緑と水の公園都市 三鷹市
このページは広報みたかのバックナンバーです。
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広報みたか2002年12月1日12面

■“音楽の遊牧民”が奏でる一味違ったクリスマスコンサートはいかが?

日本の現代音楽界をリードするギタリストで指揮者の佐藤紀雄さん(井の頭在住)率いる「アンサンブル・ノマド」が、芸術文化センター「ウィークエンド・マチネ・シリーズ」に初登場。メシアンの作品を中心に、「フランス風味のクリスマスコンサート」をお届けします。
「アンサンブル・ノマド」は、国内外で現代作品の演奏や指揮を中心に活動する佐藤さんが97年、それまでに出会った気鋭の演奏家仲間を集めて結成したグループ。ノマド(NOMADO=遊牧)の名のとおり、20世紀の各国の音楽を、伝統的流れを汲むものから現代音楽までジャンルの境界を越えて自在に取り上げます。斬新なアイディアで常に新しい試みを続けるこのアンサンブルは、音楽家・批評家からも高い支持を得ています。「小学生からギターを始め、中学ではブラスバンド部ですべての楽器を体験し、あらゆる曲を自由に演奏したり編曲したりしていました。多様な音楽と、その背景にあるものに対する尽きない好奇心は今もそのままです」と、佐藤さんは親しみやすい笑顔で語ります。
佐藤さんが今回、地元・三鷹市芸術文化センターでのコンサートのために考えてくださったプログラムは、今年没後10年を迎えるフランスの巨匠・メシアンを中心にしたラインナップ。敬虔なカトリック信者であったメシアンの作品には、聖書のことばや聖母マリアとイエス・キリストをテーマにしたものが多く、今回は「ヨハネの黙示録」を音楽で描写したとされる「世の終わりのための四重奏曲」や、「みどり児イエスに注ぐ聖母のまなざし」などの代表作を取り上げます。また、後半には雰囲気を一転して、プーランク、ラベルの華やかなフランス印象派作品や、カタロニア(バルセロナ)地方のクリスマス・キャロル「鳥の歌」(モンポウ)、メシアンに深い影響を受けたといわれる世界的な日本人作曲家・武満徹の作品といった、「ノマド」オリジナルの「クリスマスコンサート」の構成になっています。曲にまつわるエピソードなどの解説の中で当日飛び出す佐藤さんのギター演奏もお楽しみです。
今年は、他ではちょっと聴けないクリスマスコンサートで、ご一緒に新しい音楽の楽しみを発見してみませんか。

▽12月22日(日)午後2時開演、芸術文化センター風のホールで。出演は佐藤紀雄(ギターとお話)・山根孝司(クラリネット)・野口千代光(バイオリン)・菊地知也(チェロ)・稲垣聡/中川賢一(ピアノ)。チケット一般2千500円、学生1千300円、交流パーティ(要予約・40人まで)3千円。託児(要予約・1歳半〜未就学児10人まで)500円。
(財)三鷹市芸術文化振興財団Tel.47―5122


