広報みたか2002年12月1日3面
■市の財政事情・平成１４年度上半期の財政状況
平成14年度は、前年、市民参加の成果を踏まえて策定した「新基本構想」および「第３次基本計画」に基づき、「高環境・高福祉のまちづくり」に向けて諸施策を推進するとともに、「三鷹市行財政システム改革大綱」および「同実施方策」に基づき行財政改革に積極的に取り組んでいます。
（表の数値は平成14年９月30日現在）
平成14年度上半期の主な実施事業
●三鷹市をステージとして、ＩＴ（情報通信技術）を中心とした「先導的モデル事業」や「実証実験」を行う「あすのまち・三鷹」プロジェクトに着手
●ＥＳＣＯ（省エネ施設改善）事業のＰＦＩによる民間資金などの活用についての準備調査に着手
●株式会社まちづくり三鷹が行う三鷹産業プラザ（第２期棟）整備事業について、追加出資を実施
●新福祉総合計画（仮称）を策定中
●中央通りタウンプラザ内に子育て支援施設を開設
●病気回復期にある保育園児等の一時預かりを行う病後児保育事業を開始
●基幹型在宅介護支援センターを健康福祉部内に設置
●バリアフリー事業として、市道第135号線（天神山通り）歩道整備事業に着手
●緑と水のマスタープランとなる緑と水の基本計画の策定に着手
●小・中学校11校において、学校図書館の地域開放を拡充して実施
●図書館では、貸出図書に対して、インターネットを通じて予約できるシステムを導入
●温水プールに改修された第五中学校プールの開放を実施
●合流式下水道改善計画の策定に向けた実態調査に着手
市有財産の概況
（平成14年9月30日現在）
●土地 742,105.35㎡
●建物 293,787.43㎡
●基金 83億9,023万円
●車両 118台
■市の財政事情・平成１３年度の財務諸表を作成
【バランスシート（普通会計・市全体・連結）・行政コスト計算書】
平成13年度の財務諸表を作成しました
三鷹市の資産合計（連結後）は2,599億5,000万円
市の財政状況をより包括的にとらえ、市政の透明性の確保と説明責任を果たすため、普通会計のバランスシートと市の全特別会計を加えた「市全体のバランスシート（総務省基準）」および市独自のものとして、土地開発公社などの出資団体を加えた「連結バランスシート」を作成しました。また、企業会計においてバランスシートと対を成す損益計算書の自治体版として「行政コスト計算書（総務省基準）」を作成し、より多面的な財政分析を行いました。
財政課Tel.内線2125
バランスシート （普通会計・市全体・連結）
従来の単年度の決算書では表せなかった、これまでに建設された施設や購入した土地、そのほか借入金などの財務情報を、その資金の使途（資産）と資金の調達方法（負債および正味資産）の両面からとらえた報告書がバランスシートです。
普通会計（全国共通の会計決算基準。平成13年度は一般会計〈介護サービスに係る経費を除く〉と再開発事業特別会計）のバランスシートに４つの特別会計と上水道事業会計、それから普通会計から除かれた介護サービス事業勘定を加えたものが市全体バランスシートです。
三鷹市全体でみると、普通会計では表れなかった上水道と下水道のインフラ資産が総資産の10％程度を占め、普通会計と市全体・連結バランスシートの数値比較表からもわかるように、これらインフラ資産の建設に、普通会計以上に地方債を活用した資金調達が行われるため、資産の倍率が１・16倍であるのに比べ、負債が１・29倍となり、負債の増加率が資産の増加率を上回っていることがわかります。
市全体のバランスシートに地方自治法上、市が予算の執行に関する調査権などを有する外郭団体（土地開発公社および市が資本金等の２分の１以上を出資している法人、株式会社など）を加えたものが連結バランスシートです。広い意味で市全体の財政状況を表したものとなっています。
連結後の資産は２５９９億５０００万円で、負債が９９６億６０００万円、正味資産が１６０２億９０００万円となっています。
行政コスト計算書
バランスシートが一定時点の資産、負債などの状況を表示する報告書であるのに対し、行政コスト計算書では、当該年度に実施された資産形成につながらない行政活動（人的サービスや給付サービスなど）にかかる費用（コスト）を表示しています。
特徴的なこととして、バランスシートの有形固定資産の割合が低い民生費・衛生費などが、行政コストの面からみると生活保護費やごみ収集委託などの人的・給付サービスの比重が大きいことから、高い割合を示しています。
【主】主催者 【人】対象・定員 【日】日時・期間 【所】場所・会場 【￥】費用（記載のないものは無料） 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保】保育あり
