広報みたか2002年12月1日1面
■バリアフリーのまちづくり推進協議会が市に提言
すべての人にやさしいまちの実現に向けて
バリアフリーのまちづくり推進協議会が市に提言
「三鷹市バリアフリーのまちづくり推進協議会」（会長・佐藤克志日本女子大助教授）が10月29日、市内道路の段差の改善などバリアフリーの推進に向けた提言書を安田市長に提出しました（写真）。
同協議会では、市が策定する「三鷹市バリアフリーの基本構想」についての調査・検討を進めていますが、今回の提言は、来年３月に予定している基本構想への提言書提出の前に、すぐにでも整備・改善できることやしなければならないことについて、市が早急に関係機関と協議・調整することなどを求める緊急提言です。
同協議会は、学識経験者、鉄道・バス・タクシー事業者、商工関係者、障害者・高齢者の各団体、住民協議会、東京都、三鷹警察署、公募市民、市職員の総数29人がメンバー。平成13年度に市民１千300人を対象にアンケート調査を行い、三鷹駅・井の頭公園駅・三鷹台駅の３駅周辺を「重点整備地区」、連雀通り・吉祥寺通り・人見街道の３路線を「重点整備路線」の候補として選定し、今年６月〜８月、高齢者や障害者など延べ約200人の市民ボランティアの参加を得て、駅や道路、公共施設などの点検調査を実施しました。
この調査の結果、道路をはじめ鉄道・バスなどの公共交通機関や日常生活に欠かせない店舗、教育・福祉施設などの施設やその周辺において、特に高齢者や障害者、幼児などにとってさまざまな障害となるものが数多く存在することが浮き彫りとなりました。
提言は、「道路のバリアフリー化」、「交通機関のバリアフリー化」、「公共・公益施設のバリアフリー化」、「バリアフリーの啓発活動」の４項目に分かれており、内容は次のとおりです。
◆道路管理者等による道路のバリアフリー化について
（１）歩道の整備・改善、（２）誘導ブロックの点検、（３）歩道上の放置自転車・違法駐車対策、（４）自転車の運転マナー、（５）商品等の歩道上へのはみ出し防止、（６）植込みの剪定、（７）信号機の改善、（８）横断歩道の設置、（９）サインの整備
◆交通事業者等による交通機関のバリアフリー化について
（１）バリアフリー化計画の策定、（２）券売機等の改善、（３）エレベーターまでの案内表示の設置、（４）エスカレーターや階段昇降機の車椅子利用における対応、（５）踏切取付部の改善
◆施設管理者による公共施設・公益施設のバリアフリー化について
（１）公共施設のバリアフリー化の推進、（２）トイレの改善、（３）公園・緑道等の改善
◆行政・市民・事業者等によるバリアフリーの啓発活動について
（１）バリアフリーの啓発活動の推進、（２）地域ぐるみのバリアフリーの取り組み
市では今回の提言を受け、できるところから早急に対応し、予算措置が必要なものは来年度予算に反映する方向でバリアフリーの推進を図っていきます。
都市計画課Tel.内線２８１１
■男女平等行動計画(仮称)策定市民会議が提言書を提出
11月20日、三鷹市男女平等行動計画（仮称）策定市民会議の座長・中島通子弁護士および副座長・大門由起子さんから、「三鷹市男女平等行動計画（仮称）策定に向けた提言書」が安田市長に手渡されました（写真）。
同市民会議は、学識者４人、三鷹市女性問題懇談会推薦３人、公募市民６人、市内事業者推薦２人で構成され、今年６月から７回に及ぶ市民会議を開催して、行動計画に盛り込む内容を検討してきました。市では、一般市民から寄せられた意見とあわせ、この提言書の内容を尊重して、「三鷹市男女平等行動計画（仮称）」を策定します。
◆提言書の特徴
●市の施策・事業に関するほか、「市民が市と協働して担う役割」に関する提言も含み、市民レベルでの積極的取り組みを重視。
●女性対象の施策ではなく、男女とも性別にかかわりなく、その個性と能力を発揮することができる社会づくりを目標にする。
●第３次三鷹市基本計画にうたわれた条例制定について、市民が積極的に関わるかたちで制定するよう提言。
企画経営室Tel.内線2115
■年末のごみはお早めに
年末は、各家庭から粗大ごみなどを含め多量のごみが一時期に集中して出されるため収集作業や処理施設に大きな負担がかかります。収集の最終日に集中しないように、お早めに出すようご協力をお願いします。
※燃やせるごみ 火・金曜日地区では、年始１月４日(土)に臨時収集します。
ごみ対策課Tel.内線２５３３〜２５３５
粗大ごみの年内収集は12月13日(金)受付分まで
※年明けは１月６日(月)から収集
◆申込先
粗大ごみ受付センターTel.47─5184
【主】主催者 【人】対象・定員 【日】日時・期間 【所】場所・会場 【￥】費用（記載のないものは無料） 【物】持ち物 【申】申込方法 【問】問い合わせ 【保】保育あり