■本はともだち「クリスマスの本」

クリスマスの本

 今年もクリスマスの季節がやってきました。図書館の本棚にも、この時期は、たくさんのクリスマスの本が並びます。その中から、おすすめの5冊を紹介します。
◆「サンタクロースのそりにのって」 
松岡節作 広野多珂子絵 ひかりのくに
今日はクリスマスイブだというのに、サミエルは元気がありません。大好きなりんごの木が嵐で倒れてしまったからです。しょんぼりしていたサミエルは、サンタクロースに「りんごの木を持ってきてください」と手紙を書きました。サミエルが手紙をきりかぶに入れようとすると、奥の方からしゃんしゃんと鈴の音が聞こえてきました。
◆「クリスマス事典」 国際機関日本サンタピア委員会監修 あすなろ書房
「クリスマスって、なあに?」「どうしてサンタクロースは赤い服を着てるの?」など、子どもたちの疑問に対し、写真や絵を使ってやさしく答えてくれる本です。巻末には用語解説もあり、知っていそうで知らなかったクリスマスを、改めて知ることができます。
◆「ボーボだいすき」 わたりむつこ作 ましませつこ絵 PHP研究所
サンタさんの手伝いをして暮らしている、しろくまのボーボは、サンタさんがひと休みしている間に、空をすべることができる不思議な靴を借りることにしました。ボーボが雪を蹴り、風をきってどんどんすべっていくと、どこからか「うおーん」という泣き声が聞こえてきます。その声につられたボーボは、保育園の庭に降り立ちました。
◆「いそがしいクリスマス」 マージョリー・W・シャーマット/クレイグ・シャーマット作 神宮輝夫/内藤貴子訳 大日本図書
アニーが飼っている犬のファングは、毎年、クリスマスの2週間前になると、ママからカードをもらいます。ところが、あと1週間でクリスマスだというのに、今年はまだカードが届きません。アニーからカード探しを依頼された名探偵ネートは、まず、アニーの家の郵便受けを調べてみることにしました。
◆「クリスマス人形のねがい」 ルーマー・ゴッデン作 バーバラ・クーニー絵 掛川恭子訳 岩波書店
ブロッサムさんのお店では、たくさんの人形たちが、買ってもらえるのを待っています。赤いドレスに身を包んだクリスマスカラーの人形ホリーも、自分だけの「クリスマスの子ども」に出会えることを願っていました。
さて、とある町はずれに身寄りのないアイビーという女の子がいました。クリスマスになっても帰る家のないアイビーは、どこかに自分を迎えてくれる、おばあちゃんの家があるはずだと信じて、雪の町をさまよい歩くうちに、店先に並ぶホリーと出会いました。その時、ホリーもアイビーも、そろって願い事をしたのです。
三鷹図書館Tel.43―9151


■アダプト・プログラムシンポジウムに三鷹市民ボランティアが参加

新しいまち美化システムを考える全国シンポジウムに
三鷹の市民ボランティアが出席

 三鷹市でも昨年から始まった「アダプト(養子縁組み)・プログラム」は、ボランティア団体が地元の道路や公園などを「養子」に見立て、愛情をもって清掃・管理などにあたり、自治体はそうした団体に用具の支給や災害補償保険適用などの支援を行うもの。
11月15日、品川プリンスホテルで行われた「アダプト・プログラム・シンポジウム2002」(社団法人食品容器環境美化協会主催)に、上連雀五丁目・曙さくら通りで地元のみなさんと清掃ボランティアをしている小宮雅夫さんがパネリストとして出席しました、諏訪湖岸の環境美化に向けて周辺自治体や企業を巻き込んで広域的に取り組む長野県ほか先進地の行政担当者や、環境NPO団体、環境デザイナーという専門家の中で、小宮さんは唯一ボランティア市民としての参加でした。
すてきな桜並木が続く曙さくら通りは、共同井戸のあった土地に住民自ら桜を植え、手作りの「桜まつり」を23年間続けてきた地域。「自分たちの道」への愛着から、市がアダプト・プログラムを導入するずっと以前から町会ぐるみで清掃活動を続けてきました。「日ごろの清掃活動は地域のコミュニティづくりにも欠かせない。今後、市民・行政が一体となってプログラムの輪を大きく広げていけたら」と小宮さんは語りました。
◆里親募集中
継続的に(1)道路・(2)公園・緑地の清掃活動を行う5人以上のボランティア団体に、ほうき・ちりとり・軍手・ごみ袋などを支給。登録者はけがなどに備えて「三鷹市市民活動災害補償保険」を適用します。
(1)については道路整備課Tel.内線2844・(2)については緑と公園課Tel.内線2835へお問い合わせください。


