛ぶ飛行機
クラスメイトと一緒にジブリ美術館へ
今年度から社会科見学の一環として、市立小学校の３年生全員が美術館を見学することになりました。おともだちと一緒に大好きなジブリ美術館を探検できて、みんな大喜び。小さいみんなも、３年生になるまで待っていようね。
三鷹の森ジブリ美術館
（三鷹市立アニメーション美術館）
下連雀１―１―83
Tel.0570―055777（ご案内ダイヤル）
http://www.ghibli-museum.jp/
■市長挨拶
あすのまちともにつくる未来
三鷹市長 安田養次郎
新年おめでとうございます。
市民のみなさんは、三鷹市が昨年、たくさんの栄誉を受けたことをご存じでしょうか。
まず、１月には、市の基本構想・基本計画策定のために行われた「みたか市民プラン21会議」のみなさんと市のコラボレーションに対して日本計画行政学会「計画賞」優秀賞が贈られました。
５月には、雑誌「日経パソコン」誌の「ｅ都市ランキング２００２」で全国１位になり、９月には日本経済新聞社と日本産業消費研究所の調査で、三鷹市が「行政改革度」で全国第１位、「サービス度」で２位との発表がありました。10月には情報化の促進への貢献によって総務大臣表彰を受けています。
年末には、「丸池の里わくわく村」と市に住民参加のまちづくり部門の総務大臣表彰、さらに日本工業新聞社主催の第２回電子自治体大賞市・区部門優秀賞受賞の知らせが飛び込みました。
こうした賞やランキングはすべて、市民のみなさんとの協働の結果に対して与えられたものです。三鷹市に優れている点があるとすれば、それはまず、市民が素晴らしいということでしょう。行政からの一方的な施策として事業を進めても、こうした評価は得られません。そういう意味で、市民のみなさんに一緒に喜んでいただき、これからの、ともに進めるまちづくりの励みとしていただければと思います。
今、三鷹のまちが、新しい活気に満ちているように感じるのは、私だけではないと思います。
１９７０年代から始まったコミュニティ活動、それに続く公園や学校のプランづくりワークショップ、「みたか市民プラン21会議」など、三鷹市民と市の協働は長い歴史と経験を持っています。もともと地域に骨おしみをしない、ボランタリーな活動を行う人々がそろっていました。そして今、子育て、教育、芸術文化、環境、まちづくりなど、あらゆる分野で市民活動の新しい動きがみられ、ＮＰＯなどが盛んに誕生しています。
そればかりではなく、それらの活動が横につながり、刺激を受け合って展開しつつあるのは、インターネットという情報発信・コミュニケーション手段を市民が手に入れたことが大きいのではないでしょうか。今、「あすのまち・三鷹」プロジェクトの実践を市民のみなさん、大学、企業の方々とともに始めていますが、市民がＩＴをこれほどまちづくりの道具として使いこなし、あらゆる年代の人々が地域に面白さ、楽しさを発見しているところは他にないと思います。
日本はまだ、経済不況から抜け出せずにいますが、これは、ある意味では新しい時代に向けた調整局面なのかもしれません。生活の質の豊かさとは何か、人間を幸福にする社会とはどんなものなのか―その「あすのまち」を、市民のみなさんとともに考えていきたいと思います。
【主】主催者 【人】対象・定員 【日】日時・期間 【所】場所・会場 【￥】費用（記載のないものは無料） 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保】保育あり