■第1回子育て・まちづくりフォーラム「子どもたちがいる風景inみたか」

市内の子育て関連グループが集合
第1回子育て・まちづくりフォーラム 「子どもたちがいる風景inみたか」

 三鷹のまちで、子育てや遊び場づくりなどの活動をしている市民グループが集まって、「子ども」「子育て」という視点からまちづくりを一緒に考えようという集いが開催されます。
「子どもたちがいる風景inみたか」と題し、東京大学教育学部教授で、毎日新聞に『おーい、父親』を連載中の汐見稔幸さんの講演を中心に、会場とのディスカッション、手作りのお茶会などが予定されています。
企画したのは、牟礼四丁目で小中学生や大人向けにシュタイナー教育の活動を行っているNPO法人「東京シュタイナーシューレ」と、第三中学校地域交流棟を拠点にさまざまなイベントを企画し、世代を超えた地域のネットワークづくりをめざす「三中地域・交流会」。
これに、三鷹を中心に活動している「NPO文化学習協同ネットワーク」「子ども文化NPO M・A・T」「自主保育グループちっちゃちっちゃ園」「自然育児友の会吉祥寺/編集部」「すぺーす・はちのこ」「本当に生きていく力を持つ子どもを育てる会」「三鷹遊び場計画」などが協力、当日は各グループの活動も紹介されます。
「これまでほとんど何のつながりのなかったグループなのに、打てば響くという感じで集まってくれて、この三鷹という地域ならば、きっと新しい子育てのコミュニティができるに違いないと実感しました」と東京シュタイナーシューレの佐々恵子さん。三中地域・交流会の矢ヶ部里子さんも「いつか、"あの日が始まりだったね"と言えるような出会いの場にしたい」と、これからの広がりに期待しています。未来への扉を開く子どもたちと、どんな風景をつくっていかれるか、思い描いてみませんか。
▽12月7日(土)午前9時30分〜午後0時30分、第三中学校地域交流棟会議室で。
▼当日、直接会場へ。
矢ヶ部(やかべ宅)Tel.・Fax.43―9309・東京シュタイナーシューレ(月〜金曜日午前10時〜午後3時)Tel.・Fax.41―0506


■「いま、三鷹のまちは〜その後の市民プラン21」

パネルディスカッション 「いま、三鷹のまちは〜その後の市民プラン21」
12月7日(土)三鷹産業プラザで

 市の作成する基本構想・第3次基本計画策定に、市民が市とパートナーシップ協定を結び、素案づくりから参加した「市民プラン21」がその役割を終了し、解散して1年が過ぎようとしています。その間、提言に基づいた活動がさまざまなかたちで受け継がれ、新たなメンバーも加わり、自主グループ活動として行われています。一方、市では計画の実現に向けた具体的な取り組みが始まっています。
今回は、「市民プラン21」の元メンバー有志による主催で、現在、市が行っている「三鷹市まちづくり研究所」や「あすのまち・三鷹」の進捗状況、最重点プロジェクトの今後の展開などについて、元メンバーと市からの報告があります。また、市民が自主活動として行っている「ファースト・ステップみたか」「地域通貨みたか会議」「自治基本条例をつくるみたか市民の会」それぞれの報告をいただきながら、三鷹のまちづくりについて話し合います。どなたでも参加できます。一緒に三鷹のまちづくりについて考えてみませんか。
▽12月7日(土)午後1時30分〜4時、三鷹産業プラザ7階で。パネルディスカッションの最後に、今後の会の運営について話し合います。終了後5時30分まで懇親会(参加費1,000円)。
▼当日、直接会場へ。
くわしくは正満宅Tel.・Fax.49―5419・内藤宅Fax.42―5861へ。


※詳細はPDFをご覧ください。


【主】主催者 【人】対象・定員 【日】日時・期間 【所】場所・会場 【¥】費用(記載のないものは無料) 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保】保育あり

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開庁時間:月曜〜金曜日の午前8時30分〜午後5時(祝日、12月29日〜1月3日を除く)